ニュルブルクリンク耐久レースに「PROXES」装着車両で参戦 TOYOTA GAZOO Racingドライバーを起用
また、本年より「TOYOTA GAZOO Racing(以下、TGR)」の若手ドライバーを起用し、レース活動を通じたモノづくり・ヒトづくりをTGRドライバーと連携して進めてまいりますのでお知らせいたします。
※1 正式名称:Nürburgring Langstrecken Serie/※2 正式名称:The ADAC RAVENOL 24h Nürburgring
※3 ニュルブルクリンクで数々の入賞実績を持つレーシングチーム「Ring Racing」と当社が協働するレースチーム
NLSおよびニュル24時間は、世界でも有数の過酷な耐久レースとして知られています。本レースの舞台となるニュルブルクリンクは、ラインラント=プファルツ州(ドイツ)のニュルブルクに位置し、約5kmのGPコースと約20kmの北コース(ノルドシュライフェ)から構成される全長約25kmのサーキットです。特に北コースは300mもの標高差や170ヵ所以上のコーナーなど過酷な条件を備えていることから、ラップタイムが車両の性能を測るひとつの指標になり、多くの自動車メーカーやタイヤメーカーが製品の性能を追求する場として活用しています。NLSは、ニュル24時間に参戦するドライバーがコースの習熟や実戦テストなどを目的として出場し、ニュル24時間の前哨戦の役割を果たすものです。
当社は、2020年より継続して、NLSおよびニュル24時間に挑戦してきました。本年はさらにアップデートされた専用レースタイヤ「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」を装着し、SP8Tクラス※4、SP-PROクラス※5、SP10クラス※6より出場します。
※4 排気量2,500cc以上4,000cc以下の市販車両(ターボ付)が出場するクラス(参戦車両:TOYOTA GR Supra GT4 EVO)
※5 排気量3,000cc以上の車両が出場するクラス。全クラスのなかで最も改造範囲が広い(参戦車両:Porsche 911 GT3 Cup)
※6 グループGT4カテゴリに該当する車両が出場するクラス(参戦車両:TOYOTA GR Supra GT4 EVO)
本年より参戦するSP8Tクラスでは、TGRドライバー4選手を当社チームにて起用します。レース活動を通じて得られた知見を当社タイヤ開発にフィードバックするとともに、若手TGRドライバーの育成をサポートしてまいります。
また、昨年のNLSでSP10クラス年間チャンピオンを獲得した当社チームの3選手※7が、総合上位をめざして上級グレードのSP-PROクラスより参戦します。SP10クラスでは、PROXESブランドアンバサダーである木下隆之選手を引き続きドライバーとして起用し、ニュル24時間でのクラス優勝をめざします。
※7 Andreas Gülden(アンドレアス・ギュルデン)選手、Tim Sandtler(ティム・サンドラー)選手、Marc Hennerici(マルク・ヘネリッチ)選手
なお、SP-PROクラス参戦用の「PROXES Slicks(ニュルブルクリンクスペック)」では、重量全体のうち33%にサステナブル素材※8を使用しています。
※8 バイオマス由来スチレンブタジエンゴムおよびブタジエンゴム、植物由来オイル、もみ殻灰シリカ、再生ビードワイヤーを採用
当社は過酷なレースでの走行経験を通じて得るデータや知見を今後の高品質、高機能商品の開発に生かすとともに、方針として掲げる「持続可能なモビリティライフの実現」に寄与してまいります。
以 上
■ジュリア―ノ・アレジ選手
■小高一斗選手
■小山美姫選手
【SP10クラス参戦選手】
■木下隆之選手
海外レースの経験も豊富であり、2004年ニュルブルクリンク24時間レースでは日本人最高位となる総合5位を記録。同レースの日本人最多出場記録も保持している。
レースで活躍するかたわら、モータージャーナリストとして日本カーオブザイヤー選考委員やコラムの執筆など、活動範囲は多岐にわたる。
2023年1月に当社グローバル・フラッグシップタイヤブランド「PROXES」のブランドアンバサダーに就任。
ご参考:https://www.toyotires.co.jp/press/2023/230113.html