厚いグラスは甘く、薄いグラスは苦く ~触覚がひらく新しいビールの楽しみ方~

中央大学

中央大学はサッポロビール株式会社とビールグラスが味わいに与える影響を共同研究しています。今回、文学部の有賀敦紀教授と文学研究科大学院生の久保夏海さんは、サッポロビール株式会社製造部アシスタントマネージャーの小泉智洋さんと商品・技術イノベーション部リーダーの勝又郁実さんとの共同研究により、唇に伝わるグラスの“触覚”がビールの味わいに影響を及ぼすことを発見しました。具体的には、成人48名に対する実験から、飲み口の厚いグラスではビールの甘味が強く、薄いグラスでは苦味が強く感じられる傾向を明らかにしました。  近年、飲み口の薄い「うすはりグラス」が人気を集めていますが、本研究は、グラスの厚みによってビールの味覚体験や飲用シーンの幅が広がる可能性を示すものです。グラス選びによって、ビールの楽しみ方がこれまで以上に豊かになることが期待されます。  本研究の成果は、2025年11月に国際学術誌「Food Quality and Preference」のオンライン版で公開されました。  詳細は本学公式WEBページをご参照ください。  ( https://www.chuo-u.ac.jp/aboutus/communication/press/2025/12/83457/ ) 【お問い合わせ先】 <研究に関すること>  有賀 敦紀 (アリガ アツノリ)   中央大学文学部 教授(人文社会学科)  TEL: 042-674-3846  E-mail: aariga413「アット」g.chuo-u.ac.jp <広報に関すること>  中央大学 研究支援室   TEL: 03-3817-7423 または 1675  FAX: 03-3817-1677  E-mail: kkouhou-grp「アット」g.chuo-u.ac.jp ※「アット」を「@」に変換して送信してください。 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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