「薬の安定供給」を守る製造部品を専業技術メーカーと共同開発
薬を届ける体制強化について製造トラブルの観点からアプローチ
沢井製薬株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:木村元彦)は、医薬品の安定供給体制をより強固なものにするため、株式会社ヤマシタワークス(本社:兵庫県尼崎市、代表取締役:山下健治)およびユケン工業株式会社(本社:愛知県刈谷市、代表取締役社長:片桐元洋)と協力し、錠剤を成形するための製造部品を共同開発いたしました。【取り組み背景】
現在、医療現場において医薬品の安定供給は極めて重要なテーマとなっています。沢井製薬はジェネリック医薬品のリーディングカンパニーとして、製造の遅れや停止など製造トラブルのリスクを減らすため、日々、現場の改善を続けています。特に、粉末を固めて錠剤にする打錠工程では、製造部品である杵・臼(※1)に汚れがつきにくい素材や加工を施すことにより打錠工程が原因での製造トラブルを回避でき、製造効率向上に繋がります。
今回、沢井製薬は打錠工程でのトラブルを解決するために、自社単独ではなく、精密な金型加工技術及びAERO LAP(R)(※2)を有するヤマシタワークス、耐久性を高める表面処理技術を有するユケン工業と協力し、長時間安定して使い続けられる杵および臼を共同開発しました。既存品目の製造トラブル解消に貢献したり、製造トラブルが予見された新規品目に生産開始時から採用したりと、安定生産に対する好例が認められています。
※1 杵・臼:粉末を圧縮して錠剤にするための精密金型。粉末を充填する穴となる臼と、上下から圧力を加えるパンチの役割を果たす杵(上杵・下杵)で構成される。医薬品や食品の品質を左右する極めて重要なパーツであり、ミクロン単位の加工精度が求められる。
※2 AERO LAP(R):ヤマシタワークス自社開発による鏡面加工装置。『ものづくり日本大賞優秀賞』『発明大賞 本賞』を受賞した技術。
打錠工程で錠剤が臼から排出される瞬間
【共同開発品】
<臼>
・製品名:MG-1
・共同開発企業:沢井製薬、ヤマシタワークス
・知的財産権:特許番号7401877
<杵>
・製品名:MG-DJ
・共同開発企業:沢井製薬、ヤマシタワークス、ユケン工業
・知的財産権:特許共同出願中
【今後の展望】
本開発品(MG-1、MG-DJ)の導入により、製造トラブルのリスクを低減し、よりスムーズに医薬品の製造ができると考えています。 今後も製造トラブルを回避し、工場の安定稼働の一つの手段として当該技術を活用していきます。沢井製薬は「なによりも患者さんのために」の企業理念のもと、日本のモノづくり技術を高め、患者さんが安心してお薬を使用できる環境づくりに貢献してまいります。
沢井製薬株式会社はサワイグループホールディングス株式会社の子会社です。
