【ダイキン】米・空調冷熱展「2026 AHR Expo」に出展、データセンターから住宅向けまで空調業界の課題に挑戦する高性能ソリューションを提案
「AHR Expo」は、1930年から米国で開催されている世界最大級の総合空調冷熱展です。空調(Air Conditioning)、暖房(Heating)、冷凍・冷蔵(Refrigeration)に関わる世界中の企業が最新の製品や技術を展示する場です。
ダイキンは「2026 AHR Expo」の会場ブースにおいて、医療施設における高度な室内空気質(IAQ)対策から、学校・集合住宅・戸建住宅向けの高効率空調、さらには急速に需要が拡大するデータセンター冷却まで、複雑化・高度化する建築環境の課題に対応する幅広い技術を提案します。
<ダイキン・アプライド・アメリカズ社>
ミッションクリティカルな環境に向けた次世代冷却ソリューション
AIを活用したワークロードやクラウドコンピューティングの進展によりデータセンターの急速な拡大が進む中、ハイパースケール運用を支えることのできる空調ソリューションへの需要は、ますます高まっています。業務用・産業用空調で業界をリードするダイキン・アプライド・アメリカズ社は、こうしたミッションクリティカルな環境に向け、以下の次世代製品を披露します。
Magnitude WME-Cクアッドチラー
磁気軸受技術を採用し、業界最大級となる2,000~3,000トンの冷却能力を実現。常時稼働が求められる高密度データセンター向けに設計され、低GWP冷媒を使用するとともに、停電時の運転継続を支える「RapidRestore」「RideThrough」などの高度な回復技術を搭載しています。
Pathfinder AWV-Cファンデッキ/AWMチラー
AWV-Cは低GWP冷媒R-515Bを採用し、コンプレッサー一体型インバータ制御により高外気温環境下でも安定した性能を発揮。強化された28基のファンデッキにより、冷却能力をさらに高めつつ、気流効率を最適化しています。AWMは現代のデータセンター向けニーズに応えるオイルフリー磁気軸受コンプレッサーを搭載した高効率パッケージ型空冷チラーです。次世代ファン技術との組み合わせにより、最大55℃(131°F)の過酷な環境下でも安定した冷却性能を提供します。
これらの技術は、米国ミネソタ州にあるダイキン・アプライド・アメリカズ社本社の研究開発施設への約1億6,300万米ドル規模の投資によって培われた成果です。この施設はハイパースケールデータセンター向けの次世代冷却技術や、次世代の二次側ソリューションの開発の加速を目的にしています。液冷技術やカスタム・エアハンドリングユニット分野への戦略的投資・買収と組み合わせることで、業界が直面する最難関の冷却課題を解決し、AIを中心とした運用で高まる要求に応えていきます。
ダイキン・アプライド・アメリカズ社COO 西脇 優のコメント
データセンターをはじめとする冷却ニーズは、かつてないほど高度化・複雑化しています。信頼性、拡張性、効率性のいずれも妥協しないソリューションが求められる中、今回の製品は、現在そして将来のさらに厳しい運用条件下でも確実に性能を発揮する技術を提供するものです。
<ダイキン・コンフォートテクノロジーズ・ノースアメリカ社>
VRV・ライトコマーシャル・住宅用まで広がる高効率・コネクテッド空調ソリューションの推進
ダイキンの革新的な業務用・住宅用空調ソリューションの最新ラインアップは、施工業者やエンジニアが最終的なユーザー体験を見据え、高い快適性、エネルギー効率、サステナビリティを実現できるよう設計されています。
ダイキン・コンフォートテクノロジーズ・ノースアメリカ社は、次世代VRVをはじめ、クラウド接続型の「HERO Cloud Services」を搭載し、快適性とエネルギー使用状況を遠隔で監視・最適化できるライトコマーシャル製品など、革新的な製品を展示します。また、インバータヒートポンプ技術を採用した住宅用ソリューションは、集合住宅用途にも展開が広がっており、静音性と高効率を両立したコンパクトな横吹き型の設計により、この分野に新たな可能性をもたらしています。AHR Expo 2026において、以下の新製品を披露します。
FIT AURORA 寒冷地向け住宅用ヒートポンプ
厳しい冬季から猛暑の夏季まで、幅広い環境条件下で高効率な冷暖房性能を発揮するよう設計されたインバータヒートポンプです。低GWPのR-32冷媒を採用しており、2トンおよび3トンモデルは、米国エネルギー省(DOE)が定める住宅向け「Cold Climate Heat Pump Challenge」の要件を満たす、またはそれを上回る性能を有しています。
NEXIO MAX R-32ライトコマーシャル向けインバータルーフトップ
ダイキンは、「NEXIO」という新ブランド名のもと、3段階の性能ラインアップを持つ新たなルーフトップ機シリーズを展開します。NEXIOシリーズは、スケーラブルな性能、革新的な設計思想、柔軟な構成を特長とし、進化するライトコマーシャル市場のニーズに対応します。エンジニア、施工業者、建物オーナーは、省エネ性、電化対応、制御の最適なバランスを妥協なく選択することが可能です。AHR Expoでは、ダイキン独自のインバータ技術を搭載した最上位モデル「NEXIO MAX」を披露します。
ダイキン・コンフォートテクノロジーズ・ノースアメリカ社
最高営業・マーケティング責任者(CSMO) 井上 隆之のコメント
昨年、R-32冷媒は単一冷媒として再生しやすく、コスト効率に優れ、広く入手可能な冷媒として、その価値を確実に示してきました。今回の展示では、単なる快適性にとどまらず、エネルギーの使用を最適化し、住宅や業務用のニーズにインテリジェントに適応するR-32製品を紹介します。
ダイキンはこれまで、住宅・オフィスから医療施設、さらにはハイパースケールデータセンターに至るまで、幅広い分野で空調技術を進化させてきました。グローバルに展開する研究開発力を背景に、今後も効率性、信頼性、レジリエンス、サステナビリティを軸としたソリューションの開発を通じて、顧客が現在抱えるニーズに対応するとともに、将来の課題の解決をめざします。
<2026 AHR Expoについて>
主 催 :米国冷凍空調学会(ASHRAE)、米国冷凍空調工業会(AHRI)
会 期 :2026年2月2日(月)~4日(水)
会 場 :Las Vegas Convention Center(米ネバダ州ラスベガス)
出展企業 :空調関連の製品と部品、素材メーカーおよび関連ソフトウエア企業など
