LIXILと大和リース、アルミサッシの水平リサイクルを実現する循環システムを構築

株式会社LIXIL

株式会社LIXIL(以下LIXIL)と大和ハウスグループの大和リース株式会社(以下 大和リース、本社:大阪市中央区、社長:北 哲弥)は、循環型社会の実現に向けて、再使用が困難となったリース用アルミサッシを回収し水平リサイクル※1を実現する循環システムを構築し、その運用を開始しました。本スキームにより、アルミ資源の国内循環を促進し、CO₂排出量削減を目指します。
 

■水平リサイクルの必要性とアルミ資源循環を巡る課題
水平リサイクルは同等の品質を保ちながら新たな資源の消費やCO₂排出量を抑えられることからさまざまな分野で注目されています。中でもアルミは、原材料を新地金からリサイクル材へ置き換えることで、製錬時のエネルギー消費を大幅に削減でき、CO₂排出量を最大97%減らすことが可能です。
一方で、アルミ展伸材におけるリサイクル率はわずか10%※2と低い水準にとどまっており、業界全体で取り組む必要があります。さらに、国内で発生するアルミスクラップはCO₂排出量を削減できる貴重な資源であるのにもかかわらず、日本からの輸出量は増加傾向にあります(2018年:約18万t → 2022年:約44万t)※3。この現状を踏まえ、国内での資源循環を推進する仕組みづくりが求められています。

■LIXIL×大和リースによるアルミサッシの水平リサイクルスキーム
LIXILと大和リースはリース用アルミサッシの水平リサイクルスキームを構築し、アルミ資源の国内循環利用を促進します。本スキームでは、大和リースがシステム建築のリース事業で繰り返し使用し、役目を終えたアルミサッシを回収し、LIXILの独自技術によりリサイクルアルミ使用比率を高めた循環型低炭素アルミ「PremiAL」シリーズとして再生します。再生したアルミを大和リースの建築現場に再供給します。この仕組みにより、循環型ビジネスをさらに進化させ、CO₂排出量の削減と持続可能な社会の実現に貢献します。なお、本スキームの効果として、年間で約272t-CO₂の削減※4を見込んでいます。本スキームは2025年より運用を開始しており、今後はアルミ回収拠点となるデポ※5の対象範囲を段階的に拡大し、取組みの強化を図ってまいります。
 

■LIXILの環境目標と取り組み
LIXILでは、環境ビジョン2050「Zero Carbon and Circular Living(CO₂ゼロと循環型の暮らし)」を掲げ、2050年までに事業プロセスと製品・サービスによるCO₂排出量を実質ゼロにすることを目指しています。そして、この環境戦略の実現に向けた3つの重点領域の1つを「資源の循環利用を促進」とし、2031年3月期までにハウジング事業で使用するリサイクルアルミの使用比率を100%にすることを目標に掲げるほか、アルミ製造プロセスにおいて発生する廃棄物の再利用の取り組みや水平リサイクルを促進し、アルミの「クローズドループリサイクル」を目指しています。

■大和リースの環境目標と取り組み
大和リースは、大和ハウスグループとして環境長期ビジョン「Challenge ZERO 2055」を掲げ、2055年に環境負荷“ゼロ”を目指しています。このビジョンのもと、再生可能エネルギーの導入拡大やモーダルシフト※6の推進、環境配慮型自走式立体駐車場※7の開発など、多角的な取り組みで脱炭素社会の実現に貢献しています。また、建築部材を中心とした資源循環の取り組みを推進することで、デポ・工場における2024年度の産業廃棄物リサイクル率は99.9%に到達し、ゼロエミッションを実現しています。

※1  使用済み製品を原料として、再び同じ種類の製品を製造するリサイクル
※2  引用:一般社団法人日本アルミニウム協会 アルミニウムVISION (https://www.aluminum.or.jp/vision2050/)
※3  一般社団法人日本アルミニウム協会より
※4 新地金100%アルミ形材(1kgあたりCO₂排出原単位:15.1kg-CO₂eq)とPremiAL(同:7.1kg-CO₂eq)を比較し、年間約34t(大和リースのデポ5拠点で発生する廃アルミ相当量)のアルミ調達を置き換えた場合の試算値。
※5  リース部材を整備し、リユースするために管理、保管を行う物流拠点
※6  トラック等の自動車で行われている貨物輸送を環境負荷の小さい鉄道や船舶の利用へと転換すること
※7  環境配慮型立体駐車場についてはこちら:https://www.daiwalease.co.jp/proposal/pk_denro.html



<参考資料>
■循環型低炭素アルミ「PremiAL」シリーズ
循環型低炭素アルミ「PremiAL」シリーズは、LIXIL独自技術により、原材料におけるリサイクルアルミ使用比率を高めることで、新地金同等の品質を保ちながら、製造時のCO₂排出量の大幅な削減を実現しています。
新地金を使用したアルミ形材と比較して、CO₂排出量を約50%削減する「PremiAL」は、標準品としてLIXIL製品のアルミ※1すべてに展開。さらにリサイクルアルミ使用比率70%の「PremiAL R70」、100%の「PremiAL R100」は、受注生産品として提供しています。
特にリサイクルアルミ100%の量産化に成功したのは、日本国内で初めて※2です。
※1 LIXIL製造のアルミ形材のみ
※2 2024年3月LIXIL調べ

 


About LIXIL
LIXILは、世界中の誰もが願う豊かで快適な住まいを実現するために、日々の暮らしの課題を解決する先進的なトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわり製品と窓、ドア、インテリア、エクステリアなどの建材製品を開発、提供しています。ものづくりの伝統を礎に、INAX、GROHE、American Standard、TOSTEMをはじめとする数々の製品ブランドを通して、世界をリードする技術やイノベーションで、人びとのより良い暮らしに貢献しています。現在約53,000人の従業員を擁し、世界150カ国以上で事業を展開するLIXILは、生活者の視点に立った製品を提供することで、毎日世界で10億人以上の人びとの暮らしを支えています。
株式会社LIXIL(証券コード: 5938)は、2025年3月期に1兆5,047億円の連結売上高を計上しています。
LIXILグローバルサイト:https://www.lixil.com/jp/


大和リースについて
大和ハウスグループの中核企業であり、1959年の創業以来、建築の工業化と持続可能な社会づくりに注力してきました。業界をリードするシステム建築(規格建築事業)をはじめ、土地活用や商業施設の開発・運営(流通建築リース事業)、カーリース・福祉・農業・ロボット(リーシング ソリューション事業)、再生可能エネルギーの活用・都市緑化(環境緑化事業)の分野まで多岐にわたる事業を展開しています。
大和リース株式会社は2025年3月期に2,645億円の連結売上高を計上しています。
大和リースについて:http://www.daiwalease.co.jp/

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