~「SAS(R) Viya(TM)」ベースの新しいソフトウェア、疑わしい取引をアドバンスド・アナリティクスで容易に発見~
*2016年9月12日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。
米国ラスベガス発
インテリジェンス・アナリストや調査担当者には、「1歩先を見据える」という大きなミッションがあります。アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、インサイダーによる脅威、病気や感染症の集団発生、貸付リスク、麻薬取引、詐欺、その他新手の課題を、真正面から早期に解決することができる新しいクラウド型の不正検知・アラート管理ソフトウェア「SAS(R) Visual Investigator」を発表しました。本製品は、入手可能なすべてのデータから、人、関係性、ネットワーク、パターン、イベント、トレンド、異常性の全体像を迅速に視覚化します。
SAS Visual InvestigatorはSAS Viya製品ファミリーのひとつであり、アドバンスド・アナリティクスをダイナミックかつインタラクティブなビジュアル・ワークスペースに融合させています。アナリストはイベントやアラートの発生理由を瞬時に把握して、直感的なビジュアルと検索機能を使い、即座にアナリティクスによる深い洞察に基づいた行動へと移すことができます。
DirectPay社はSAS Visual Investigatorを活用して、調査担当者の作業効率を向上させ、チーム内のコラボレーションを強化しています。オランダに本社を置くこの債務管理会社は、返済が滞っている請求書や融資債権のポートフォリオを通信事業、公益事業、ネットショップなどの会社から購入しています。一つのポートフォリオに、数百万件にも及ぶ延滞中の請求書や融資債権が含まれることもあります。調査担当者は個々の事案や債務者に関するすべての情報を包括的に視覚化して関係性を明らかにし、異常を検出して意思決定する必要があります。
DirectPayの最高アナリティクス責任者のコリン・ヌグテレン(Colin Nugteren)氏は、「SAS Visual Investigatorは多種多様なデータセットをグリッドやリスト、マップなどのさまざまな方法で視覚化して探索できるため、複雑な調査も簡単に管理できます。高性能なアナリティクス・モデルにビジュアル・インターフェイスが搭載されているため、当社のサービス品質、債権回収成績の向上と最適化に役立ちます。調査担当者は債務を人と関連付けて、債務者の他の資産を特定し、必要に応じて、不正行為の事案を証明するエビデンスを見つけることができます」と述べています。
SAS Visual Investigatorから一番大きな恩恵を受けているのがDirectPayのR&D部門です。
DirectPayのR&D部門責任者のトム・ドッガー(Tom Dogger)氏は、「当部門が一番恩恵を受けている点は、当社特有の日々変化するビジネス・ニーズに合わせてSAS Visual Investigatorを簡単に調整できることです。個別化されたビューを作成して、それを新しいデータソースに組み込むといったことが自在にできます。カスタム・コードを書いたり、もっと専門的なサービスを受けたりする必要がないため、調査員の業務効率の向上につながっています。この製品を導入して、不正検知や調査だけでなく、債務の削減や長期返済といった他の面での効果も出ています」と述べています。
SAS Visual Investigatorは、調査、検索、問合せといった債務管理のライフサイクル全体を把握し、調査して統制できるようにします。本製品の主な特長は以下になります。
・洞察から行動への迅速な移行:1件の事案に対して、アラート・トリアージ、検索、発見、ネットワークの分析と探索、所見の文書化が行われます。これにより、業務効率が向上し、アナリストの速やかな意思決定を可能にします。
・隠れたネットワークを迅速に解明:SASは、最新のドキュメントとデータに基づいて、自動的にネットワークを構築して、実体を突き止め、コミュニティーを特定します。
・スピーディーな導入:SAS Visual Investigatorは開発者によるカスタマイズ作業を必要とせずに、多種多様な要件と日々変化する課題に対応できるよう設計されています。TCO(総所有コスト)を最小に抑えられ、また一貫したユーザー・インターフェイスの提供により、部門横断的な活用を促進することができます。
・柔軟なデータ対応:SAS Visual Investigatorはクラウド型のオープン・プラットフォームであるSAS Viyaをベースにしているため、データのサイズ、処理速度、複雑性に応じて拡張することができます。
SASのデータ・サイエンスおよび新技術担当製品マーケティング・マネージャーのブルック・フォートソン(Brooke Fortson)は、「実際にデータが複雑で分散していると、調査担当者の業務は順調に進みません。SAS Visual Investigatorは、すべてのデータを一元化して関心のあるパターンを検出することで、こうした課題を解決します。ビジュアルでインタラクティブなインターフェイスを提供して、データのインポート、ポイント&クリックによる探索的分析、サードパーティー・システムへのアクセスを可能にします。すべてのデータがしっかり管理・更新され、簡単にアクセスできるため、インテリジェンス・アナリストは課題の一歩先を見据えることができます」と述べています。
SAS(R) Visual Investigatorの詳細については、
http://www.sas.com/ja_jp/software/intelligence-analytics-visual-investigator.html
をご覧ください。
本発表は、ラスベガスで開催されたSAS主催のビジネス・テクノロジー・カンファレンスである「Analytics Experience」で行われました。このカンファレンスには、オンサイトとオンラインを含めて10,000人以上の人が参加して、クリティカルなビジネス課題についてアイデアを共有しました。
<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、80,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。