台湾におけるアウトレットモール事業を加速。台湾南部初進出 「(仮称)三井アウトレットパーク 台南」開発決定/ 2022年オープン予定
・台湾における当社3施設目の三井アウトレットパーク、アジアにおける当社9施設目の商業施設
・台湾3大都市圏の1つである南部都市圏に当社初進出、台湾3大都市圏すべてでアウトレット事業を展開
・新幹線「台南」駅、在来線台湾鉄道沙崙線「沙崙(サルン)」駅前、台湾縦貫高速道路インター至近の交通至便な立地
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、この度、本事業のプロジェクト会社である「三南奥特莱斯股份有限公司(※)」を通じて、土地管理者である台湾交通部鉄道局と「高速鉄路台南車站特定区事業発展用地開発経営契約」を締結しました。本計画では、台湾で3施設目となる三井アウトレットパーク「(仮称)三井アウトレットパーク 台南」の開発を推進し、着工は2020年、オープンは2022年を予定しております。
本計画地は台湾3大都市圏の1つである南部都市圏に属し、台南市の中心部から南東へ約16km、高雄市の中心部から北へ約41kmに位置します。新幹線「台南」駅、在来線沙崙(サルン)線「沙崙」駅に近接し、高速道路のインターチェンジからのアクセスも良い交通利便性の高い立地です。
南部都市圏は、人口640万人の巨大商圏を有しており、本計画地から車で1時間以内の距離には約600万人が居住しています。また、台南市は、年間2,000万人を超える観光客が訪れる古都の薫りに溢れた都市です。本計画地は、年間利用者が約800万人に上る新幹線「台南」駅に近接するだけでなく、コンベンションセンターや研究所の開発が進められており、さらなる発展が期待されている「スマートグリーンエネルギーサイエンスシティ」計画の中心に位置しています。
また、本施設は、2022年(予定)の第1期開業時には約160店舗、2025年(予定)の第2期開業後は約220店舗規模を想定した、台南市における最大級の本格的アウトレットモールとなります。
幅広いファッション、スポーツブランドに加え、日系飲食店やご当地グルメを堪能できる飲食ゾーン、エンターテインメント施設を導入し、台南・高雄市はもとより、南部都市圏全域の居住者から国内外の観光客まで幅広いお客さまのニーズに応える、一日中楽しめる商業施設を目指しています。
本事業への参画により、当社は台湾3大都市圏(台北都市圏、台中都市圏、南部都市圏)すべてにおいてアウトレット事業を展開することとなります。2016年の開業以降好調な売上を重ねる「三井アウトレットパーク 台湾林口」、2018年12月12日にグランドオープンを迎える予定の「三井アウトレットパーク 台中港」との相乗効果で、より魅力的な商業施設となるよう事業を推進してまいります。また、台湾のみならず、当社グループの国内外合計100を超える商業施設における開発・リーシング・運営により培ったノウハウを最大限に活かしてまいります。
(仮称)三井アウトレットパーク 台南 完成予想イメージパース
■物件概要
【三井不動産の台湾での事業について】
2016年に設立した現地法人(台湾三井不動産股份有限公司)を投資拠点として、台湾各地で商業施設、ホテル事業および住宅事業の計8物件を推進しています。また、物流施設、複合開発事業などの展開を目指し、今後の更なる事業の拡大をはかります。
【三井不動産の海外戦略について】
当社グループは、グループ長期経営方針「VISION 2025」にて、「グローバルカンパニーへの進化」を掲げており、今後も海外事業の飛躍的な成長を目指しています。これまでに、アメリカ・イギリスの欧米諸国に加え、アジア諸国・地域での事業を展開しています。商業施設事業は、クアラルンプール、台湾でのアウトレット事業、上海、クアラルンプール、台湾でのららぽーと事業を推進しています。また、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア、フィリピン、中国、台湾で住宅事業を推進しており、拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら早期に利益を拡大すべく、成長著しいアジアでの事業を積極的に推進しています。
※ 三南奧特萊斯股份有限公司について
当社が本事業の推進のため100%出資し設立したプロジェクト会社