「Society 5.0」を支えるIoTシステムとそのセキュリティに特化した研究拠点 「立命館大学 IoTセキュリティ研究センター」開設 -- 立命館大学

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立命館大学は8月1日、IoTシステムとそのセキュリティ分野に関する研究を推進する「IoTセキュリティ研究センター」をびわこ・くさつキャンパスに設立しましたので、お知らせします。  IoT(Internet of Things)は「Society 5.0」実現の鍵を握る技術の一つに位置付けられ、より良い社会システムを構築するための原動力として、その進展が広く期待されています。今般の新型コロナウイルスの蔓延により、新しい生活様式、新しい働き方を推進する動きが国内外で加速していますが、新しいライフスタイルの実現には、IoTの加速度的な導入と、IoTシステムのセキュリティの維持、発展が不可避となります。  IoTシステムのセキュリティに関しては、「基本ソフトが多種多様で、どのような技術セキュリティ対策を行うべきかが明確ではない」「家電製品など長期にわたり利活用するものでは機器更新(買替)による最新のセキュリティ対策が十分にできない」「プライバシーを保護しつつデータ利活用を推進するための匿名加工技術や暗号化状態処理技術などの研究開発がまだ途上」など、解決すべき課題が少なくありません。しかしながら、現在はIoTの利活用に関心が集中し、セキュリティの研究に十分なリソースが割かれているとは言えないのが実情です。  こうした状況を踏まえ、本学は、IoTシステムとそのセキュリティに特化した研究拠点として、IoTセキュリティ研究センターを設立しました。急速なIoTの進歩発展に呼応する強固なセキュリティ対策を支えるべく、自然科学、人文科学、社会科学の研究者による学際的な研究と産学連携を通じて、「Society 5.0」が目指す超スマート社会の実現に貢献してまいります。 ■概要 名称: 立命館大学IoTセキュリティ研究センター  (英文名称 Research Center for IoT Security, Ritsumeikan University) 開設日: 2020年8月1日 設置場所: 滋賀県草津市野路東1丁目1-1 立命館大学びわこ・くさつキャンパス内 所属研究者: 16名 主な研究テーマ:   ・産業分野に応じたIoTセキュリティ技術における基準の検討と実装技術の研究開発  ・IoTセキュリティ分野の最新のセキュリティに対応する法務的判断ガイドラインの構築  ・IoTセキュリティに対応した技術者養成のためのスキルセット定義と育成プログラムの作成 ■上原哲太郎・IoTセキュリティ研究センター長のコメント  IoTは次世代の社会基盤の中心的役割を担う技術であり、そのセキュリティの確保は極めて重要な研究課題であります。本センターには立命館大学のIoTとセキュリティに関わる研究者の力が集結しております。産業界と連携を深めながら、研究成果の社会実装に向けて力強く活動してまいります。 ▼本件に関する問い合わせ先 立命館大学広報課 立岩 TEL:075-813-8300 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/

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