日本刀の現代の名匠・月山貞利の新作発表! 百錬製鐵 刀匠 月山貞利展
・会 場:日本橋高島屋S.C. 本館6階美術画廊
平脇差 珠追龍彫 相州伝 刃長 1尺6分(32.1 cm)
月山家は、鎌倉期より連綿と受け継がれる刀匠の名門で、多くの名工を輩出してまいりました。貞利先生は1946年大阪に生まれ、父の貞一氏(人間国宝)に師事し、修行を重ねてこられました。現在は奈良県桜井市の工房を拠点に精力的に制作発表され、多くの門下の育成や、刀剣の技術保存発展にも長年貢献されていらっしゃいます。海外の美術館にも収蔵されるなど、国内外で広くご活躍を続ける月山先生の作品からは、家伝の綾杉肌、精緻な刀身彫りなど、美術刀剣としての格調高さと品格が感じられ、大きな魅力を放っております。また、近年では愛刀家にとどまらず、家や個人のお守り刀として愛蔵される方も増えてまいりました。
本展では成長著しいご子息・月山貞伸氏の刀も同時に展観し、短刀も含む30余点の新作を一堂に展観いたします。「武士の魂」として品格を持った日本刀のみが世界で唯一美術品と称される由縁を、本展でぜひ感じていただけますようご案内申しあげます。
【お問い合わせ】日本橋高島屋S.C.本館 TEL03-3211-4111(代表)