新型コロナウイルス感染症収束に向けての支援。国際的なワクチン調達の枠組みCOVAXファシリティ支援などに総額4.5億円を寄付
三井不動産株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 菰田正信)は、新型コロナウイルス感染症という世界的な危機に対し、早期収束に向けた行動をESG経営の最優先課題と認識しています。今般、当社は、新型コロナウイルス感染症の収束に向けて活動している諸団体に対して、総額4億5000万円を寄付することを決定いたしました。
具体的には、以下の団体に対し、寄付による資金的な支援を行います。
(1)日本ユニセフ協会
世界約190ヵ国が参加する国際的なワクチン調達の枠組みであるCOVAXファシリティは、新型コロナウイルスワクチンの恩恵がすべての国の最も脆弱な人々にまで行き渡ることを目指しています。この枠組みの中でユニセフは、参加国へのワクチン供給業務に加え、「コールドチェーン」とよばれる低温物流システムの整備、保健員のトレーニング、 接種に不可欠な医療器具の提供など、重要な責務を担っています。
日本政府は、COVAXファシリティに対して2億ドルの拠出を表明しており、一般社団法人日本経済団体連合会の1%クラブ(※1)も支援を推奨しています。
(2)中央共同募金会
共同募金会は、「新型コロナ感染下の福祉活動応援全国キャンペーン」として、「いのちをつなぐ支援活動を支える」ことをテーマに、感染症の影響の長期化とともに増加した生活に困窮している方などの支援や、いのちに直接関係するような深刻な課題に対する活動への支援を行っています。
一般社団法人日本経済団体連合会の1%クラブが支援を推奨しています。
(3)日本赤十字社
日本赤十字社は、全国の赤十字病院を中心に新型コロナウイルス感染症の治療、感染拡大防止のための活動に取り組んでいます。また、ひとたび災害が発生すれば、感染症を考慮した災害救護活動、更には、コロナ感染症に関する偏見や差別が発生しないよう、教育現場を中心とした啓発活動など国内外において、平時から多岐に渡る人道的諸活動を行っています。
(4)三井記念病院(※2)などの医療機関
医療機関では、新型コロナウイルス感染症の治療、検査、ワクチンの迅速な接種の他、一般外来の診察継続など、この感染症に関連して多くの負担が発生しています。
※1 経団連1%(ワンパーセント)クラブ
経団連1%クラブは、経団連企業行動・SDGs委員会の下部組織として、企業による社会貢献活動の進展のために活動している組織です。
※2 三井記念病院
社会福祉法人三井記念病院(所在:東京都千代田区神田和泉町1)は、東京都がん診療連携拠点病院や災害拠点病院などの病院機能を有する高度急性期病院です(病床数482床)。1906年に三井家総代、三井八郎右衞門が、貧困により医療を受けられなかった人たちのために私財を投じて設立した財団法人三井慈善病院をルーツとしています。100年を超える歴史を積み重ねてきた現在も、三井グループとの連携のもと地域医療に尽力しています。
■三井不動産グループのSDGsへの貢献について
https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/esg_csr/
三井不動産グループは、「共生・共存」「多様な価値観の連繋」「持続可能な社会の実現」の理念のもと、人と地球がともに豊かになる社会を目指し、環境(E)・社会(S)・ガバナンス(G)を意識した事業推進、すなわちESG経営を推進しております。当社グループのESG経営をさらに加速させていくことで、日本政府が提唱する「Society 5.0」の実現や、「SDGs」の達成に大きく貢献できるものと考えています。
*なお、本リリースの取り組みは、SDGs(持続可能な開発目標)における3つの目標に貢献しています。
目標3 すべての人に健康と福祉を
目標10 人や国の不平等をなくそう
目標11 住み続けられるまちづくりを