【さとふる ニュースレター】「応援消費」や「SDGs」への意識の高まりなどお礼品ありきでない“寄付のあり方”の変化
寄付データと検索キーワードで見る2021年ふるさと納税お礼品トレンド
株式会社さとふる(本社:東京都中央区、代表取締役社長:藤井 宏明)が運営するふるさと納税ポータルサイト「さとふる」(https://www.satofull.jp/)は、30万点以上のふるさと納税のお礼品を掲載しています。ふるさと納税のお礼品は、一般的にお肉や魚介類、お米などの食品が人気ですが、社会の変化に合わせたお礼品のトレンドも見受けられます。本ニュースレターでは、寄付データと検索キーワードをもとに、2021年のふるさと納税のお礼品トレンド情報をお届けします。寄付データで振り返る2021年ふるさと納税お礼品トレンド
■ 「応援」「支援」がタイトルにつくお礼品の寄付件数が約4倍、寄付金額は約3.6倍に。
「さとふる」に掲載しているSDGs(持続可能な開発目標)17の目標に関連するキーワード※を含むお礼品は、2020年9月~2021年8月の登録数が前年比で10倍に増加しています。SDGsへの注目や自治体・事業者の意識の高まりがふるさと納税のお礼品にも反映された結果であると推察されます。
※株式会社さとふるが選出した以下のキーワードを含むお礼品を集計:
サスティナブル、エシカル、環境配慮、リサイクル、エコマーク、就労支援、バリアフリー、障がい者支援、フードロス、紙ストロー、端材
■「温泉利用券」カテゴリお礼品の寄付件数が前年同期比約4.4倍に伸長。
感染縮小が見られた9月以降、緊急事態宣言の解除を見据えて旅行の計画を立て始めた人や、感染リスクを鑑みて近場の日帰り温泉を楽しみたいという需要増加から「温泉利用券」の人気が高まったと推察されます。
2021年にふるさと納税サイト「さとふる」内で検索された月間検索キーワード上位250位※までを昨年同月と比較し、2021年に大幅に順位の上昇が見られたお礼品を紹介します。2021年もコロナ禍が続く中、おうち時間を充実させるアイテムに加え、感染防止に気を配りながらも外でのアクティビティを楽しみたいというニーズを映し出す複数のキーワードで検索順位の上昇が見られました。
※対象:ふるさと納税サイト「さとふる」内で検索されたキーワード月間上位250位/対象期間:2020年1月~10月、2021年1月~10月
■トピック① おうち時間を充実させるアイテムの検索順位が上昇!
新型コロナ感染の第3波、第4波の影響でおうち時間が長期化する中、2021年上半期はおうち時間を充実させるアイテムの検索数が増加。「ウイスキー」は政府による飲食店の酒類提供禁止措置を受け、家飲み需要やプチ贅沢需要の高まりが背景にあると考えられます。また「観葉植物」は癒しアイテムとしての需要に加え、オンライン会議時の背景に気を遣って自宅に「観葉植物」を置きたいというニーズがありそうです。
国際的スポーツ大会が開催された8月には「プロテイン」の検索数の増加が見られました。おうち時間の増加によるダイエット志向の高まりとも相まってトレーニング人口が増加、その影響で「プロテイン」の需要も高まったと考えられます。
■トピック② 3密を回避できる外でのアクティビティに関するキーワードの検索順位が上昇!
■トピック③ フードロス削減や事業者支援につながる「訳あり」の検索順位が上昇!