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白百合女子大学(東京都調布市/学長:高山貞美)は5月から12月にかけて、公開講座および宗教講座を開講する。公開講座は4講座(5月25日、9月7日、10月12日、12月7日/すべて土曜日)。初回は5月25日に「『選ばなかった道』とウェルビーイング」をテーマに実施。9月7日には小説家の平野啓一郎氏による特別講演を予定。宗教講座「創造への道」は5講座(5月25日、7月13日、9月7日、10月12日、12月7日/すべて土曜日)。初回は同じく5月25日に「聖書と伝承の女性たちの物語から『信じるとは……』を考える」をテーマに実施。同大キャンパスにおいて対面で実施し、いずれも要事前申込。受講料は1回ごと1000円。
白百合女子大学では研究や教育が地域や社会の中でつながり、多様で豊かな社会を作り出すきっかけとなることを願い、公開講座を行っている。
また、カトリック教育センターが中心となり、建学の理念を支えるキリスト教的人間観・霊性を学び直す場として、キリスト教的視点に基づく宗教講座も開講。単なる教養の提供にとどまらず、生涯にわたる自己の内的形成への支援や、心豊かな次代の人間を育てるための人間観・生命観の学習にも力を注いでいる。
2024年度の各講座の概要は下記の通り。
■白百合女子大学 2024年度公開講座「つながる力・つなげる力」
【日時・内容】
●5月25日(土)10:00~11:30
「選ばなかった道」とウェルビーイング
・講師:鈴木忠(白百合女子大学 人間総合学部発達心理学科 教授)
人生は進学や就職、結婚など選択の連続です。何かを選ぶということは、「選ばなかった道」があることを意味します。そのような「道」は大人の発達にとってどのような心理学的意味をもつのでしょうか。その問いを手がかりに、私たちにとっての幸福(ウェルビーイング)について心理学の立場からお話します。
●9月7日(土)10:00~11:30
「三島由紀夫 生誕100年を前に」(特別講演)
・講演者:平野啓一郎(小説家)
・聞き手:井上隆史(白百合女子大学 文学部国語国文学科 教授)
2025年1月14日、三島由紀夫は生誕100年を迎えます。『三島由紀夫論』の著者でもある小説家の平野氏をお迎えし、いま、三島を読み直す意味をお話しいただきます。
●10月12日(土)10:00~11:30
「コマ撮りアニメに挑戦! ~アニメーション作りと生涯教育とのつながりを考える~」
・講師:やたみほ(白百合女子大学 人間総合学部児童文化学科 准教授)
モノを少しずつ動かしてはシャッターを押す「コマ撮りアニメ」作りを通して、色々な可能性を見出して頂きたい。「難しそう」「デジタルに疎いから...」と敬遠せず、アニメーション作りを友達、親子、孫・祖父母間のコミュニケーションツールにしてみませんか?ご自身のスマホやタブレット、もしくは大学のiPadをご使用下さい。
●12月7日(土)10:00~11:30
「カナダ児童文学-動物物語に見る動物と人とのつながり」
・講師:白井澄子(白百合女子大学 人間総合学部児童文化学科 非常勤講師・元教授)
カナダ児童文学の中でも動物物語にはカナダらしさがよく出ています。野生の狼を扱った『ロボ』、ペットの犬と猫がロッキー山脈を越える『三匹荒野を行く』、さらにはコウモリの冒険ファンタジー『シルバーウィング』などが書かれてきました。カナダの自然・動物・人の関わりに注目しつつ動物物語の系譜を見ていきましょう。
【会 場】白百合女子大学 11号館3階 クララホール (東京都調布市緑ヶ丘1-25)
【対 象】講座に関心を持つすべての人、誰でも受講可。
【受講料】1,000円(当日1回のみ / 会場で納入受付)
【申 込】各回事前申込制、先着順(申込期間は講座により異なる。定員に達した時点で申込受付を終了)
・各回、講座ごとに下記URL内リンク先の申込フォームから申し込み。
【URL】
https://www.shirayuri.ac.jp/extention/index.html
【注意点】
※講座の写真・動画撮影、録音は禁止とさせていただきます。
※当日、スタッフが会場の様子を、個人を特定できない範囲で撮影し、広報素材として使用させていただく場合があります。予めご了承ください。
※講座の延期や中止、内容に変更等が生じた場合は大学ホームページにてお知らせします。
※その他の注意点や申込方法の詳細等は上記URLよりご確認ください。
■白百合女子大学 2024年度宗教講座 創造への道「信じるとは......」
【日時・内容】
●5月25日(土)14:00~15:30
「聖書と伝承の女性たちの物語から『信じるとは......』を考える」
・講師:海老原晴香(白百合女子大学 カトリック教育センター 准教授)
「信じる」とはどのような行為か、たとえばキリスト者は具体的には何を「信じる」のか。この素朴な問いにあらためて向き合ってみると、一般的にイメージされるほどクリアな解答へは導かれません。何かを信じて生きる、とはどのような姿なのでしょうか。聖書と伝承の女性たちの物語から考えます。
●7月13日(土)14:00~15:30
「呼びかけに傾聴する-意義の発見と神との出会い」
・講師:釘宮明美(白百合女子大学 カトリック教育センター 教授)
人はなぜ、疑いつつも信じたいと願うのでしょうか。そもそも信じることの中身をどのようにして知ることができるのでしょうか。「信仰は人生の本質的な意義を把握する態度である」(クラウス・リーゼンフーバー)という観点から、聖書の登場人物を手がかりに自己理解と神理解を深めていくことができればと思います。
●9月7日(土)14:00~15:30
「信仰の証し人に目を向ける-アブラハムをはじめとして」
・講師:石井雅之(白百合女子大学 カトリック教育センター 教授)
世の中には胸が熱くなる出来事も確かにあります。しかし一方で、悪や不正に翻弄されて不幸のどん底に陥れられる人たち、幼くしてこの世を去っていく子供や望み絶たれて夭折する若者がいることなどを思うと、それが人の信仰を揺るがすことがあるかもしれません。そんなとき思い起こすべき信仰の証し人たちをご一緒に顧みましょう。
●10月12日(土)14:00~15:30
「信仰に伴う真の幸福」
・講師:コンスタンチノ・コンニ・カランバ(オリエンス宗教研究所所長、淳心会司祭)
信じることは、時代が変化するにつれ、多くの問いかけにさらされています。信じることによって、人の心のあらゆる不安と憧れは満たされるのでしょうか。そういった現代人に問われる信仰心を探求し、パスカルが「人間の営みはすべて、幸福をつかむことにつきる。」と述べたように、信仰の恵みにおける人間の「真の幸福」の追求について考察します。
●12月7日(土)14:00~15:30
「パウロと親鸞にみる信仰の試練-比較宗教の視点から」
・講師:髙山貞美(白百合女子大学 カトリック教育センター 教授、聖心布教会司祭)
パウロは、復活のイエスに出会い、ユダヤ教ファリサイ派から「異邦人の使徒」へ生き方や価値観が大きく変わりました。浄土真宗の開祖親鸞は、アミダ仏への信仰により、自力から他力への道を歩むようになりました。両者の生涯の軌跡をたどりながら、それぞれの「信仰」「信仰の試練」について学びたいと思います。
【会 場】白百合女子大学 11号館3階 クララホール (東京都調布市緑ヶ丘1-25)
【対 象】講座に関心を持つすべての人、誰でも受講可
【受講料】1,000円(当日1回のみ / 会場で納入受付)
【申 込】各回事前申込制、先着順(申込期間は講座により異なる。定員に達した時点で申込受付を終了)
・各回、講座ごとに下記URL内リンク先の申込フォームから申し込み。
【URL】
https://www.shirayuri.ac.jp/shogai/shukyo/syukyokouza_index.html
【注意点】
※講座の写真・動画撮影、録音は禁止とさせていただきます。
※当日、スタッフが会場の様子を、個人を特定できない範囲で撮影し、広報素材として使用させていただく場合があります。予めご了承ください。
※講座の延期や中止、内容に変更等が生じた場合は大学ホームページにてお知らせします。
※その他の注意点や申込方法の詳細等は上記URLよりご確認ください。
▼本件に関する問い合わせ先
白百合女子大学 事務局長室
住所:東京都調布市緑ヶ丘1-25
TEL:03-3326-1062
FAX:03-3326-1076
メール:kikaku1@shirayuri.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
https://www.u-presscenter.jp/