ビデオリサーチ、12の国と地域対象「タレント海外プレゼンス調査」開始 国際的評価の可視化を通じてグローバル戦略を支援 ~タレント知名度「金城 武」が6の国と地域で1位、音楽アーティストの海外進出加速~

株式会社ビデオリサーチ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長執行役員:石川 豊、以下:当社)は、日本のタレントや音楽アーティストの海外での知名度・人気度など影響力を明らかにする新たな取り組みとして、「タレント海外プレゼンス調査(対象:アジア・アメリカの12の国と地域)」の提供を開始しました。

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動画配信サービスの世界的な普及により、日本のコンテンツやタレントが海外で注目を集める機会が増えています。50年以上にわたりタレントキャスティングの現場で活用される「タレントイメージ調査」を提供する当社として、グローバル戦略におけるタレントキャスティングのデータニーズの高まりを受け、「タレント海外プレゼンス調査(アジア・アメリカ12の国と地域)」を開始することになりました。

海外戦略において主要な12の国と地域を対象に、日本のタレント・音楽アーティスト約400組の知名度・人気度を毎年調査。日本の映像コンテンツの視聴頻度や視聴経路の情報も取得しており、メディア接触状況や日本への親和性などを加味した分析も可能です。
さらに調査結果は偏差値化することで、「タレントイメージ調査」のデータも組み合わせると日本および12の国・地域間での相対的な比較がシームレスにでき、多角的な視点での評価ができます。

本リリースでは、調査結果の一部として、タレントの知名度、音楽アーティストの人気度のデータをご紹介いたします。


■2025年「タレント海外プレゼンス調査」結果サマリー

<タレント部門>海外における【知名度】
「金城 武」が6の国と地域で1位!幅広い認知で日本企業の海外展開でも起用

【図表1】2025年 日本のタレント知名度TOP5(12の国と地域) ※各国所得水準でのスクリーニングを実施
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タレント知名度において特徴的なのは俳優の「金城 武」です。中国でのCM出演が今年話題になりましたが、中国、香港、シンガポール、タイ、インドネシア、マレーシアの6の国と地域で1位を獲得。1990年代より日本だけでなく香港や台湾、中国の映像作品にも出演・活躍していることもあり、アジアにおける高い知名度が確認できます。

同様にアジア圏で知名度が高いのは「木村 拓哉」。台湾、韓国で1位など、その背景には、『ロングバケーション』『ラブジェネレーション』など彼の出演ドラマが現地で放送されていたこともあるようです。

また、声優の「花澤 香菜」はベトナム、フィリピンで1位、中国、インドネシア、マレーシア、アメリカで2位など、多くの国と地域で上位にランクイン。アニメ出演の多い彼女の知名度の高さから、日本のコンテンツがジャンル問わず幅広く楽しまれていることがうかがえます。

ドラマ『SHOGUN将軍』の快挙も記憶に新しい「真田 広之」は、インド、アメリカで1位。国際派俳優としての存在感を示す結果となりました。


<音楽アーティスト部門>海外における【人気度】
「LiSA」「宇多田ヒカル」が複数地域でNo.1!日本の音楽コンテンツの海外進出が加速


【図表2】2025年 日本の音楽アーティスト人気度TOP5(12の国と地域)
※各国所得水準でのスクリーニングを実施

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音楽アーティスト人気度では、「LiSA」「宇多田ヒカル」が高い人気を示しています。「LiSA」はベトナム、フィリピン、インド、アメリカ、「宇多田ヒカル」は台湾、香港、マレーシアでそれぞれ1位を獲得。彼女たちはドラマやアニメ、映画の主題歌に起用されることも多く、映像コンテンツを通じた人気もうかがえます。

タイとインドネシアで1位の「AKB48」に代表されるように、東南アジアはアイドルグループの人気が特徴的です。また「浜崎 あゆみ」はシンガポールで1位、そのほか中国、台湾などアジア圏で上位に位置しています。なお、「宇多田ヒカル」「浜崎 あゆみ」、中国の1位「米津 玄師」をはじめ、中国、台湾、香港は、歌唱力の高い歌手が人気です。

海外公演も精力的に行う「YOASOBI」は、韓国で1位、それ以外の国と地域でも上位と人気の高さがうかがえます。他にもランクインしている音楽アーティストの多くは海外公演の機会も多く、日本の音楽アーティストの海外進出は着実に拡大していると思われます。

また、日本でも話題になることの多い「Snow Man」や、今年デビューしたばかりの「HANA」がランクインするなど、日本の最新ヒットチャートにも近しい傾向がうかがえます。


【調査概要】
調査期間: 2025年7月~8月 ※2026年以降、毎年同時期に調査
対象国・地域: 中国(北京・上海)、台湾、香港、韓国、タイ、ベトナム(ハノイ・ホーチミンシティ)、シンガポール、マレーシア、インドネシア、フィリピン、アメリカ(N.Y.・L.A.)、インド(計12の国と地域)
調査対象者: 各国・地域在住の男女15~59歳 ※各国において所得水準でのスクリーニングを実施
有効標本数: 約12,000サンプル(各国・地域1,000s)
※男女各15~19歳/20~29歳/30~39歳/40~49歳/50~59歳 各100s
調査手法: インターネット調査
対象タレント数: タレント200組、音楽アーティスト200組
質問内容: 知名度(知っている)、人気度(好き)、日本の映像コンテンツ視聴経路、視聴している有料動画配信、など





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株式会社ビデオリサーチは、テレビを含む動画ビジネスを支えるデータ&システム会社です。1962年にテレビ視聴率データを提供する調査機関として設立され、日本国内におけるテレビ視聴率調査や各種メディアデータ、マーケティングデータを提供しています。公正なデータと信頼性の高い指標を基盤に、企業のマーケティング課題解決をトータルサポートし、知恵と情熱でデータ&システムを駆使するソリューションカンパニーとして、企業の意思決定を支援しています。
本件に関するお問合わせ先
株式会社ビデオリサーチコミュニケーションズ
ビデオリサーチグループ広報セクション
Tel:03-5860-1723 E-mail:info@videor.co.jp

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この企業の情報

組織名
株式会社ビデオリサーチ
ホームページ
https://www.videor.co.jp/
代表者
石川 豊
資本金
22,050 万円
上場
非上場
所在地
〒102-0075 東京都千代田区三番町6-17
連絡先
03-5860-1723

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