当社は、ハードディスクドライブ(以下、HDD)のさらなる大容量化を実現するにあたり、業界初[1]となる12枚の磁気ディスクを実装する技術の検証に成功しました。本成果により、現行の磁気記録技術である「マイクロ波アシスト磁気記録(MAMR:Microwave-Assisted Magnetic Recording)」と組み合わせることで、2027年に40TB(テラバイト)[2]クラスの3.5型データセンター向け大容量HDDを市場投入する計画です。
当社は将来的に、次世代大容量記録技術である「熱アシスト磁気記録(HAMR: Heat Assisted Magnetic Recording)」と12枚実装の組み合わせも視野に入れており、さらなる大容量化を目指しています。HDDの大容量化は、データセンターの増え続けるストレージ需要に対応するソリューションであり、1台あたりのデータ容量を増やすことで、総所有コスト(TCO)[3]の削減にも貢献します。