ダイドーグループホールディングス株式会社(本社:大阪市北区、代表取締役社長:髙松 富也)は、自動販売機を通して、地域社会の次代を担う子どもたちの想像力を育み、個性を引き出し、社会性を育むことを目的として、第2回「ダイドーの工作自動販売機コンテスト」(以下「本コンテスト」)を開催し、大賞および優秀賞を決定しましたので、お知らせいたします。
ダイドーの工作自動販売機コンテスト審査員
当社では、子どもたちの想像力を育み、個性を引き出し、社会性を育むことを目的に、2015年から全国の子どもたちに無償で「ダイドーの工作自動販売機キット」を提供しています。
本コンテストの特別審査員長には、昨年度に引き続き、“自動販売機マニア”こと、石田 健三郎氏に就任いただき、子どもたちの個性あふれる工作自動販売機を一つひとつ真剣に審査いただきました。
そしてこのたび、ご応募いただいた123作品の中から、合計8つの受賞作品を決定いたしました。
●審査の様子
●受賞作品
【大賞】◆自動販売機マニア賞:かぞくのエコはんばいき(リュック型)
<作品のポイント>
親子で楽しく遊びながら、自動販売機の仕組みを学べるように工夫しました。暑い日の登校時に“飲み物があったらいいな”という思いから、リュック型(ランドセル型)の自動販売機を考案しました。アルミホイルで作った“太陽光パネル”でエコにも配慮し、廃材の段ボールも活用しています。作品にはリサイクルの呼びかけや、「みんなできるようにね」というメッセージも添えています。 |
<審査コメント>
自動販売機が「動き出す」、そして「中身を好みに合わせて変えられる」という未来像を、見事に具現化した作品です。車輪がついて動く自販機はすでに実証実験も進んでいますが、「自分で背負って動かせる」というユニークな発想は新鮮かつ驚きがあり、パーソナライズされた自販機としての新たな可能性を感じました。また、SDGsの視点も取り入れられており、社会貢献の面でも非常に優れたアイデアだと思います。 |
【大賞】◆DyDo社員賞:天気の自動販売機
<作品のポイント>
地球温暖化による異常気象を受けて、農家さんやスキー場、遠足の日など、みんなの「天気の願い」に応えられる「天気の自動販売機」を考えました。おじさんの畑が雨不足で作物が枯れてしまったことを知り、「天気を届ける仕組みがあったらいいな」と思って作りました。 |
<審査コメント>
おじさんの畑が雨不足で作物が枯れてしまったという実体験から、「天気の自動販売機」という発想が生まれた点に心を打たれました。身近なところで悩んでいる人を助けたいという思いが、作品全体に込められています。また、天気の種類によって価格が変動するというアイデアは、技術的にも実現の可能性があり、非常にユニークです。身近な課題に寄り添いながら、社会に役立つ自販機の未来を描いた、心温まる素晴らしい作品でした。 |
【優秀賞】◆べんりでびっくり!「機能部門」:リサイクルクル自販機
<審査コメント>
小学校2年生とは思えないほど、リサイクルや地産地消の視点が丁寧に盛り込まれており、ポイ捨て防止にもつながる“夢の自販機”だと感じました。アイデアの完成度も非常に高く、強く印象に残る作品でした。
【優秀賞】◆いっしょに作ろう!みんなで「チャレンジ部門」:どうぶつ自動販売機
<審査コメント>
姉弟で協力して作った作品で、動物たちが好きな飲み物を選べるという楽しいアイデアが、作品からもよく伝わってきました。仲良く相談しながら制作した様子が作品にも表れていて、見ているこちらまで温かい気持ちになりました。
【優秀賞】◆こんなのあったらいいな!「アイデア部門」:まほうの自動販売機
<審査コメント>
願いが叶う“魔法の自販機”というファンタジーあふれる発想に、夢を形にする力を感じました。「飲んだら友達ができるジュース」というユニークなアイデアには、飲み物を通じたコミュニケーションの可能性が込められています。
【優秀賞】◆見た目がステキ!「デザイン部門」:水族缶
<審査コメント>
水族館をテーマにした自販機は、見た目の美しさだけでなく、細部までこだわったストーリー性が魅力的でした。タイトルと世界観が一致しており、立体的なデザインも目をひきます。完成度が高い作品で、思わず心を奪われました。
【優秀賞】◆こころぽかぽか!「思いやり部門」:災害のときの自動販売機
<審査コメント>
「地震のときに使ってほしい」という思いから生まれた、人を助ける自販機。消防車やお医者さんになれるジュースなど、発想力と優しさが詰まった作品でした。全国にある自販機の可能性を広げるアイデアに、心から感動しました。
【優秀賞】◆キラリ☆発信!「SNS投稿部門」:長崎自動販売機
<審査コメント>
長崎への帰省の思い出を、自販機という形で表現した作品。従姉妹達の長崎での楽しい時間や、帰省先での別れが寂しいという気持ちから生まれたアイデアがとてもかわいらしく、心に残りました。ご当地の魅力と感情が詰まった作品は、SNSでも目をひき、共感を呼ぶ完成度の高い一作でした。
●審査員 総評
[特別審査員長]自動販売機マニア 石田 健三郎氏
第2回目となる「ダイドーの工作自動販売機コンテスト」に、今年もたくさんの素晴らしい作品をご応募いただき、ありがとうございました。
子どもたちの夢や創造力が詰まった作品の数々を拝見でき、大変光栄でした。「自動販売機で人助けをしたい」「社会貢献につなげたい」という思いで活動を続けてきましたが、応募作品や笑顔あふれる子どもたちの写真を見て、自動販売機マニアとして活動してきたことに、あらためて大きな意義を感じました。
自販機という日本の魅力ある文化を次世代へつなぐ、貴重なきっかけになったと実感しています。
ご受賞された皆さま、おめでとうございます!
なお、今回の受賞作品は、特設サイトや公式Instagramなどでご紹介しております。詳しくはこちらをご覧ください。
<参考>
◆HP:特設サイト(
https://holdings.dydo.co.jp/dydocraft2025/)
◆Instagram:【公式】ダイドーの工作自動販売機
(@dydocraft:
https://www.instagram.com/dydocraft/)
本施策は、継続的な社会貢献活動の実現を目的として当社が設立した「地域コミュニティ貢献積立金」を活用し実施しております。
今後も当社は、「人と、社会と、共に喜び、共に栄える。」のグループ理念のもと、世界中の人々が楽しく健やかに暮らすことのできる豊かで元気な地域社会づくりに貢献いたします。