SAS、疑わしい取引をより迅速に検知し、金融機関の調査業務を支援する「SAS(R) Anti-Money Laundering」最新版を発表

~増大するトランザクション・ボリュームと規制遵守へのプレッシャーにより、効率性と正確性の改善が急務に~

*2016年8月9日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリースの抄訳です。

米国ノースカロライナ州キャリー発

アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、「SAS(R) Anti-Money Laundering」の最新版を発表しました。SAS Anti-Money Launderingは、疑わしい取引をいち早く検知し、より適切で正確なアラートを生成し、クリックするだけで重要なデータへの瞬時アクセスを実現します。さらに、膨大なデータに潜む、より広範なリスクをより迅速に監視し、マネーロンダリング規制やテロ資金供与規制への遵守をこれまで以上に強力に支援します。

米国の調査会社IDCのコンプライアンス/不正行為/リスク・アナリティクス担当リサーチ・ディレクターのビル・ファーンリー(Bill Fearnley)氏は、「テロ活動の封じ込めとそれに伴う規制強化が注目されている昨今においては、マネーロンダリング対策は金融機関の最優先事項のひとつとなっています。高度なアナリティクス・ツールとビジュアライゼーション・ツールを導入すれば、コンプライアンス業務担当者は疑わしい取引のパターンや異常を検出して、迅速に報告できるようになります」と述べています。

120の銀行を対象に行ったSASとLongitude Research社の金融犯罪についての2016年の共同調査の結果によると、過去3年間に規制当局や法執行機関からコンプライアンス違反の罰金を科せられたことがある銀行は19%、そのうちの22%は10億ドルを超える罰金を支払ったことが明らかになっています。

このような罰金を課されることは、大きな風評被害の原因になりかねません。そのため、銀行をはじめとする金融機関は疑わしい取引を速やかに検知し、対処しなければならないプレッシャーにさらされています。一方、その対応プロセスはオンライン・バンキングやモバイル・バイキングによる取引量の増加によって複雑さが増しています。

SAS Anti-Money Launderingは、疑わしい取引のモニタリング、カスタマー・デューデリジェンス、ウォッチリスト・フィルタリングとケース・マネジメントなどを網羅するソリューションとなっており、コンプライアンス部門の最重要課題を解決します。

●透明性:金融機関には、リスクのモニタリングや優先順位付けに関する戦略の説明責任が規制によって強いられています。SASの透明性の高い環境はアラートの生成方法を明確に規定しているほか、データの分布とモニタリング戦略の有効性を分析するツールを提供します。

●ビジュアライゼーション:SASのソリューションは、シナリオの作成、変更、テストを瞬時に実行できます。流れるような操作のユーザー・インターフェイスで、すぐに活用できる極めて重要な情報を業務担当者に提供することにより、ケースの迅速な報告を可能にし、意思決定プロセスへと進めることができます。

●柔軟性:SASのモニタリング手法は、統計分析に基づくシナリオロジックを採用しており、広く認められています。柔軟で拡張性のあるSASのデータ・モデルは、新しい事業内容、新しい顧客タイプ、新興リスクにも対応します。

●一貫性:最新版ではシステムを強化し、データ・セキュリティーを確保する一方で、アラートと調査内容の中央管理を可能にします。この各拠点のデータを一元管理することにより、コンプライアンスに伴うコストを削減し、リスク・エクスポージャーを可視化して全社的な共有を可能にします。

SASセキュリティー・インテリジェンス・プラクティスのバンキング・ソリューション担当ディレクターであるデイヴィッド・スチュアート(David Stewart)は、「金融機関が金融犯罪のスキャンダルに巻き込まれると、その評判は一瞬にして地に落ちます。マネーロンダリングを行なう人や組織的犯罪グループは瞬時に時代のトレンドに順応します。従って、既存リスクのモニタリングだけでなく、今後対処しなければならないような新しい金融犯罪のパターンをも発見できるシステムを導入することが金融機関にとって最重要事項のひとつになっています。SAS Anti-Money Launderingはアナリティクスを活用し、コンプライアンス違反による罰金の回避を支援します」と述べています。

参考資料:ホワイトペーパー「Developing Scenario Segmentation and Anomaly Detection Models
(シナリオ・セグメンテーションと異常検出のためのモデル構築)」はこちらからダウンロードいただけます。

http://www.sas.com/ja_jp/whitepapers/wp-developing-scenario-segmentation-and-anomaly-detection-models.html

<SAS Institute Inc.について>
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なアナリティクス、ビジネス・インテリジェンス、ならびにデータ・マネジメントに関するソフトウェアとサービスを通じて、80,000以上の顧客サイトに、より正確で迅速な意思決定を行う支援をしています。1976年の設立以来、「The Power to Know(R)(知る力)」を世界各地の顧客に提供し続けています。

*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。

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この企業の情報

組織名
SAS Institute Japan株式会社
ホームページ
http://www.sas.com/jp
代表者
手島 主税
資本金
10,000 万円
上場
非上場
所在地
〒106-6111 東京都港区六本木6-10-1六本木ヒルズ森タワー 11F
連絡先
03-6434-3000

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