<本事業のポイント>
・新規7プロジェクト(計約5,700戸)に参画
・当社のタイでの分譲住宅の実績は、計20物件(約16,000戸)(今回の7プロジェクト含む)
・現地法人 MITSUI FUDOSAN ASIA (THAILAND) を設立、一層の事業拡大を図る
・アナンダ社に非常勤取締役を派遣。強固なパートナー関係を発展
三井不動産株式会社は、三井不動産レジデンシャル株式会社との共同出資会社「MITSUI FUDOSAN (ASIA) PTE. LTD.」(三井不動産アジア株式会社、所在地:シンガポール)および「MITSUI FUDOSAN ASIA(THAILAND)Co.,Ltd.」(タイ三井不動産株式会社、所在地:タイ)を通じてタイの有力な住宅デベロッパー「アナンダ社」との強固なパートナーシップを発揮し、新たに5物件(計約3,900戸)の分譲住宅につき2017年6月より販売を開始しました。また、新たに2物件に事業参画し、本7物件の参画をもって、当社グループのバンコクでの分譲住宅事業は合計20物件、戸数は約16,000戸となります。なお、共同事業者である「アナンダ社」と推進中の事業はいずれも好調に進捗しております。
当社グループはバンコクにおける長期安定的に成長する不動産マーケットおよび中間所得層の人口増加に伴う底堅い住宅需要を取り込むべく、2013年より住宅分譲事業に取り組んでまいりました。今般、国内で培った住宅開発・マーケティングなどのノウハウをより一層活かし、安定・継続的に事業拡大することを目的に、「MITSUI FUDOSAN ASIA (THAILAND) Co.,Ltd.」を設立しました。また、2017年11月には、当社よりアナンダ社に非常勤取締役を派遣し、パートナー関係をより一層強化して参ります。
この度新たに事業参画を決定した7物件は、バンコク中心部ヴィクトリーモニュメント地区、ラマ9世地区、トンロー地区、バンコク南東部ウドムスク地区、バンコク北東部ラムカムヘン地区、バンコク北部チャトチャック地区に位置し、いずれも住宅地として評価の高いエリアに所在しております。
(1) Ideo Q Victory (2)Ashton Asoke-Rama 9 (3) Ideo Q Sukhumvit 36
(1) Ideo Q Victory:39階建348戸(予定)
BTS(高架鉄道)「ヴィクトリーモニュメント」駅から徒歩1分という圧倒的な交通利便性に加え、周辺には商業施設、飲食施設があり生活利便性の高い立地です。シンボリックな外観デザイン、スカイプールやジムなどの充実した共用施設により、高い居住性能を図ります。
(2) Ashton Asoke-Rama 9:41階建593戸(予定)
ラマ9世地区は大規模開発等により、開発・発展の著しいエリアであり、当物件はMRT(地下鉄)「ラマ9世」駅から徒歩3分と交通利便性に優れています。バンコク中心に相応しい特徴的な外観デザイン、スカイプール・ジム・SPAなどを設け、高い居住性能を図ります。
(3) Ideo Q Sukhumvit 36:24階建、47階建 計449戸(予定)
日本人をはじめ多くの外国人からの人気が高いトンロー地区に所在。BTS(高架鉄道)「トンロー」駅から徒歩6分。トンロー駅周辺には商業施設、飲食施設等が充実。スカイプールやジムなどの充実した共用施設により、高い居住性能を図ります。
(4) Elio Del Nest (5) Ideo New Rama 9
(4) Elio Del Nest:10~35階建 計1,459戸(予定)
バンコク南東部ウドムスクに位置し、大規模商業施設バンコクモール(未開業)やバンコク国際展示場をはじめとした開発の進展により、将来性が注目される立地です。BTS「ウドムスク」駅から10分であり、駅から当該地につながるウドムスク通りは市場、コミュニティモール、飲食施設等が充実しており、生活利便性が高い立地です。
(5) Ideo New Rama 9:24階建994戸(予定)
古くから住宅地として発展しているラムカムヘン地区に所在。スワンナプーム国際空港へつながるエアポートリンク「ラムカムヘン」駅から徒歩10分。24時間営業のスーパーや大規模モールが徒歩圏であり、生活利便性が高い。プールやジムなどの充実した共用施設により、高い居住性能を図ります。
(6) Ideo Mobi Rangnam
(6) Ideo Mobi Rangnam:32階建366戸(予定)
BTS(高架鉄道)「ヴィクトリーモニュメント」駅から徒歩9分、エアポートリンク「ラチャプラロップ」駅から徒歩7分の交通利便性に加え、周辺には商業施設・飲食施設やバンコクでは希少な公園があり、住宅地として評価の高いランナム通り沿いに所在。スカイプールやジムなどの充実した共用施設により、高い居住性能を図ります。
(7) Elio Del Moss:8階建1,555戸(予定)
カセサート大学や企業の本社が複数立地する、バンコク北部チャトチャックエリアに所在。周辺は戸建やコンドミニアムが建ち並ぶ住宅地であり、バス便ながら地元住民向けの飲食・商業店舗が隣接するなど、高い生活利便性があります。広大なプールやジムなどの充実した共用施設により、高い居住性能を図ります。
当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置付け、東南アジアにおける住宅開発ではシンガポールの40年に渡る開発に加え、タイ(20物件)、マレーシア(3物件)、インドネシア(2物件)、フィリピン(1物件)の事業に参画しています。また、マレーシアでは商業施設「三井アウトレットパーク クアラルンプール国際空港 セパン」を2015年に開業、「(仮称)三井ショッピングパーク ららぽーとクアラルンプール」は2017年6月に着工し2021年に開業を予定しているなど、旺盛な住宅需要および拡大する消費を積極的に取り込み、現地に貢献しながら早期に利益を拡大すべく、東南アジアでの事業を積極的に推進しています。
<MITSUI FUDOSAN ASIA (THAILAND) CO.,LTD. 会社概要>
企業名称:MITSUI FUDOSAN ASIA (THAILAND)Co.,LTD.(タイ三井不動産株式会社)
設立場所:No. 388 Exchange Tower 19th Floor Unit No.1904, Sukhumvit Road,Kwaeng Klongtoey, Khet Klongtoey, Bangkok Metropolis.
現地代表者:Managing Director 中村知勇
資本金:1,600万タイバーツ(約5,100万円)
設立日:2017年2月1日
業務内容:事業機会の獲得、事業推進など
<アナンダ社について>
・1999年に設立され、2012年12月にタイ証券取引所に上場したタイの有力住宅デベロッパー。
・傘下に住宅管理会社、仲介会社、建設会社を持ち独自のバリューチェーンを構築しており、また、潜在顧客を会員とした会員組織も運営。
・快適な都心居住のライフスタイルをメディアを通じて提案し、都心の駅から近い物件に注力している。
・時価総額約544億円(2017年8月時点)、売上高約391億円(2016年)。
(1タイバーツ:3.2円)