おかげさまで、SAS Institute Japan(以下SASジャパン)は、2017年度も過去最高の売り上げを更新し、大きな成長を遂げることができました。従来よりSASが強みとする金融業では、とりわけ保険、証券が大きく成長しました。また、デジタルトランスフォーメーションの進展が著しい製造業やリテール業なども大きく成長しSASジャパン全体の成長を牽引しました。パートナー・アライアンスビジネスが大幅な伸びを見せたことも、これに大きく寄与しています。
2017年はAI、IoTなどの新たなテクノロジーへの注目が大変高まった一年でした。SASジャパンにおいても幅広い産業でAIテクノロジーの活用や、高度なIoTソリューションの導入案件が増加し、お客様のデジタルイノベーションをご支援する機会が増大した一年となりました。
一例をあげると、三井住友フィナンシャルグループ様においては、国内初となるAIを活用したアンチ・マネー・ロンダリング(AML)業務の高度化プロジェクトが始動し、RegTechの好例として注目を浴びました。またブリヂストン様におかれましては、リアルタイムIoTによる生産工程の抜本的改革を目指してSAS Analytics for IoTをご採用頂きました。IoTソリューションの核となる、Sense-Understand-Actの一連のプロセスを統合し、リアルタイムでの品質制御を目指す先進的取り組みに、各界から注目が集まっています。SASプラットフォームが、デジタルイノベーションを実践するための最適なアナリティクス・プラットフォームであると認められた結果といえるでしょう。