AWS、生成系 AIイノベーションセンターを発表

AWS は 1 億ドルを投資し、生成系 AI によるイノベーションと成功の加速に向けて、世界中のお客様やパートナーとAWS の機械学習・人工知能分野のエキスパートをつなぐ新プログラムを開始

Highspot、Lonely Planet、Ryanair、Twilio などの企業が生成系 AI イノベーションセンターとともに、AI ソリューション開発に取り組む

Amazon.com, Inc.の関連会社である Amazon Web Services, Inc.(AWS)は米国時間の6月22日、お客様の生成系 AI(人工知能)ソリューションの構築と展開を支援する新プログラム「AWS 生成系AIイノベーションセンター」を発表しました。AWSは本プログラムに1億米ドルを投資し、世界中のお客様と AWSのAIと機械学習分野のエキスパートをつなぎ、お客様による生成系AIを活用した新製品・サービスやプロセスの構想から設計・立ち上げを支援します。AWSの25年以上に及ぶAI技術開発ヘの投資を活かした本プログラムは、生成系AIテクノロジーを世界中のお客様やパートナーにお届けするためのAWSの戦略における一つの取り組みです。あらゆる企業が、自社の製品・サービスや業務を変革する可能性を持つ生成系AIに大きな期待を寄せるなか、AWS生成系 AIイノベーションセンターは、企業がアイデアをすばやく効果的に実現できるよう支援します。生成系 AIイノベーションセンターにご関心をお持ちの方は、こちらのウェブサイト英語版をご覧ください。https://aws.amazon.com/generative-ai/

AWSのセールス・マーケティングおよびグローバルサービス担当シニアバイスプレジデント マット・ガーマン(Matt Garman)は、次のように述べています。「Amazonは過去25年にわたってAIを活用しており、これまでに10万を超えるお客様がAWSのAIと機械学習サービスを利用して、ビジネスにおける機会と課題に取り組まれてきました。そして現在、世界中のお客様の間で、生成系AIを迅速かつ安全に利用するためのガイダンスを求める声が高まっています。AWSは、お客様がこの新しいテクノロジーの価値をフルに活かすために生成系AIの専門家からなるチームを設置するとともに、柔軟性と費用対効果に優れた生成系AIサービスを企業に提供することで、あらゆる組織がAIを活用できるよう支援するという目標を掲げています。この目標の一環として、AWS生成系AIイノベーションセンターという新プログラムを立ち上げました。世界各国のパートナーコミュニティとともに、あらゆる業界のビジネスリーダーと連携し、組織が生成系 AIのインパクトを最大限に引き出し、お客様、従業員、収益に対する価値を生み出せるよう支援しています」

AWS生成系AIイノベーションセンターチームは、ストラテジスト、データサイエンティスト、エンジニア、ソリューションアーキテクトからなり、お客様と段階的に協力し、生成系AIの価値を活かしたカスタムソリューションを構築します。例えば、ヘルスケア ライフサイエンス業界のお客様であれば医薬品研究や創薬を加速させる方法を模索する、製造業のお客様であれば工業デザインやプロセスを刷新するソリューションを構築することができます。また金融サービス業のお客様は、よりパーソナライズされた情報やアドバイスをお客様に提供する方法を開発することができます。

AWSは、無料のワークショップ、エンゲージメント、トレーニングを通じて、ベストプラクティスと業界の専門知識に基づき、お客様のビジネスに価値をもたらすユースケースをイメージし、検討できるよう支援します。お客様は、AWSおよびAWSパートナーネットワークの生成系AI分野のエキスパートと緊密に協力し、適切なモデルの選択、技術そしてビジネス上の課題を切り抜けるための道筋の見極め、概念実証、そして大規模なソリューションの立ち上げのための計画を立案することができます。また、AWS生成系AIイノベーションセンターチームは生成系AIを責任を持って適用し、機械学習の運用を最適化してコストを削減するためのベストプラクティスに関するガイダンスを提供します。加えて、お客様によるAWSの生成系AIサービスのご利用をサポートする戦略、ツール、支援を提供します。これらのAWSの生成系AI サービスには、AIコーディング支援サービスのAmazon CodeWhispererや、AI21 Labs、Anthropic、Stability AIに加え、Amazon独自の基盤モデルであるAmazon Titanの への API 経由でのアクセスを可能とするフルマネージドサービスであるAmazon Bedrockなどが含まれます。また、AWS Inferentiaを搭載したAmazon EC2 Inf1 インスタンス、AWS Trainiumを搭載した Amazon EC2 Trn1 インスタンス、NVIDIA H100 Tensor Core GPUを搭載したAmazon EC2 P5 インスタンスなどの高性能インフラストラクチャを使用して、モデルを教育し、実行することもできます。さらには、Amazon SageMakerにより独自のモデルを構築、教育、導入したり、Amazon SageMaker Jumpstartを利用して、Cohere の大規模言語モデルや、Technology Innovation Institute のFalcon 40B、Hugging Face の BLOOMなど、いま人気の基盤モデルを導入することも可能です。

Highspotは、セールスチームの生産性を向上させるセールスイネーブルメントプラットフォームです。Highspotのサイエンス担当バイスプレジデントであるカート・ベルグランド(Kurt Berglund)氏は、次のように述べています。「Highspotは、セールスの生産性を新たなレベルに引き上げる機能を提供し、お客様による効率的な成長を後押しすることに全力で取り組んでいます。生成系AIがもたらす可能性は極めて大きく、Highspotはこれを活用することでセールスイネーブルメントを変革し、お客様にお届けする価値を絶えず高めています。AWS生成系AI イノベーションセンターは、生成系AIのワークロードを大規模に実現する際に生じる非常に複雑な課題や機会に対処するための、斬新な解決策や独創的なアドバイスを提供してくれます」

Lonely Planetは50年近くにわたり、人々が旅行の楽しさを体験できるよう支援してきました。Lonely Planetのエンジニアリングおよびデータサイエンス担当シニアバイスプレジデントであるクリス・ワイド(Chris Whyde)氏は、次のように述べています「私たちは常に新しいテクノロジーを活用し、今日の旅行者のニーズに応える方法を模索しています。AWS生成系AIイノベーションセンターと専門家によるアドバイス、そしてLonely Planetの受賞歴のあるコンテンツと組み合わせることで、私たちはよりパーソナライズされた旅行のレコメンデーションを提供できるようになり、世界中の人々がより旅行を楽しみやすくなるでしょう」

Twilioは、幅広いデジタルコミュニケーションチャネルとファーストパーティの顧客データを組み合わせることで、顧客が希望するタイミングと方法で、世界規模でパーソナライズされたエンゲージメントを提供することを可能とするカスタマーエンゲージメントプラットフォームです。Twilioの製品管理担当シニアバイスプレジデントであるキャスリン・マーフィー(Kathryn Murphy)氏は次のように述べています。「Twilioでは、CustomerAIにより、企業が生成と予測の両方のインテリジェンスを利用して、顧客についての理解を深め、より大きな価値を提供できるようにすることを目指しています。AWSとTwilioは長きにわたって技術協力を続けるパートナーです。Amazon SageMakerを利用して予測AIのイノベーションに共同で取り組んでいることは当社の誇りであり、今後の生成系AIでの協力についても嬉しく思います。AWS生成系AIイノベーションセンターと新しいアイデアや機能を育成するという同センターのミッションが AI 分野にもたらすインパクトに期待しています」

(ご参考)
Amazon CodeWhisperer:https://aws.amazon.com/codewhisperer/
Amazon Titan:https://aws.amazon.com/bedrock/titan
Amazon Bedrock:https://aws.amazon.com/bedrock/
AWS Inferentia:https://aws.amazon.com/machine-learning/inferentia/
Amazon EC2 Inf1インスタンス:https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/inf1/
AWS Trainium:https://aws.amazon.com/machine-learning/trainium/
Amazon EC2 Trn1インスタンス:https://aws.amazon.com/ec2/instance-types/trn1/
Amazon EC2 P5インスタンス:https://pages.awscloud.com/EC2-P5-Interest.html
Amazon SageMaker:https://aws.amazon.com/sagemaker/
Amazon SageMaker Jumpstart:https://aws.amazon.com/sagemaker/jumpstart/?sagemaker-data-wrangler-whats-new.sort-by=item.additionalFields.postDateTime&sagemaker-data-wrangler-whats-new.sort-order=desc

※本プレスリリースは、現地時間 2023 年 6 月 22 日に米国で発表されたプレスリリース(https://press.aboutamazon.com/2023/6/aws-announces-generative-ai-innovation-center)の抄訳版です。

アマゾン ウェブ サービスについて
アマゾン ウェブ サービス(AWS)は約 15 年にわたり、世界で最も包括的かつ幅広く採用されたクラウドサービスになっています。AWS は、コンピューティング、ストレージ、データベース、ネットワーク、分析、機械学習および人工知能(AI)、モノのインターネット(IoT)、モバイル、セキュリティ、ハイブリッド、仮想現実(VR)および拡張現実(AR)、メディア、ならびにアプリケーション開発、展開および管理に関する 200 種類以上のフル機能のサービスを提供しています。AWS のサービスは、31 のリージョンにある 99 のアベイラビリティーゾーン(AZ)でご利用いただけます。これに加え、カナダ、イスラエル、マレーシア、ニュージーランド、タイの 5 つのリージョンにおける 15 の AZ の開設計画を発表しています。AWS のサービスは、アジリティを高めながら同時にコストを削減できるインフラエンジンとして、急速に成長しているスタートアップや大手企業、有数の政府機関を含む数百万以上のアクティブなお客様から信頼を獲得しています。AWS の詳細については以下の URL をご参照ください。https://aws.amazon.com/

Amazon について
Amazon は 4 つの理念を指針としています。お客様を起点にすること、創造への情熱、優れた運営へのこだわり、そして長期的な発想です。Amazon は、地球上で最もお客様を大切にする企業、そして地球上で最高の雇用主となり、地球上で最も安全な職場を提供することを目指しています。カスタマーレビュー、1-Click 注文、パーソナライズされたおすすめ商品機能、Amazon プライム、フルフィルメント by Amazon(FBA)、アマゾン ウェブ サービス(AWS)、Kindle ダイレクト・パブリッシング、Kindle、Career Choice、Fire タブレット、Fire TV、Amazon Echo、Alexa、Just Walk Out technology, Amazon Studios、気候変動対策に関する誓約(The Climate Pledge)などは、Amazon が先駆けて提供している商品やサービス、取り組みです。Amazon について詳しくは Amazon Newsroom(http://amazon-press.jp)および Amazon ブログ(http://blog.aboutamazon.jp)から。

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この企業の情報

組織名
アマゾンウェブサービスジャパン合同会社
ホームページ
https://aws.amazon.com/jp/
代表者
長崎 忠雄
資本金
0 万円
上場
非上場
所在地
〒141-0021 東京都品川区上大崎3-1-1目黒セントラルスクエア
連絡先
03-6332-6264

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