ネットワンシステムズ、大阪けいさつ病院「スマートホスピタル構想」を支えるネットワークインフラの充実を実現
～クラウド統合管理ツールでネットワークの安定稼働と運用負荷軽減～
ネットワンシステムズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員：竹下 隆史）は、2025年1月に開院した社会医療法人大阪国際メディカル＆サイエンスセンター 大阪けいさつ病院（大阪市天王寺区、澤 芳樹院長）が取り組むスマートホスピタル構想を支えるネットワークインフラ環境を構築しました。本件では、クラウド統合ネットワーク管理ツールを採用することで、24時間365日稼働している医療現場を止めないシステムの安定稼働と、運用担当者の負荷軽減の両立を実現しました。
■背景
社会医療法人大阪国際メディカル＆サイエンスセンター 大阪けいさつ病院は、先進医療技術や情報通信技術を活用し、急性期医療の更なる高度化、病院業務の効率化、患者に対するサービス向上を推進し、安全で安心な医療を提供することを目指した「スマートホスピタル構想」を掲げ、2025年1月に新病棟を開院しました。
従来の病院ネットワークの考え方は、個人情報や診療情報など機微な情報を多く扱い、医療機器や医療システムが安全・安定に稼働する必要があることから、オンプレ・閉域網によるクローズド環境が主流でした。しかし、こうした環境では運用やシステム改修など多大なコストがかかるとともに、生成AI等の最新技術やサービスを活用する上でも、一定の制約が発生することが想定されます。
当社が長年培ってきたネットワークインフラ・セキュリティにおける技術力と、多数の病院ネットワークを担当してきたヘルスケア市場での実績、特定のベンダーに捉われないさまざまな製品の知見を用いて、お客様が新病院として目指す姿の実現に向け、最適なソリューションを提案しました。
＜大阪けいさつ病院 新病院スマートホスピタル構想（概略図）＞
■背景
社会医療法人大阪国際メディカル＆サイエンスセンター 大阪けいさつ病院は、先進医療技術や情報通信技術を活用し、急性期医療の更なる高度化、病院業務の効率化、患者に対するサービス向上を推進し、安全で安心な医療を提供することを目指した「スマートホスピタル構想」を掲げ、2025年1月に新病棟を開院しました。
従来の病院ネットワークの考え方は、個人情報や診療情報など機微な情報を多く扱い、医療機器や医療システムが安全・安定に稼働する必要があることから、オンプレ・閉域網によるクローズド環境が主流でした。しかし、こうした環境では運用やシステム改修など多大なコストがかかるとともに、生成AI等の最新技術やサービスを活用する上でも、一定の制約が発生することが想定されます。
当社が長年培ってきたネットワークインフラ・セキュリティにおける技術力と、多数の病院ネットワークを担当してきたヘルスケア市場での実績、特定のベンダーに捉われないさまざまな製品の知見を用いて、お客様が新病院として目指す姿の実現に向け、最適なソリューションを提案しました。
＜大阪けいさつ病院 新病院スマートホスピタル構想（概略図）＞
■本件の概要
「スマートホスピタル構想」を支えるネットワークインフラの充実を中心に構築し、クラウド統合管理ツールの導入やコストとセキュリティのバランスを考慮した、5つの価値を提供しました。
①コスト最適化
お客様の初期計画では、機密情報を扱うネットワークと外部へ接続するネットワークを物理的に分けることで、導入コストが大きくなる予定でした。しかし、当社の知見・技術力により、機器やシステムを適切に集約する構成に整理すると同時に、院内のどのポートを利用しても、機器に応じて所属するVLANに自動的に接続する環境を実現しました。これにより、ネットワーク機器の台数やポートを管理する手間を減らすコスト削減と、院内のどこからでも通信できる利便性・安全性を両立しました。
②院内ネットワークの統合管理
24時間365日稼働している医療現場と同様に、医療システムを支えるネットワークも安定稼働が求められる一方で、働き方の観点から、運用担当者の運用負荷削減も同時に実現する必要があります。有線/無線ネットワークの設定や監視をクラウド環境から一括実施できる管理ツールを導入することで、院内ネットワークの状態を可視化し、夜間・休日などに障害が発生した場合でも、リモートから迅速に被疑箇所・影響範囲を確認することができ、時間や場所に捉われない働き方を可能にしました。
③院内ネットワークの可視化/分析
クラウド管理ツールを採用することで、院内のデバイス構成やポリシー、ログ管理に加えてアクセス情報を可視化し、利用データを分析することが可能になります。これにより、通信のボトルネックの特定や最適なリソース配分が可能となり、院内ネットワークの安定稼働を実現します。
④ネットワーク通信の増大に耐えうる高帯域なネットワーク
現在使用しているスマートデバイスや医療機器が快適に利用できる通信環境はもちろん、今後も最先端の医療を提供していくために、より高度なAIやデータ活用が必要となることを想定し、高帯域に耐えうる処理能力、通信速度を備えた機器を導入しました。
⑤院外接続の増大によるセキュリティ対策の強化
アプリ上での患者への医療情報の共有、職員の勤怠管理システムの導入など、提供する医療サービス、職員の働き方の向上を目的として、多くのパブリッククラウドサービスを利用しています。そのため、院外への接続は、ユーザー属性に応じて各ネットワークへのログインを制限するなど、ゼロトラストを実現しました。
■今後の展望
今後も発展を続けていく「スマートホスピタル構想」は、さまざまなデータの連携・利活用をはじめとする医療DXを目指しており、当社もデータマネジメントによる業務分析等の支援を予定しております。当社の事業戦略の一つであるSociety5.0を実現する社会基盤への貢献に向け、今後もさまざまなお客様へ、実績に裏付けられた技術力と知見を提供してまいります。
■大阪けいさつ病院 法人事務局 医療情報部 山本 剛様からのコメント
大阪けいさつ病院はIT を活用して医療サービスの質の向上や、業務効率化などを目指す「スマートホスピタル構想」を目指しております。ネットワンシステムズはこれまでもネットワークに関する技術力が高く、医療分野の実績も豊富であり、信頼できるパートナーであると評価しておりました。今後も、安定したシステム稼働に貢献頂き、AIやデータの活用など、この先の構想に対する技術支援に、引き続き期待しております。
ネットワンシステムズ株式会社について
ネットワンシステムズ株式会社は、優れた技術力と価値を見極める能力を持ち合わせるICTの目利き集団として、その利活用を通じ、社会価値と経済価値を創出するサービスを提供することで持続可能な社会への貢献に取り組む企業です。常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。
※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です
「スマートホスピタル構想」を支えるネットワークインフラの充実を中心に構築し、クラウド統合管理ツールの導入やコストとセキュリティのバランスを考慮した、5つの価値を提供しました。
①コスト最適化
お客様の初期計画では、機密情報を扱うネットワークと外部へ接続するネットワークを物理的に分けることで、導入コストが大きくなる予定でした。しかし、当社の知見・技術力により、機器やシステムを適切に集約する構成に整理すると同時に、院内のどのポートを利用しても、機器に応じて所属するVLANに自動的に接続する環境を実現しました。これにより、ネットワーク機器の台数やポートを管理する手間を減らすコスト削減と、院内のどこからでも通信できる利便性・安全性を両立しました。
②院内ネットワークの統合管理
24時間365日稼働している医療現場と同様に、医療システムを支えるネットワークも安定稼働が求められる一方で、働き方の観点から、運用担当者の運用負荷削減も同時に実現する必要があります。有線/無線ネットワークの設定や監視をクラウド環境から一括実施できる管理ツールを導入することで、院内ネットワークの状態を可視化し、夜間・休日などに障害が発生した場合でも、リモートから迅速に被疑箇所・影響範囲を確認することができ、時間や場所に捉われない働き方を可能にしました。
③院内ネットワークの可視化/分析
クラウド管理ツールを採用することで、院内のデバイス構成やポリシー、ログ管理に加えてアクセス情報を可視化し、利用データを分析することが可能になります。これにより、通信のボトルネックの特定や最適なリソース配分が可能となり、院内ネットワークの安定稼働を実現します。
④ネットワーク通信の増大に耐えうる高帯域なネットワーク
現在使用しているスマートデバイスや医療機器が快適に利用できる通信環境はもちろん、今後も最先端の医療を提供していくために、より高度なAIやデータ活用が必要となることを想定し、高帯域に耐えうる処理能力、通信速度を備えた機器を導入しました。
⑤院外接続の増大によるセキュリティ対策の強化
アプリ上での患者への医療情報の共有、職員の勤怠管理システムの導入など、提供する医療サービス、職員の働き方の向上を目的として、多くのパブリッククラウドサービスを利用しています。そのため、院外への接続は、ユーザー属性に応じて各ネットワークへのログインを制限するなど、ゼロトラストを実現しました。
■今後の展望
今後も発展を続けていく「スマートホスピタル構想」は、さまざまなデータの連携・利活用をはじめとする医療DXを目指しており、当社もデータマネジメントによる業務分析等の支援を予定しております。当社の事業戦略の一つであるSociety5.0を実現する社会基盤への貢献に向け、今後もさまざまなお客様へ、実績に裏付けられた技術力と知見を提供してまいります。
■大阪けいさつ病院 法人事務局 医療情報部 山本 剛様からのコメント
大阪けいさつ病院はIT を活用して医療サービスの質の向上や、業務効率化などを目指す「スマートホスピタル構想」を目指しております。ネットワンシステムズはこれまでもネットワークに関する技術力が高く、医療分野の実績も豊富であり、信頼できるパートナーであると評価しておりました。今後も、安定したシステム稼働に貢献頂き、AIやデータの活用など、この先の構想に対する技術支援に、引き続き期待しております。
ネットワンシステムズ株式会社について
ネットワンシステムズ株式会社は、優れた技術力と価値を見極める能力を持ち合わせるICTの目利き集団として、その利活用を通じ、社会価値と経済価値を創出するサービスを提供することで持続可能な社会への貢献に取り組む企業です。常に世界の最先端技術動向を見極め、その組み合わせを検証して具現化するとともに、自社内で実践することで利活用ノウハウも併せてお届けしています。
※記載されている社名や製品名は、各社の商標または登録商標です
