「アーティストの国際発信支援プログラム」 2025年度第Ⅱ期募集を6月13日より開始 ~第Ⅰ期はサンパウロ・ビエンナーレをはじめ6つの国際芸術展への支援が決定~

独立行政法人国立美術館 国立アートリサーチセンター

 国立アートリサーチセンター(略称:NCAR、センター長:片岡真実)は、「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅱ期の募集を、2025年6月13日から7月31日まで行います。
 世界各地で開催されるビエンナーレやトリエンナーレといった国際芸術展は、アーティストにとって重要な作品発表の場であり、日本の現代美術の国際的な認知度向上に繋がる貴重な機会です。2024(令和6)年度よりスタートした本プログラムでは、日本国外で開催される国際芸術展に日本のアーティストが参加する際の費用の一部を、主催団体を通じて支援します。
 2025(令和7)年度の第Ⅰ期募集においては、サンパウロ・ビエンナーレをはじめとする6つの国際芸術展に参加する日本のアーティストへの支援が決定しました。

◆国立アートリサーチセンター(NCAR)の事業について (https://ncar.artmuseums.go.jp/) 
NCARは「アートをつなげる、深める、拡げる」をミッションに、情報収集と国内外への発信、コレクションの活用促進、人的ネットワークの構築、ラーニングの拡充、アーティストの支援など、わが国の美術館活動全体の充実に寄与する活動に引き続き取り組んでいきます。
 
 
「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅱ期 応募要項概要)
名称 「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅱ期
募集期間 2025年6月13日(金)から2025年7月31日(木)まで
※応募受付は、日本時間の23:59まで
支援内容 日本のアーティストが参加する国外開催のビエンナーレ、トリエンナーレ等国際芸術展の主催団体に対し、経費の一部もしくは全額を支援する。
アーティスト一人につき350万円、複数の日本のアーティストが参加する場合は国際芸術展一つにつき700万円を支援上限額とする。
支援の対象となる事業
(およびその開催時期)
日本のアーティストが参加し、国外で2025年12月以降に開幕し、2026年11月末までに終了する国際芸術展であって、一定の活動実績(新規設立団体の場合は、堅実な事務局体制)があり、国際展のテーマやアーティストの選定に独自性が認められるものを支援対象とする。
「日本のアーティスト」とは、国籍や拠点を問わず、日系、あるいは日本から他国へ帰化したアーティスト、および物故者を含む。
申請資格 日本のアーティストが参加し、国外で開催される国際芸術展の主催者であり、独立した事務局体制と会計組織を有し、かつガイドライン記載事項を遵守できる団体
結果通知 審査結果は2025年9月30日(火)までに通知
応募詳細はこちらからご確認ください。
https://ncar.artmuseums.go.jp/events/globalnetworking/artistsupport/post2025-2384.html


「アーティストの国際発信支援プログラム」2025(令和7)年度第Ⅰ期 採択結果
 
  国際芸術展名 会期 アーティスト名
1 第36回リュブリャナ国際グラフィック・ビエンナーレ(スロベニア) 2025年6月6日~
10月12日
保良 雄
2 ボナヴィスタ・ビエンナーレ2025(カナダ) 2025年8月16日~9月14日 スギサキハルナ
3 第36回サンパウロ・ビエンナーレ(ブラジル) 2025年9月6日~
2026年1月11日
石川真生、ケンジ・シオカヴァ、吉増剛造
4 ベルゲン・アセンブリ(ノルウェー) 2025年9月11日
~11月9日
田中功起
5 台北ビエンナーレ2025(台湾) 2025年11月1日~
2026年3月29日
さわひらき、高田冬彦、
横溝静
6 タイランド・ビエンナーレ2025(タイ) 2025年11月~ 坂本龍一with高谷史郎、
隅英二、富山妙子

 

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