各省庁発表の法令・ガイドラインに準拠し、証拠性を担保

キングソフト株式会社（本社：東京都港区、代表取締役会長兼社長：馮 達）は、6月19日より個人版 / 法人版のクラウド型オフィスソフト「WPS Cloud / WPS Cloud Pro」で提供しているPDF編集ソフトに電子帳簿保存法の要件の一つであるタイムスタンプ機能をリリースしました。なお、タイムスタンプ機能はWindws OSのみのリリースとなります。

導入の背景

電子帳簿保存法の改正により、電子取引で受け取った請求書や契約書などの書類は、電子データとして保存することが義務化されました。

しかし、企業によっては、会計ソフトウェアや電子帳簿保存システムなどの新しいツールやサービスの導入には追加コストがかかるため、ハードルが高い場合も想定されます。

文書保存の手段のひとつとして、文書作成ソフトや表計算ソフトで作成したドキュメントをPDFへ変換して保存する方法がありますが、紙に比べるとデータが確実に保管され、改ざんされていないことを証明するのがむずかしいとされていました。

そのため、電子データが存在し、改ざんされていないことを証明する技術としてタイムスタンプが電子帳簿保存法に対応したデータ保存の要件となりました。

電子帳簿保存法の改正後に弊社が調査したところ、中小企業経営者の約6割、小規模事業者の半数が「タイムスタンプ機能付きのPDF編集ソフト」を利用したいと回答し、高いがあることがわかりました。

【電子帳簿保存法の対応に関する実態調査レポート】
中小企業経営者の6割超、小規模事業者の7割超が「PDF編集ソフトで電子帳簿保存法に対応できること」を知らない実態
https://biz.kingsoft.jp/bk-2024pdfpro/errl-research-wp

また、各省庁発表の法令・ガイドラインでも、タイムスタンプの付与が義務付けもしくは推奨されています。

そこで、弊社はすべての人の働き方をより良くするため、「文書作成」「表計算」「スライド作成」といった基本的なオフィスソフトに加え、PDF直接編集ソフトを備えたクラウド型オフィスソフト「WPS Cloud(個人版) / WPS Cloud Pro(法人版)」にタイムスタンプ付与機能を導入・リリースいたしまいした。これにより、「WPS Cloud / WPS Cloud Pro」の利用者は追加費用なしで、電子帳簿保存法などの法令で定められた電子データの保存方法に対応することができます。 タイムスタンプ付与・検証機能

タイムスタンプの付与
・PDFファイルに時刻認証局が発行する認定タイムスタンプが付与できます。
・タイムスタンプの印影は丸型・角型から選択、不可視署名が利用できます。