【オリックス水族館】展示・繁殖分野の協力で国際交流を深化 オリックス水族館とパリ水族館が友好提携を締結

オリックス株式会社

すみだ水族館(所在地:東京都墨田区、支配人:川角 類)および京都水族館(所在地:京都市下京区、支配人:坂野 一義)を運営するオリックス水族館株式会社(所在地:東京都港区、社長:田中 充)は、このたび、パリ水族館を運営するS.A.S. AQUARIUM de PARIS(所在地:フランス、社長:アレクシ・L・ポヴィレヴィッチ)との間で、展示技術や繁殖技術の向上を目的とした「協力に関する覚書(以下、本覚書)」を締結しましたので、お知らせします。
 
締結式のようす (左:パリ水族館 社長 アレクシ・L・ポヴィレヴィッチ氏、右:オリックス水族館 社長 田中 充)

本覚書は、相互の利益および発展、そして国際理解と友好促進のための関係構築を目的としています。今後、職員交流やいきものの飼育・繁殖に関する研修などを通じて、水族館の展示技術および繁殖技術の向上を目指してまいります。

本日の締結式での両社代表のコメントは下記の通りです。

オリックス水族館株式会社 社長 田中 充
「このたび本覚書を締結できたことは、今後の両社の発展にむけて大きな一歩となることを確信しており、大変うれしく思います。本提携により各館の展示・飼育技術の向上と文化的な相互理解を進め、お客さまに新しい体験を提供してまいります。今後も各地域の皆さまにより一層愛される施設を目指し、水族館運営をしてまいります。」

S.A.S. AQUARIUM de PARIS 社長 アレクシ・L・ポヴィレヴィッチ氏
「パリ水族館は、世界中の水族館や国際的な研究機関と多くの提携関係を築いており、特に日本の水族館や大学との連携を重視しています。私たちは、多様な文化的背景において、海洋環境問題を理解し解決策を見いだすためには人材交流が欠かせないと考えています。また、展示技術や繁殖技術の画期的な進展を達成するためにも、技術と資源の連携が重要であると信じています。」

当社は今後も、地域や社会との連携により、お客さまに自然環境や命の大切さを考える機会を提供してまいります。


■「協力に関する覚書」概要
本覚書は、オリックス水族館とパリ水族館が水族館運営に関する知識や技術を共有し、相互の発展と国際交流を深めることを目的としたものです。職員の交流やいきものの飼育・繁殖に関する研修を実施することで、水族館の展示技術・繁殖技術の向上を図ります。

締結日:2025年8月21日(木)
締結者:S.A.S. AQUARIUM de PARIS(代表取締役社長:アレクシ・L・ポヴィレヴィッチ)
    オリックス水族館株式会社(代表取締役社長:田中 充)
主な協力事項:①両当事者間の職員の交流
       ②公開展示および研究目的のための標本および資料交換
       ③公開展示および研究目的のための水生生物調達に関する支援
       ④水生動植物の飼育・繁殖・研究に関する共同研修、技術支援、助言

■パリ水族館について
パリ水族館は1878年に開催されたパリ万博に合わせてパリ市街中心のトロカデロ宮殿の地下に建設された世界最古の近代的な公共水族館の一つです。かつてはヨーロッパ最大級の水族館として運営されていましたが、老朽化などを理由に1986年に一時閉館。その後、海外からの投資を受けて2006年に大規模改修が行われ、現在の「Aquarium de Paris」として開業しました。

年間の来館者はおよそ80万人。約600種13,000点の魚類や無脊椎動物を80基以上の水槽で展示しており、飼育にはすみだ水族館や京都水族館と同様に人工海水が使われています。パリ水族館は日本とのつながりが強く、館内には日本美術に特化した常設展示「PROMENADE JAPONAISE」が設けられています。

近年はクラゲ類の展示に力を入れており、ヨーロッパ地域のクラゲ種保管基地となるべくコレクションの拡充を続けています。さらに、学校教育の枠を超えて、子どもたちが楽しみながら環境問題について学べる場所として、海洋生態系の保護・保全への意識を育むことを目指しています。
パリ水族館内のようす

特別展「Kawaii,Kingyo」のようす

【施設概要】
施設名称:Aquarium de Paris(パリ水族館)
所在:5 Avenue Albert de Mun, 75016 Paris, France
運営会社:S.A.S. AQUARIUM de PARIS
展示点数:約600種13,000点
水槽数:80基以上
ウェブサイト:https://aquariumdeparis.com/

■すみだ水族館について
すみだ水族館は、東京スカイツリータウン®に2012年5月に開業した完全屋内型の都市型水族館です。「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに、小笠原諸島近海で暮らすシロワニやユウゼンなどを展示した小笠原エリアをはじめ、ペンギン、オットセイ、クラゲ、金魚など、約260種7,000点のいきものを展示しています。ペンギン同士の関係を示した「ペンギン相関図」は、一羽一羽の個性を観察したくなる展示として人気を集めている展示の一つです。また、すみだ水族館は2012年から東京都小笠原村と、2022年には墨田区と連携協定を結び、地域の情報発信や環境教育などにも取り組み続けています。すみだ水族館は今後も各地域と連携して、いきもの、人、地域をつなぎ、お互いに近づきたくなるような空間づくりを目指して活動してまいります。
すみだ水族館エントランス

小笠原大水槽

すみだペンギン相関図2025

【施設概要】
施設名称:すみだ水族館
運営会社:オリックス不動産株式会社(運営業務受託会社:オリックス水族館株式会社)
所在:東京都墨田区押上1-1-2東京スカイツリータウン®・ソラマチ5F・6F
展示点数:約260種7,000点
ウェブサイト:https://www.sumida-aquarium.com/index.html

■京都水族館について
京都水族館は、2012年3月に開業した内陸型大規模水族館です。「近づくと、もっと好きになる。」をコンセプトに、京都の河川に生息するオオサンショウウオをはじめ、イルカ、ペンギン、アザラシ、クラゲなど、約200種10,000点のいきものを10エリアで展示しています。館内では、イルカやペンギン、オオサンショウウオなどの「ごはんの時間」をはじめとした「いきものプログラム」を実施し、いきものの生態や個体の特徴を飼育スタッフの言葉でお客さまに届けています。2021年からは、未来の地球にバトンをつなぐ活動「AQTION!(アクション)」の取り組みを開始し、京都市内の小学校に飼育スタッフが出向いて開催する「出張授業」や、館内の「京の里山」エリアを活用した稲作体験・冬の野菜作りを行う「京の里山教室」など、多様な活動を実施しています。京都水族館はこれからも、子どもたちが身近な自然環境に目を向け、いのちの大切さを思うきっかけとなる活動を展開していきます。
京都水族館外観

クラゲ展示エリア「クラゲワンダー」の360度パノラマ水槽「GURURI」

「京の川」エリアで展示しているオオサンショウウオ(交雑個体)

【施設概要】
施設名称:京都水族館
運営会社:オリックス不動産株式会社(運営業務受託会社:オリックス水族館株式会社)
所在:京都市下京区観喜寺町35-1(梅小路公園内)
展示点数:約200種10,000点
ウェブサイト:https://www.kyoto-aquarium.com/index.html

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