「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」に関する意識調査
調査対象の5人に1人がAUDリスク層の可能性?
沢井製薬株式会社(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:木村元彦)は、全国の20〜69歳の男女(1,000名)を対象に「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」における日本国内の生活者の実態把握を目的としたインターネット調査を実施いたしました。今回、アルコール依存症の他、アルコール乱用や有害な使用など多量飲酒の範囲とされる「アルコール使用症/アルコール使用障害、以下、AUD ※1」に対する日本国内の生活者の意識や実態を把握すべくインターネット調査を実施。以下、調査レポートとして発表いたします。
※1:アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD:Alcohol Use Disorder)とは、アルコールの摂取を自らコントロールすることが難しくなり、心身や社会生活にさまざまな影響を及ぼす疾患です。国際的には医療・精神保健の観点から広く用いられている診断名で、軽度から重度まで段階的な症状が含まれます。
● 低認知度な一方、調査対象の5人に1人が「AUDリスク層」※2である可能性。
● ストレス社会の日本において「AUD」は身近な問題。
● 現状「AUD」に低関心な日本。「AUD」疾患啓発に向けた情報提供の強化が必要。
※2:WHO(世界保健機関)によって開発されたアルコール使用障害スクリーニングテストAUDIT(Alcohol Use Disorders Identifi cation Test)を調査対象に実施し、AUDITの点数8点以上をAUDリスク層と分類した。
参考:厚生労働省,標準的な健診・保健指導プログラム(令和6年度版)
別添2保健指導におけるアルコール使用障害スクリーニング(AUDIT)とその評価結果に基づく減酒支援(ブリーフインターベンション)の手引き(令和6年2月27日更新)https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001215491.pdf
0~7点:問題飲酒ではないと思われる
8~14点: 問題飲酒ではあるが、アルコール依存症までは至っていない
15点以上: アルコール依存症が疑われる
【調査概要】
※本調査結果をご利用の場合は「沢井製薬調べ」のクレジット表記のご記載をお願いいたします※
調査方法 | インターネット調査 |
調査地区/対象者 | 全国20~69歳の男女 (全国7エリアを性年代別人口構成比で割付) |
調査期間 | 2025年8月5日~7日 |
調査委託先 | 株式会社マクロミル |
有効回収サンプル数 | 1,000サンプル |
【調査に関する補足事項】
・本調査にて、WHO(世界保健機関)によって開発されたアルコール使用障害スクリーニングテストAUDIT(Alcohol Use Disorders Identification Test)を実施。全10項目の設問で構成され、各項目の合計点(最大40点)で問題飲酒の程度を評価する。
・AUDITのスコア評価定義:0–7点-(判定)問題飲酒ではないと思われる群。(対応)介入は不要。/8–14点-(判定)問題飲酒ではあるが、アルコール依存症までは至っていない群。(対応)減酒支援を行う。/15点以上-(判定)アルコール依存症が疑われる群。(対応)専門医療機関の受診につなげる(保健指導におけるAUDITとその評価結果に基づく減酒支援(ブリーフインターベンション)の手引きに基づく)
・本リリースにおいて、AUDITスコア8点以上のスコアとなった対象を「アルコール使用症/アルコール使用障害(AUD)」のリスクの高い「AUDリスク層」として記載。
「AUDリスク層」である可能性
※3:設問「あなたの、現在のストレス度を0~10の数字でお答えください(0:まったくない~10:非常に高い)」の結果を、「0–2点」「3–5点」「6–8点」「9–10点」ごとにまとめ上げて集計。
「AUD」疾患啓発に向けた情報提供の強化が必要
※4:「お酒が原因で 仕事・健康・人間関係に困りごと があっても、やめる・量を減らすのがむずかしい状態」としてAUDを説明。
沢井製薬はサワイグループホールディングスの100%子会社です。