パナソニックのシェーバー事業が創業70周年 グローバル累計出荷2.4億台を突破

パナソニック株式会社 くらしアプライアンス社

たゆまぬパイオニア精神とイノベーションで生活者に美しさと健やかさを提供


パナソニック株式会社(以下、パナソニック)のシェーバー事業は、1955年に日本初の国産電気カミソリを発売して以来、国内のシェーバー市場をけん引。今年で創業70年を迎え、グローバル累計出荷台数は2.4億台を突破しました※1

パナソニックのシェーバー事業は、1954年のアメリカ視察で入手した電気カミソリをヒントに、松下電工社長(当時)の号令で研究開発が始まりました。戦前から培ってきたバイブレーターや小型モーターといった自社技術をいかして、翌年には32mm往復刃・電磁振動式の「MS10」を発売。安全カミソリが主流の時代に提案した電気カミソリという新たなスタイルは支持を受け、高額にもかかわらず発売から1年9カ月で約15万台を販売しました。

以降、パナソニックは、① シェービング行動の研究、② 剃り性能の研究、③ アイデンティティを物語るデザイン研究、④ お客様満足度の追求、を開発の基本姿勢に据え、絶えず自己へ挑戦し、「掘り抜き井戸」の精神で技術を磨き続けてきました。日本でのものづくりにこだわり、ステンレス刃物鋼や完全防水機能など世界初となる技術を次々に採用。中でも、多枚数システムを実現したチタンコーティング刃などの刃物技術と上質なシェービング体験を支えるリニアモーターをコア技術として研ぎ澄まして、これまでにないシェーバーを創出してきました。こうした技術革新は、お風呂剃り、自宅以外での身だしなみ、スキンケアなど、新たなシェービングスタイルの提案へと広がっています。直近では、従来の進化の延長線にとどまらず、デザインと技術を起点に開発した「ラムダッシュ パームイン」で、高機能小型シェーバーの新たなトレンドを創出。面倒だった髭剃りを“楽しい体験”へと転換するなど好評を博し、2024年には電気シェーバー国内シェアNo.1※2を達成しました。

パナソニックはこれからも、市場をけん引する自負と自己への挑戦を通じて新たなライフスタイルを創造し続け、世界中のお客様にシェービングを通じた美しさと健やかさを提供していきます。


【パナソニック シェーバーの強み -Panasonic Quality- 】
■磨き上げたコア技術
① 精密鍛造刃
「切れ味の鋭さ」と「肌触りのよさ」を両立させるために、日本刀から学んだ鍛造製法を採用し、強度があり摩耗にも強い30°鋭角内刃を実現。紙厚の半分ほどの超薄板金に1,300もの穴を1/1000mmの誤差なく正確に加工するために、金型や専用工具も自社で開発しています。

② リニアモーター
一般的な回転モーターではなく、直線運動をするリニアモーターを採用。最新のラムダッシュでは、約14,000ストローク/分という高速駆動をしても出力が落ちない点が特徴で、濃いヒゲでも剃り終わりまで高いパワーを維持します。1995年に世界で初めてリニアモーターを採用して以降、性能を高めながら大幅な小型軽量化を実現しています。

■ものづくりの進化
① 匠の技術継承

AIの活用による技術継承を推進。刃穴の開き具合や変形・欠けなどの不具合を確認する「開孔検査」では、“人間の目”で瞬時に見極めていた熟練工の経験値をAIに学習させて不良品を選別する自動検査機を導入し、検査効率を50%向上させました。

② 効率化の推進
組立式の自在型倉庫を導入し、限られた工場スペースを有効活用。天井高を最大限にいかした立体的な保管により、仕掛在庫置き場を従来の約3分の2の面積に圧縮し、約150平方メートルのスペースを創出しました。さらに、ピッキング指示の自動化により、作業の効率化と人的ミス削減を実現します。







③ 環境負荷低減
製品に環境に配慮した素材の活用を進めるほか、外刃の加工において、従来の加熱工法に代わる常温工法を確立したことによりCO2排出量の削減を実現。持続可能なものづくりに取り組んでいます。

【シェーバー事業の歩み】
パナソニックのシェーバー事業は、国内初の国産電気カミソリ「MS10」を生み出した当時と変わらぬパイオニア精神でシェーバーに向き合い、常に最先端技術への挑戦と品質にこだわって、深剃りと肌への優しさの両立とシェービング文化の創造を追求し続けています。刃の加工から組み立てまで一貫体制で、彦根から世界中のお客様に製品をお届けします。











1955年  松下電工(株)門真本社工場にて、国産初となる電気カミソリの生産を開始
1959年  フィリップ社と電気カミソリの技術提携
1967年  累計生産500万台達成
1967年  彦根工場で電気カミソリの生産を開始
1969年  円盤整流子モーターを採用:電池の寿命が従来の2倍に
1970年  累計生産1000万台達成
1974年  世界初、ステンレス刃物鋼を採用:ソフトスタンプ方式による微細加工技術を確立
1974年  コンピュータを用いたシェービングメカニズムの研究開発をスタート
1976年  累計生産2000万台達成
1977年  DD(ダイレクトドライブ)機構を採用:大パワーと大幅なコンパクト化を両立
1981年  世界初、水洗いや石けん・シェービングフォームを用いたシェービングが可能に
1984年  世界初、チタンコーティング刃を採用:切れ味が従来比5倍強の長持
1986年  累計生産5000万台達成
1995年  世界初、リニアモーターを搭載:毎分12000ストロークで内刃が稼働する3枚刃
1996年  累計生産1億台達成
1996年  第42回大河内記念生産賞を受賞:カミソリ刃の開発において
2001年  会田技術賞を受賞:カミソリ刃の開発において
2002年  新カテゴリーネーム「ラムダッシュ」誕生
2002年  世界初、30°鋭角内刃を採用:よりスムーズな深剃りを実現
2016年  累計生産2億台達成
2023年  「ラムダッシュ パームイン」誕生:なでるように剃る新たなスタイルを提案
2024年  電気シェーバー国内シェアNo.1※2 
2025年  シェーバー事業70周年

シェーバー事業70周年記念特別サイト https://panasonic.jp/shaver/70anniversary.html

【ラムダッシュ パームイン70th ANNIVERSARY EDITION (ES-PV70)】
■ 細部までこだわりを凝縮した特別仕様
パナソニックのシェーバーは、日本でのものづくりにこだわり、その環境がもたらす感性や価値観を注ぎ込んできました。シェーバー事業70周年を記念した記念モデルは、ラムダッシュ パームインを、日本の豊かな風土から見出した美しさで彩りました。

シェーバー事業70周年記念モデル限定の刻印
日本の自然美を演出した「桜」「藍」「金」「紫」の4色をラインナップ
高級感のあるメタリック仕上げの外刃フレーム&キャップ
本体カラーに合わせたウルトラスエード®※3を使用した、上質な肌触りのキャリングケース付き
ラムダッシュ パームイン70th ANNIVERSARY EDITION 商品サイト https://panasonic.jp/shaver/products/ES-PV70.html


※1 2025年9月時点
※2 2024年1~12月当社国内出荷金額シェア50% (一社)日本電機工業会出荷統計24年55,558百万円。当社出荷金額24年27,886百万円。
※3 ウルトラスエード®は、東レ株式会社の登録商標です
 

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