日本製鉄 GXスチール「NSCarbolex Neutral」の国土交通省NETISへの登録について
NETIS は、国土交通省が民間企業等で開発された優れた新技術を公共工事に積極的に活用していくために、これらの新技術に関わる情報を広く開示・提供することを目的としたシステムで、登録された技術を活用することで公共工事における総合評価方式の入札で加点対象となります。NSCarbolex Neutral は既に公共工事案件において複数の採用実績がありますが、今回のNETIS 登録により、NSCarbolex Neutral がより一層広く認知され、公共事業における社会インフラの新設・更新での活用を通じて、脱炭素化への更なる貢献が期待されます。
政府のGX2040 ビジョンでも、公共工事においてグリーンスチール等のグリーン建材について、積極的な活用方策を検討していくことが示されております。今回のNSCarbolex Neutral のNETIS への登録を受け、日本製鉄としてもGX スチールを供給し、公共工事の脱炭素化に貢献してまいります。
日本製鉄は、2050 年のカーボンニュートラル社会の実現に向け、「日本製鉄カーボンニュートラルビジョン2050」を掲げ、鉄鋼製造プロセスの変革によるCO2 削減を推進しております。今後もこれらの取組みを通じてGX スチールの安定供給体制の構築を進め、脱炭素社会の実現と持続可能な未来に貢献してまいります。
*1:GX スチール
経済産業省主催「GX 推進のためのグリーン鉄研究会」とりまとめ(2025 年1 月23 日)で定義された、「グリーントランスフォーメーション推進のためのグリーン鉄」を指しています。
*2:NSCarbolex Neutral
日本製鉄が実施した追加性のある削減プロジェクトによるGHG(Green House Gas 温室効果ガス)排出削減量又はCO2 排出削減量を組織内でプールし、その削減量を任意の製品に配分して証明書と共に供給する鉄鋼製品であり、一般社団法人日本鉄鋼連盟が制定するガイドラインに準拠しています。
NSCarbolex Neutral を購入したお客様は、証明書に記載のGHG 排出削減量を、お客様が算定する組織レベルの排出量(GHG プロトコル Scope 3 category 1)からの控除及びお客様が算定する製品レベルでの上流排出量からの控除として報告することができると解釈しています。
■NSCarbolex Neutral についての詳細は、当社ウェブサイトをご覧ください。
https://www.nipponsteel.com/product/nscarbolex/neutral/
お問い合わせ : https://www.nipponsteel.com/contact/