NEDO懸賞金活用型プログラム「量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」でシンプレクスの課題解決案が一次スクリーニングにおいて採択されました
プログラム概要
「NEDO懸賞金活用型プログラム」は、技術課題や社会課題の解決に資する多様なシーズ・解決策をコンテスト形式による懸賞金型の研究開発方式を通じて募り、将来の社会課題解決や新産業創出につながるシーズをいち早く発掘することで、共同研究等の機会創出、シーズの実用化、事業化の促進をねらって実施されています。
「量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発」は本プログラムにおいて設定された懸賞金課題の一つです。高度化が進み、実課題解決に足る能力を備えつつある量子コンピュータのハードウェアに対し、遅滞なくユースケースの開発を進めるとともに量子人材を増やし、将来利用可能になる次世代型量子コンピュータを用いた社会課題解決に取り組むことを目指しています。
名称 | NEDO懸賞金活用型プログラム/量子コンピュータを用いた社会問題ソリューション開発 |
主催 | 経済産業省 イノベーション・環境局 イノベーション政策課 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構 AI・ロボット部 量子ユニット |
開催期間 | 2025年4月4日~2026年6月30日 |
シンプレクスのチームが応募した課題は「量子コンピュータ時代に適応したWeb3.0トークン経済と次世代ブロックチェーン技術の構築」です。ブロックチェーン分野では、トークン経済の持続的な発展に向けて、健全な価値循環の実現が大きな課題となっています。当社は、この課題に対し、量子計算技術が新たな解決策となり得る可能性を見出しました。NEDOが推進する取り組みを活用し研究を加速させるべく、今回のプログラムに応募しました。今後は2026年6月の成果物提出、最終審査(2026年7~8月)に向けて、専門家によるサポートや、産業技術総合研究所のABCI-Q*3を始めとした専用リソースといったNEDOの環境を利用しながら、研究開発を行ってまいります。
*1 NEDO懸賞金活用型プログラム https://qc-challenge.nedo.go.jp/
*2 スクリーニング採択者 一覧 https://qc-challenge.nedo.go.jp/docs/screening_list_ver2.pdf
*3 産業技術総合研究所 量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター ABCI-Qについてhttps://unit.aist.go.jp/g-quat/HowToUse/abci_q/
■シンプレクス株式会社について https://www.simplex.inc/
シンプレクスは1997年の創業以来、メガバンクや大手総合証券を筆頭に、日本を代表する金融機関のテクノロジーパートナーとしてビジネスを展開してきました。現在では、金融領域で培った豊富なノウハウを活用し、金融以外の領域でもソリューションを展開しています。2019年3月にはAI企業のDeep Percept株式会社、2021年4月には総合コンサルティングファームのXspear Consulting株式会社がグループに加わり、創業時より付加価値の創造に取り組んできたシンプレクスとワンチームとなって、公的機関や金融機関、各業界をリードする企業のデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進を支援しています。