BASFのSYNSPIRE® G1-110触媒が南亜プラスチック社の2-エチルヘキサノール(2-EH)工場における蒸気効率を向上、持続可能な運営を加速

BASFジャパン株式会社

BASFのSYNSPIRE® G1-110触媒が南亜プラスチック社の2-エチルヘキサノール(2-EH)工場における蒸気効率を向上、持続可能な運営を加速
  • SYNSPIRE® G1-110触媒技術の導入により、南亜プラスチック社の2-EH工場は運用コスト(OPEX)を大幅に削減
  • この革新的な触媒により、南亜プラスチック社の工場では、年間38,000トンのCO₂排出削減を達成

BASF(本社:ドイツ ルートヴィッヒスハーフェン)は、2024年初頭、Nan Ya Plastics Corporation(南亜プラスチック社、本社:台湾 台中市)の2-EH製造拠点である麦寮工場にSYNSPIRE® G1-110触媒を導入しました。この導入により、年間約40,000トンの蒸気消費量を削減し、38,000トンのCO₂排出を回避することに成功しました。
 
BASFのSYNSPIRE®触媒により、南亜プラスチック社は年間38,000トンのCO₂排出削減を実現

この2-EH工場は、南亜プラスチック社のグローバルネットワークの一部であり、n-ブチラルデヒドを原料として、縮合、水素化、蒸留、精製の工程を経て高性能な2-EHを製造しています。2-EHは多くの下流製品の重要な原材料です。

BASFのSYNSPIRE® G1-110触媒は、従来の蒸気メタン改質プロセスと比較して乾燥条件下でメタンとCO₂を改質するために設計された最先端のソリューションです。この触媒は、コーキングによる劣化に対して優れた耐性を備えており、長期間の運転サイクルでも高い性能を維持します。これにより、顧客は蒸気消費量を削減しながら、高いCO₂吸収・転化率を実現することが可能となります。この革新的なアプローチは、業界の持続可能な変革を促進しています。

2-EH工場の効率的な運営は、南亜プラスチック社が温室効果ガス排出の削減、持続可能な原料の活用など、環境への配慮に取り組む先進的な化学メーカーであることを示しています。SYNSPIRE® G1-110触媒の優れた性能と、BASFの技術的専門知識、触媒イノベーション、協力体制が、南亜プラスチック社の目標達成を支援しています。

※この資料はBASFが2025年9月30日に中国で発表した英語のプレスリリースをBASFジャパンが日本語に翻訳・編集したものです。
※このプレスリリースの内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。



■BASFの触媒事業について
BASFは化学産業向け触媒の世界的なリーディング・サプライヤーです。化学品バリューチェーン全体にわたってソリューションを提供しています。本事業は、化学触媒、吸着剤、カスタム触媒で構成されており、化学産業のネットゼロへの移行を可能にする製品の開発・改良に注力しています。
詳しい情報は https://www.chemical-catalysts-and-adsorbents.basf.com/ をご覧ください。

■BASFについて
BASF(ビーエーエスエフ)は、ドイツ ルートヴィッヒスハーフェンに本社を置く総合化学会社です。私たちは、持続可能な将来のために化学でいい関係をつくることを企業目的とし、経済的な成功とともに環境保護と社会的責任を追求しています。また、お客様のグリーントランスフォーメーションを可能にする、選ばれる化学会社になるという意欲的な目標を掲げています。全世界で約112,000人の社員を有し、世界中のほぼすべての産業に関わるお客様に貢献しています。ポートフォリオは、コア事業の事業セグメント(ケミカル、マテリアル、インダストリアル・ソリューション、ニュートリション&ケア)、スタンドアローン事業の事業セグメント(サーフェステクノロジー、アグロソリューション)から成ります。2024年のBASFの売上高は653億ユーロでした。BASF株式はフランクフルト証券取引所(BAS)に上場しているほか、米国預託証券(BASFY)として取引されています。BASFの詳しい情報は https://www.basf.com/global/en.html をご覧ください。

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