日本製鉄 九州製鉄所大分地区の環境保全林が「自然共生サイト」に認定
自然共生サイトは、国が30by30 活動(2030 年までに陸と海の30%以上を健全な生態系として効果的に保全する)の一環で認定する、「民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域」で、当社への認定は、2023 年に連携団体と共同認定された名古屋製鉄所についで2 件目となります。
大分地区の郷土の森は、旧大分製鉄所発足(1971 年)と同時に、故 宮脇昭氏(横浜国立大学名誉教授)が提唱された「郷土の潜在植生調査に基づくエコロジー手法(宮脇方式の郷土の森)」を工場緑化として世界で初めて取り入れた環境保全林で、風土にあった樹種の選定、植栽密度および混植の工夫などにより、人工的な森ではありながら在来の生態系に近い植生学的にも貴重な持続的な森づくりが実現されています。今回、宮脇方式を採用し50 年が経過した森としての価値とその維持の取り組みが評価され、自然共生サイトに認定されました。
今回の認定を受け、大分地区では「郷土の森」の保全活動に加えて、動植物のモニタリング等を通した
50年経過した「郷土の森」の価値の見える化を推進します。また景観面からも地域の皆さまに喜んでいただけるよう、老齢化した桜並木の植え替えを加速化します。
当社はこれらの取り組みにより、製鉄所における生物多様性の向上を通した持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
自然共生サイト認定証を受領した九州製鉄所大分環境防災室長 竹﨑 一誠
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