世界の知性が集う国際会議「東京フォーラム2025」開催 テーマは、「Rethinking Capitalism:資本主義を問い直す」 11月21日(金)・ 22日(土)東京大学・安田講堂にて
東京大学と崔鍾賢学術院(韓国)が主催する国際会議「東京フォーラム2025」にて、世界の経済を動かす「資本主義」をテーマに、その問いに向き合います。
若い世代を中心に、どのような未来を築いていけるのか。社会的価値をどう再定義し、計り直していくべきなのか。アカデミアと社会が交わる対話の場として、11のセッションを開催します。「資本主義と民主主義」「資本主義と大学」「資本主義と持続可能な未来」「資本主義と宇宙」をテーマにしたパネルをはじめ、日韓の経済界リーダーによるセッション、東京大学と韓国の学生が研究発表を行うユースセッション、高校生向けの特別授業など、世界を代表する約30名の識者が2日間にわたり議論をおこないます。2019年にスタートした本フォーラムは、東アジアを起点に国際社会へ英語で発信する、希少で重要な対話の場として発展してきました。東京大学をはじめ世界のアカデミアが進める最先端の研究や社会実践を交差させながら、どのように私たちの未来を形づくっていけるのか。「Shaping the Future(未来を形づくる)」を継続テーマとして、これまでに「グローバルコモンズ」「科学と人の心」「哲学と科学の対話」「社会的分断とデジタル革新」「デザイン」などをテーマに取り上げ、議論を重ねてきました。
Tokyo Forum 2025では、企業、学術界、市民、そして政府が協力して互いの利益を分かち合うことを目指す「共助資本主義」という概念を一つのキーワードに掲げています。資本主義が単なる競争だけではなく、人々のつながりや思いやりを育む仕組みにもなりうるのか、未来に向けて考察します。
■主なセッションのご紹介(※この他にも予定されています。)
| イベント名 :Tokyo Forum 2025 今年のテーマ:Rethinking Capitalism: Varieties, Contradictions, and Futures 資本主義を問い直す:多様性・矛盾・そして未来へ 主催 :国立大学法人 東京大学、崔鍾賢学術院(韓国) |
■プログラム
※2025年10月29日(水)現在の予定のため、随時追加・変更の可能性があります。
※全プログラム英語で行われます(日本語同時通訳あり)。
■見どころ
| 基調講演は、小島 武仁教授(東京大学教授/マーケットデザインセンター)マリアンヌ・ベルトラン教授(シカゴ大学教授/ジェンダー経済学)キム・ビョンヨン教授(ソウル大学校教授/東アジア経済)。『資本主義と民主主義』・『資本主義と大学』・『資本主義と持続可能な未来』・『資本主義と宇宙』などをテーマに世界を代表する識者が安田講堂に集い11のセッションを実施。独裁と権威主義に関する世界的研究者エリカ・フランツ准教授(ミシガン州立大)、脱成長の第一人者であるヨルゴス・カリス教授(バルセロナ自治大学)、NASAによる有人月面着陸プロジェクト・アルテミス3号プロジェクトに参画する宮本英昭教授(東京大学)、著書『Z世代のアメリカ』の三牧 聖子教授(同志社大学)など総勢30名が参加。この他、日韓の経済界を牽引するキーパーソンが意見交換するビジネスリーダーセッション、現役東大生と韓国の学生が資本主義をテーマに研究発表を行うユースセッション、高校生対象の宇宙資源に関する特別授業など、東大が世界に向けて発信するフォーラムです。東京大学からは、藤井 輝夫総長・林 香里理事をはじめ、セッションを企画した教授陣など約10名と現役の学部生が登壇します。 |
パネルセッションの他、高校生向け特別講座の担当教員、ユースセッションの担当教員へのご取材依頼等も承ります。ご希望の場合は、取材受付担当までご連絡ください。
