分解能2倍の地磁気センサー販売開始

アルプスアルパイン株式会社

-高い角度分解能が求められるVR市場の新規開拓を目指す-

アルプスアルパイン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役 社長 CEO:泉英男、以下「アルプ スアルパイン」)は、従来品「HSCDTD008A」の後継モデルとして、同じサイズで、分解能を 2 倍に 高め、ノイズを 1/3、消費電流を約 1/2 に抑えた新型 3 軸地磁気センサー「HSCDTD015A」の販売を 開始しました。 本製品は、従来の分解能では対応が難しかった高精度な角度検出が求められる VR 機器などへの採用 を目指しています。
背景
アルプスアルパインの現行モデル「HSCDTD008A」は、主にスマートフォン向けに開発され、販売開 始から約 12 年が経過しました。
近年、VR 機器や高性能スマートデバイスの普及により、より高い分解能と低ノイズ性能を兼ね備えた 地磁気センサーが求められています。
こうした市場ニーズに応えるべく、当社は極小サイズを維持しながら性能を大幅に向上させた 「HSCDTD015A」を開発しました。

主な特長
200Hz の高速応答に対応し、頭部の向き検出や、センサーフュージョンによる姿勢推定など、VR や AR 機器に求められる精密な姿勢制御用途にも使用可能です。
また、省電力設計により、スマートフォンやウェアラブル機器にも適した地磁気センサーとなってい ます。

【製品情報】
 
【主な用途】
・スマートフォン、VR/AR 機器の向き
・位置検知 •駐車場やモビリティ機器の位置検知システム など

【販売情報】
販売開始時期:2025 年 10 月
サンプル購入:https://tech.alpsalpine.com/j/products/detail/HSCDTD015A/

今後の展開
本製品は地磁気センサーの使用を検討されている様々な市場のお客様へ提案し、2029 年までに年間 590 万個の量産を見込んでいます。アルプスアルパインでは市場のニーズをとらえ、お客様に適した製 品提案ができるよう、多くのセンサーラインナップを取り揃えております。
 
以上

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