日本画像学会「技術賞」を受賞
金属光沢と光・電波透過性を両立するオンデマンド加飾印刷技術が高評価
アルプスアルパイン株式会社(本社:東京都大田区、代表取締役 社長 CEO:泉英男、以下「当社」)は、当社が開発したオンデマンド加飾印刷技術(非導通メタリックインクによる金属調加飾と透過機能の両立技術)が、本画像学会の「技術賞」を受賞しましたのでお知らせいたします。日本画像学会「技術賞」は、独創性および優れた実用性が認められた技術に対し授与されるもので、年間で最大3件のみが表彰対象となる学会内でも評価の高い賞です。当社による技術賞の受賞は、1996年、2009年に続き3回目となります。
受賞技術の主な特長
今回受賞した技術は、金属光沢を持つ加飾と、光・電波の透過性を同時に実現できる点が高く評価されました。
① 金属光沢を保持しつつ、透過率を自在に制御可能
インジウムを用いた非導通メタリックインクを、膜厚制御によって島状に形成。外観は金属のような光沢を保ちながら、光を透過させるステルス加飾表示などが可能。
② 静電タッチセンサーやミリ波通過にも対応
金属調ながら導通しない構造のため、静電容量方式のタッチセンサーやミリ波レーダーとの併用が可能。
③ プリンターによるオンデマンド印刷で環境負荷を低減
必要な箇所に必要な量だけ出力でき、従来のメッキ・真空蒸着などウェット工程を伴う加飾手法に比べ、環境負荷を大幅に抑制。加えて、強酸・強アルカリ・六価クロムなどの有害化学物質を使用しないため、作業者の
安全確保と水環境保護にも寄与し、排水処理設備や排気スクラバーが不要となるなど、SDGsへの貢献も期待できる工法です。
このように、「意匠性」「機能性」「環境性」を同時に実現した点が、学会の選奨委員から高く評価されました。
今後の展開
本技術は、これまで主に自動車内装向け加飾として展開してきましたが、家庭用機器、住宅設備、インテリア、ゲームデバイスなど多様な市場での応用が想定されます。
今後も当社は、意匠と機能を両立する加飾技術の開発を進めるとともに、環境負荷低減に貢献するオンデマンド印刷技術の普及に取り組んでまいります。
以上
