当社グループで初の米国での賃貸住宅完成
三井不動産株式会社(所在:東京都中央区日本橋室町2-1-1)は、この度、米国子会社「Mitsui Fudosan America, Inc.(三井不動産アメリカ、代表者:John Westerfield)」を通じて、ニューヨークマンハッタンにおいて当社グループ初の米国での賃貸住宅「160 Madison(160マディソン)」を竣工し、本格的に入居者の募集を開始いたしました。現在この他に、いずれも今年参画した3つの賃貸住宅事業をニューヨーク、サンフランシスコ、シアトルでそれぞれ開発推進しており、2016年から2017年にかけて順次竣工する予定です。
■本物件は、ミッドタウン地区に位置し、地下鉄3路線2駅(「33rd St.」駅、「34th St./Herald Square」駅)が徒歩5分圏内という交通至便な立地環境にあります。エンパイア・ステートビルまで1ブロック、アメリカの代表的な百貨店「メイシーズ」、「ロード&テイラー」が500メートル圏内、かつ「ブライアント・パーク」、「マディソン・スクエア・パーク」といった市民の憩いの公園も近傍に位置する、生活利便性が非常に高いエリアで、最近では洗練されたレストランやバー、物販店舗が集積し、若年層に人気のエリア(NOMAD;ノーマッド)として発展しています。
■賃貸総戸数318戸42階建ての本物件は、近隣立地では希少なタワー型ハイグレード賃貸マンションで、マンハッタンに勤務する20代から30代のビジネスパーソンをメインターゲットとしています。外観を全面ガラスカーテンウォール仕上げとし、良好な全方向のビューを活かした最上階のラウンジおよびルーフトップテラス、2階にはジム、憩いのガーデンテラスを設けるなど共用施設も充実しているのが特徴です。
■本事業は、ニューヨーク周辺での住宅開発を得意とする現地のデベロッパー「J.D. Carlisle Development(JDカーライル)」と不動産ファンド「DLJ Real Estate Capital Partners(DLJリアルエステイトキャピタルパートナーズ)」との共同事業になります。
■当社グループは海外事業を成長分野の一つに位置づけ、2015年5月に公表した2017年度までのグループ中期経営計画「イノベーション2017 ステージII」では、2015~2017年の3か年で欧米・アジアにおいて約5,500億円の投資を行うことを表明しています。
アメリカでは、今年1月に発表したニューヨークマンハッタンの「(仮称)55ハドソンヤード」開発事業に代表されるオフィス開発をはじめ、複数の用途の開発事業に取り組んでいます。中でも住宅事業については、旺盛な都心居住ニーズに応えるべく、付加価値の高い住まいの提供を継続してまいります。また、従来から事業を行っているニューヨーク、ワシントンDC、サンフランシスコに加え、今年2月に初進出を発表したシアトルなど、複数都市において事業を拡大しています。