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芝浦工業大学(東京都港区/学長 村上雅人)専門職大学院工学マネジメント研究科(MOT)は、12月4日、芝浦工業大学芝浦キャンパスにて、TIS株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 桑野徹)、株式会社エスアイテック(東京都江東区/代表取締役社長 鈴見健夫)、および飯田グループホールディングス株式会社(東京都新宿区/代表取締役社長 西河洋一)との共催で、技術を活かしたビジネスアイデアを競うコンペティション「Shibaura Business Model Competition」の最終審査発表会を開催し、賞金100万円となる最優秀賞が決定した。
■テクノロジー部門 最優秀賞、賞金100万円が決定
芝浦工業大学が出願した特許技術を用いたビジネスアイデアを提案するテクノロジー部門では、この日全31件の応募中5件、各15分のプレゼンテーションによる発表を行った。
参加者たちは、新たなビジネスアイデアに加え、事業化にあたってのコストや売上、市場の想定など、事業の見通しも含めた具体的な提案を行った。そして審査委員による審査の結果、「ナノカーボン材料含有ゲルの製造方法~いろいろな素材にナノカーボンを混ぜる~」をテーマに「ナノ炭素が拓くバイオ医薬品の新境地」を提案した『翔翔チーム』(渡部毅さん、徐雨フンさん)が最優秀賞となり、賞金100万円を獲得した。
【最優秀賞受賞提案】
「ナノ炭素が拓くバイオ医薬品の新境地」
工学部化学科目の小西利史准教授によるナノカーボンに関する特許技術を用いて、製薬の際に、不純物を取り除き必要な物質だけを効率的に抽出・分離する技術・スキームを確立することで、バイオ医薬、新薬開発への応用を目指すもの
■ビジネス部門
あわせて、芝浦工業大学の関係者を対象とした「日常生活の課題から見えたビジネスプランや消費者の視点から見えた事業アイデアなど、日本或いは世界の成長を加速させるビジネスモデルの提案する」というテーマで行われたビジネス部門では、「新規痰吸引装置の開発」を提案した壁井研究室チームが最優秀賞として賞金30万円を獲得した。
■今後の展開
最優秀賞を獲得した提案については、共催企業であるTIS社のアクセラレータ・プログラムの候補者となり、支援対象となった場合は人・物・資金面での支援を受けることができる。また、エスアイテック社による投資支援の候補対象となり、事業化のための資金調達が可能となるなど、コンペのアイデアを実際にビジネスとして展開することが可能な実践的なものとなっている。
■コンペティションの概要
◆テクノロジー部門
【テーマ】
以下の芝浦工業大学が申請した特許技術から選択してビジネスアイデアを提案
1) 「巨大磁気抵抗効果を用いた高効率磁化反転デバイス」
2) 「高強度と高耐食性を有するアルミニウム合金材及びその製造方法」
3) 「ナノカーボン材料含有ゲルの製造方法~いろいろな素材にナノカーボンを混ぜる~」
【賞金】最優秀賞 100万円、優秀賞10万円
これに加え、入賞者がMOTへの入学を希望した場合、入学金相当額(28万円)を支援
◆ビジネス部門 ※芝浦工業大学関係者(学生、附属・併設校生徒、卒業生)対象
【テーマ】
日常生活の課題から見えたビジネスプランや消費者の視点から見えた事業アイデアなど、日本或いは世界の成長を加速させるビジネスモデルの提案する
【賞金】最優秀賞 30万円、優秀賞10万円
これに加え、入賞者がMOTへの入学を希望した場合、入学金相当額(28万円)を支援
■最終審査会当日に行われた発表タイトル
◆テクノロジー部門
『高強度・高耐食性のアルミニウム合金を用いた断熱性能の高いアルミサッシ』
『ナノ炭素が拓くバイオ医薬品の新境地』
『3Dプリンタを一家に一台普及させるシステム』
『公共施設で事業を加速する、新機能デバイス「アクチュエータマトリクス」の製造・販売』
『「高強度と高耐食性を有するアルミニウム合金材及びその製造方法」技術の可能性
―カーボンミニマム型循環・マッチング市場の算出と検証―』
◆ビジネス部門
『“ビューティ&ヘルスケア++“』
『ジェネリック知財情報サービス及び技術導入支援サイトの運営』
『新規痰吸引装置の開発』
『MOT社労士が全てのスタートアップ企業を支援し、成長を可能にする~法定帳簿自動作成サービスの提供~』
『独居老人向け「食コン」サービスの提供』
■主催
芝浦工業大学大学院工学マネジメント研究科
■共催
芝浦工業大学事業法人株式会社エスアイテック、飯田グループホールディングス株式会社、TIS株式会社
■後援
株式会社朝日新聞社、株式会社日刊工業新聞社、株式会社イトーキ、東京東信用金庫、東京商工会議所
▼本件に関する問い合わせ先
芝浦工業大学 経営企画部企画広報課 担当:土屋
TEL: 03-6722-2900
E-mail: koho@ow.shibaura-it.ac.jp
【リリース発信元】 大学プレスセンター
http://www.u-presscenter.jp/