昨年11月に開催された「木の次世代茶室コンペティション」(主催:日本木材青壮年団体連合会)で、大阪工業大学(学長:西村泰志)工学部空間デザイン学科インテリアデザイン研究室(指導教員:大石容一教授)所属の学生たちの共同作品が最優秀賞に輝いた。最優秀作品はプロの建築会社によって実際の茶室として建てられ、3月7日、吹田市くすのき保育園(大阪府吹田市)に設置された。
同コンペは、園児が生活の中で日本の伝統文化と触れる機会を作り、日本文化教育の再構築を目指すことを目的に、幼稚園・保育園に設置する茶室が課題。
学生たちは、構想期間を含め約2カ月をかけ、次世代茶室「たく庵」を設計した。コンペのテーマである「次世代」というキーワードから、これまでの茶室の四角く閉じられた部屋のイメージを一新する丸いドーム状の茶室をデザインした。茶室独特の雰囲気を損なわないようにドームの骨格には竹を使用し、竹林をイメージした茶室へのアプローチを設置することで落ち着きのある和の空間を創出。季節の行事の際には、装飾を施すこともでき、園児の情操を養い、好奇心を刺激する作品となっている。
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