わが国の知的財産権制度の発展に貢献した個人や団体を表彰する平成29年度「知財功労賞」の経済産業大臣表彰を、大阪工業大学(大阪市旭区)が受賞した。大学としては3校目で、私立大学としては初の受賞。4月18日の発明の日に東京・霞が関ビルで開かれた表彰式に、小寺正敏副学長らが出席した。
同賞は経済産業省特許庁が毎年表彰するもので、個人に対する「知的財産権制度関係功労者表彰」と企業や大学等に対する「知的財産権制度活用優良企業等表彰」があり、両表賞を合わせて「知財功労賞」と総称している。今年は経済産業大臣表彰に2個人、7団体、特許庁長官表彰に5個人、4団体が選ばれた。
大阪工業大学の受賞理由は、国内唯一の知的財産学部として産業界のニーズに合致した独自の教育方針を実施し、これまでに10期生約1400人、知的財産研究科(大学院)は10期生約340人の知財人材を社会に送り出していることや、研究機関として中小企業と連携した新技術の実用化に向けた活動、海外の研修員にも知財教育の機会を提供してきたこと、知財基礎知識を教える無料オンライン講座開設、学部生で組織する「知財PR隊」の取り組み、などが挙げられた。
大阪工業大学では、知的財産分野における教育・研究水準のさらなる向上を図り、今後もイノベーションの創出と知的財産制度の活用による地方の活性化に取り組んでいく。
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