京王プラザホテルで楽しむひなまつり 6,800点の壮大なつるし飾りの華やかさと日本の伝統文化「香」の厳かな魅力に触れるひととき
毎年ご好評をいただいている本絹古布のつるし飾りをさらにスケールアップし総数約6,800個の手縫いのお細工物を展示するのに加え、今年は日本の香文化にスポットをあてその歴史や魅力、楽しみ方などをご紹介いたします。
「香」は飛鳥時代に仏教とともに日本に伝来し、その後もてなしや身だしなみの小道具として、また歌や物語、季節の風情と結び付いた雅な遊びとして日本独自の文化に発展しました。平安時代には貴族の教養として香原料を組み合わせて調合した薫物を衣裳に焚き込めたり、贈り物にしたり、趣味としての香文化が開花しました。鎌倉時代になると武士からは清爽な香りをもつ香木がもてはやされ、香りを深く聞く形式が整えられ芸道(香道)として発展していきました。この度はそうした香文化の時代ごとの特長を京都の老舗「山田松香木店」や京都市の協力を得て貴重な伝統工芸品や香木とともに紹介しその歴史を紐解きます。また輪島塗や唐津焼などの著名作家による香道具の作品も展示するほか、「源氏物語」や「古今集」等で詠まれた「香」にまつわる和歌をしたためた、雅なかな書展も開催いたします。
「つるし飾り」は、キルト作家の松尾光代さんとひまわりグループのメンバー総勢約90名が、代々受け継がれてきた着物など貴重な本絹古布を使用し一針一針縫い上げたもので、京王プラザホテルで展示するために作られた作品です。お細工物には子どもの健やかな成長を願う愛情が込められており、猿は「災いが去る」おしどりは「夫婦仲睦まじく」枕は「寝る子は育つ、健やかに育ちますように」などそれぞれ意味があります。3階/メインロビーでは京都の上賀茂神社から木目込み人形の唯一の正統伝承者として認定を受けている真多呂人形の段飾りを中央に3.3メートルの高さからこれらのお細工物を吊るし、華やかにお客様をお迎えいたします。その美しさと壮大さに世界中からお越しの沢山のお客様が感嘆の声を上げる、絶好のフォトスポットとなります。
期間中は館内のレストラン・ラウンジ10店舗でひなまつりの特別メニューをご用意するほか「つるし飾りお細工物」の体験制作、「香文化」についてのトーク、香道の体験講座がそれぞれ楽しめる午餐会も開催いたします。また海外訪日客を対象にした匂い袋のワークショップもロビーにて行う予定です。
■ホテルで楽しむひなまつり~文化薫る雛調度 つるし飾りと日本の香~
2018年2月1日(木)~3月29日(木)※特別メニューは3月31日(土)迄
3階/メインロビーほか
◇本絹古布のつるし飾り(協力:松尾光代とひまわりグループ)
◇真多呂人形段飾り
◇香りの文化展(協力:山田松香木店、一般社団法人文化継承機構、京都市)
◇香道具の作品展
木目込・彩色絵 林美木子、輪島塗 輪島屋善仁、彫漆 松本達弥、唐津焼 14代中里太郎右衛門
◇王朝文学に見る薫物の世界展(協力:小林章郎)
◎展示に関するお問合せ/(03)5322-8061【ロビーギャラリー直通】
■本件に関するお問合わせ先
株式会社京王プラザホテル
営業戦略室 企画広報 斎藤 潤子・ 大塚 智生・小田 力・石川 綾子
〒160-8330 東京都新宿区西新宿2-2-1
TEL:03-5322-8010
http://www.keioplaza.co.jp