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新日鐵住金株式会社(会長兼 CEO:宗岡正二 以下、「当社」)の南米における持分法適用関連会社であるウジミナス社(社長:フリアン・エグレン)が10月31日にクバトン製鉄所で、最新鋭の第2熱延ラインの竣工式を開催いたしました。
竣工式には、来賓として坪井在サンパウロ領事をはじめ多くのお客様をお迎えしたほか、ウジミナス社ペニード経営審議会議長、エグレン社長、当社執行役員の内田および常任顧問の入山ほか、多数の関係者が列席しました。
【ウジミナス社10月31日プレスリリース要旨】
2012年10月31日に、ウジミナス社は、クバトン製鉄所第2熱延ラインの竣工式を行いました。
<需要伸長に対応する供給体制の確立>
第2熱延ラインの生産能力は年間230万tです。この能力拡大により、ラインパイプ、自動車、建設などブラジルの各産業における熱延鋼板の需要増大に対応できる生産体制を拡充致します。
<先進技術の導入による高級鋼対応力の強化>
第2熱延ラインでは、第1熱延ラインに対してサイズ対応力およびコイル単重を拡大するとともに、自動車分野での高強度鋼板、エネルギー分野では高強度、厚手幅広ラインパイプ材などの高級鋼製造力を備え、より高度化する需要家ニーズに一層的確に応えることができるようになります。
以上のように、第2熱延ラインの稼働により、ウジミナス社がブラジル産業界の競争力強化に一層貢献できるものと確信しております。
【参考:第2熱延ライン概要】
投資額:25億レアル(1000億円)
年間生産能力:230万t
最大板厚:20mm
最大板幅:2050mm
コイル最大単重:35t
ウジミナス社は、日本の資金と当社をはじめとする技術協力により1958年に設立され、1962年の第一高炉火入れ以来、本年10月26日で操業50周年を迎えました。長い歴史と伝統はもとより、生産規模・技術レベル等においても、南米屈指の鉄鋼会社です。
近年では、当社とウジミナス社との溶融亜鉛めっき鋼板製造合弁会社であるウニガル社の第2CGL新設による自動車用鋼板生産能力の拡充や今回のクバトン製鉄所の第2熱延ライン建設などの大規模な高級鋼製造設備への投資に加え、エネルギー・造船分野の需要増大に対応すべく当社から高級厚板製造技術を導入することで成長が見込まれる南米市場の高級鋼需要捕捉を行うほか、鉄鉱山権益の取得とその拡張投資などを行っており、さらなる発展が見込まれます。
一方、ウジミナス社を取り巻く経営環境は、世界的な鉄鋼企業間の競争激化など、厳しい状況が続いておりますが、当社は、本年よりウジミナス社に経営参画したテルニウムグループ、ウジミナス社の従業員とともに技術先進性の発揮とコスト競争力の強化により、当社グローバル戦略の重要な拠点であるウジミナス社の企業価値の更なる向上を図る所存です。
【参考:ウジミナス社概要】
1. 英文名称:Usinas Siderurgicas de Minas Gerais S.A. - Usiminas 略称「USIMINAS」
2. 事業内容:南米地域を中心とした鉄鋼製品の製造販売
3. 所在地:本社 ブラジル ミナスジェライス州 ベロホリゾンテ市
製鉄所 ミナスジェライス州 イパチンガ市、サンパウロ州 クバトン市
4. 社長:フリアン・エグレン
5. 資本金:12,150百万レアル
6. 売上:11,902百万レアル(2011年実績・連結)
7. 税後利益:404百万レアル(2011年実績・連結)
8. 生産規模:粗鋼生産670万トン(2011年実績)
9. 生産開始:1962年10月26日(設立1958年1月)
お問い合わせ先:総務部広報センター TEL 03-6867-2146,2976
以上