◆関西大学・人間健康学部・浦和男准教授が大阪の魅力を再発見!地域の更なる活性化へ◆高精度デジタル化技術で、知られざる大阪の姿を浮き彫りに!~関大図書館所蔵資料から、目では読み取れない情報を引き出す~ 関西大学 2018年11月16日 20:05 関西大学人間健康学部の浦和男准教授は、本学図書館に所蔵される紙の資料を「地域資源」として再評価し、同資料の高精度デジタル化復元に取り組んでいます。高精度デジタル化技術で拡大することで、印刷のずれや目では読みとれない細部の描写が視覚に飛び込んできます。一枚の平面用紙に詰め込まれた、膨大な記憶を含んだ知的なデータとは・・・。 【本件のポイント】 ・関西大学所蔵の大阪・大阪近郊都市の地図をデジタル化復元し、地域活性に活用する試み ・地図、広告などの地域資源の活用により、人と人、人と土地、土地と土地の新たな繋がりを創出する ・平面の地図から、忘れられていた記憶や思い出、情報を掘り起こして、地域の姿を改めて見直す 本プロジェクトでは、関西大学所蔵の学術資産である大阪(府下、府近郊地域を含む)の地域資料を地域活性の「資源」と捉え、資料類をデジタル化復元して公開し、地域活性に活用する方法を考察しています。 そのプロセスは次の通りです。 (1)戦前の地図や広告類を最新の技術を使って、細部まで正確に読み取れるようにデジタル化復元し、デジタル化資料を公開する。 (2)同資料を通じて、その地域に関する思い出や情報を掘り起こし、地域の知られざる姿を浮かび上がらせる。 (3)話をする過程を通じて、人と人、人と土地、土地と土地の新しい繋がりを創出し、地域に新しい活力を見出すきっかけを生み出す機会を提供する。 二次元平面の紙がデジタル化によって細部まで読み取れるようになることで、忘れていた記憶や思い出が不思議なほどに蘇ってきます。また、そのような記憶や思い出、その地域に関する情報をドキュメントとして記録に残す方法についても検討しています。研究チームは、人間健康学部、社会学部、総合情報学部、政策創造学部、環境都市工学部の3キャンパス5学部6人の専任教員から構成され、専門は、「比較文学」「社会変動論」「社会心理学」「都市計画論」「公共経営学」「知識情報学」と、文理融合の独創的なプロジェクト・チームです。 11月24日には、プロジェクト関連企画として、ワークショップ「戦前の堺市の資料を見て、堺を語ろう」を本学堺キャンパスにて開催します。同イベントでは、昭和10年堺市役所発行の『堺市鳥瞰図』(吉田初三郎作)の高精度デジタル化地図を公開します。約80年前に作者の吉田初三郎が「はるかなる後世のために、昭和の堺の印蹟を物語るなら、筆者末代までの幸福である」との強い思いで描いた地図を、現代技術の力で蘇らせます。 【研究プロジェクト名】 関西大学教育研究高度化促進費「大阪に関する地域資源の掘り起こし・再評価とDCH(Digitalised Cultural Heritage)化による繋がりの創出-関西大学図書館所蔵資料の活用」 (2018~2019年度) 【研究内容】 古い地域資料(主に地図)の高精度デジタル化復元 【関連企画】 関西大学と堺市との地域連携事業・ワークショップ「戦前の堺市の資料を見て、堺を語ろう」 〔日 時〕11月24日(土)14:30 ~ 16:30 〔場 所〕関西大学堺キャンパス SA204教室 ------------------------------------------------------------------ ■研究の詳細■ ------------------------------------------------------------------ 〇 一枚の紙切れである地図から人と人、人と土地、土地と土地の新たな繋がりが創り出されます その土地に住む人でありながら、少しでも離れているとお互いに知らないということはよくあります。この一枚地図の細部を見ることで、共通の思い出が蘇り、見知らぬと思っていた人と意外なつながりがあることに気付かされることがあります。100年前の大阪市内の会社をプロットした地図では、現在勤めている会社の過去の所在地がわかり、実は自分の生まれた土地にその会社があり、自分と土地との繋がりを新しくされることもありました。同じように、縁のない土地と土地であるようで、地図からひきだされた思い出や記憶から、土地と土地の繋がりがあることが明らかになることもありました。一枚の地図を大きく精確に読み取ることで、同一空間に同時に存在する人と人のあらたな繋がりが創り出されます。また、つまらぬ過去の出来事と思っていたことがらが、実は貴重な歴史的事実として再評価されることになります。 〇 地域活性への活用 その土地の過去の思い出や記憶を掘り起こすことで、忘れていた土地の姿を浮かび上がらせるきっかけとなります。人の記憶が、地域活性にどのように活用されるか、これは私たちの最大の課題でもあります。資金を投資して施設を建設することで人を呼ぶ地域活性のような派手さはありませんが、にぎやかな時代、さびれた時代、いろいろな時代の姿を掘り起こすことで、地域の新しい姿や在り方を考えるきっかけを提供する場を提供できればと考えています。 〇 大阪の大学としての矜持 本学は創立130周年、まもなく大学昇格100周年を迎え、大阪とともに発展し、大阪の大学として成長してきました。多くの大阪の方々に愛される大学として、大阪の大学としての矜持を持ち、大阪をより元気にするために学術資産を活用して貢献したいと考えています。 【本件に関するお問い合わせ先】 関西大学人間健康学部准教授 浦 和男(うら かずお) TEL:072-229-5370 E-mail:ura_kaz(at)kansai-u.ac.j ※(at)は@に置き換えてください。 【発信元】 関西大学 総合企画室 広報課 担当:寺崎、浦田 〒564-8680 大阪府吹田市山手町3-3-35 Tel.06-6368-0201 Fax.06-6368-1266 URL:www.kansai-u.ac.jp ▼本件の詳細▼ 関西大学プレスリリース URL:http://www.kansai-u.ac.jp/global/guide/pressrelease/2018/No65.pdf 【リリース発信元】 大学プレスセンター https://www.u-presscenter.jp/
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