神戸市、シスメックス、エスアールエルが 神戸医療産業都市内にCOVID-19のPCR検査体制を構築し運用を開始
現在も日本国内におけるCOVID-19の感染拡大は終息しておらず、神戸市においては、今後のさらなる感染拡大に備えて、市内のPCR検査体制を強化しておくことが急務となっています。
このたび、神戸市、シスメックスおよびエスアールエルは、神戸市内におけるCOVID-19のPCR検査体制強化に関する合意書を2020年5月18日に締結しました。これに伴い、3者は神戸医療産業都市内の衛生検査所「シスメックスBMAラボラトリー」に新たなPCR検査体制を構築し、2020年6月1日(予定)に運用を開始します。本取り組みでは、PCR検査をシスメックスが担当し、検査体制の構築支援および検体回収・結果報告などをエスアールエルが担当します。
なお、本件におけるPCR検査には、シスメックスがSARSコロナウイルス核酸キットとして国内初の体外診断用医薬品製造販売承認を取得した、「2019-nCoV検出蛍光リアルタイムRT-PCR キット」を活用します。
(https://www.sysmex.co.jp/news/2020/pdf/200327.pdf)
まずは、COVID-19軽症者・無症状者 の宿泊療養施設からの退院時におけるPCR検査を実施し、段階的に100検体/日のPCR検査が可能な体制まで強化する予定です。
3者は、本取り組みを通じてCOVID-19の脅威にさらされている地域住民の身体的、精神的負担の軽減を目指します。