新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原検査キット 新工場の新設について -日立と東芝の参画により早期稼働を目指す-
富士レビオは、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)抗原検査キットとして「エスプラインSARS-CoV-2」(以下、「本キット」)の製造販売承認を5月13日に取得し、既に臨床の現場でご使用いただいております。
しかしながら、新型コロナウイルス感染症の終息が見通せない中、検査体制のさらなる拡充が期待されており、本キットにおいても早急に生産能力を拡大することが求められています。旭川工場は、本キットの新たな生産拠点として2020年12月までの稼働開始を予定しており、既に生産を行っている富士レビオ 宇部工場とあわせて週40万テスト以上の生産体制を構築いたします。また、生産工場を2拠点とすることにより供給の安定化を図ります。
富士レビオ、日立グループ、東芝グループの3者は、旭川工場の短期間での稼働開始を目指し、基本的な事項について合意に至りました。本合意においては、日立グループは、製造設備の導入にあたって製造プロセスおよび製造設備構築のコンサルティングや付帯設備のエンジニアリング業務等を提供し、安定的かつ効率的な供給体制の構築に寄与いたします。また、東芝グループは、当初は東芝ホクト電子株式会社 旭川工場の建屋を含めた生産体制を提供するとともに、高信頼な医療関連部品の製造実績を生かし、本キットの安定的な生産を支えていきます。
みらかグループ、東芝グループ、日立グループは、期間を大幅に短縮した上で効率性の高い工場を新設することで新型コロナウイルス検査体制の早期拡充を実現し、感染拡大防止に貢献いたします。