「IAUD国際デザイン賞2020 銀賞」を受賞 聴者と聴覚に障がいのあるパートナー(従業員)が共に働くサイニングストアの実現で
今回の受賞は、手話をはじめとした多様なコミュニケーションが体験でき、誰もがありのままの自分で居られる場所として、当社が2020年6月にオープンした、聴者と聴覚に障がいのあるパートナー(従業員)が共に働くサイニングストアの取り組みが評価されたものです。同賞審査員からは、「インクルーシブでインスピレーションを与えてくれる試み」であり、「聴覚障害者への温かい配慮を示す主要なコーヒーチェーンの歓迎すべき動き」であると評価されました。
■サイニングストア「nonowa国立店」
【手話でのオーダーに加えて、指差し、筆談でも注文可能】
nonowa国立店では手話だけでなく、複数の方法でご注文が可能です。指差しでドリンクのサイズから詳細なカスタマイズまでスムーズにご注文いただけるメニューシートや、タブレットに向かってお話いただくと文字で表示され、パートナーへと伝わる音声入力システム、ペーパーレスの電子式筆談具などのコミュニケーションツールをご用意しています。
指差しメニューは、作成にあたり、聴覚に障がいのあるパートナーへヒアリングを実施し、店舗での検証を重ねて完成しました。現在では全国の店舗へ導入を完了しており、「カスタマイズが注文しやすい」と、障がいの有無に関係なく、様々なシーンで利用いただいています。
【商品の受け取り番号を表示するデジタルサイネージ】
商品の受け取り場所にはデジタルサイネージを設置。商品提供時は手話でのご案内と共に、お客様のレシートに印字された番号をデジタルサイネージに表示し、順番にご案内いたします。
【文字・振動で情報を伝えるデジタルウォッチ】
nonowa国立店ではスターバックス独自でシステムを開発したデジタルウォッチを導入しています。遠くにいるパートナーへオペレーションサポートを依頼するときの呼び出しや、業務で使用するタイマー機能など、タブレット操作で簡単に設定可能。聴覚に障がいがあっても働きやすい環境が整備されています。
現在、スターバックスでは、370名を超えるチャレンジパートナー(障がいのあるパートナー)が全国各地の店舗で活躍しています。スターバックス コーヒー nonowa国立店での勤務を通じ、さらに自信をつけ多様性を体感したパートナーの知見や経験を全国の店舗へ波及させてまいります。
スターバックスはこれからも、ダイバーシティ&インクルージョンのテーマ「NO FILTER」を掲げ、多様化するパートナーの一人ひとりが、スターバックスを自分の居場所と感じられ、能力を最大限発揮できる職場環境づくりに努め、誰もが持続的に活躍できる社会を実現するための挑戦を続けてまいります。
※「IAUD国際デザイン賞」は、ユニヴァーサルデザインの普及と支援のために2010年にIAUDによって創設されたものです。2018年度より「IAUDアウォード」から「IAUD国際デザイン賞」と名称をあらため、民族、文化、慣習、国籍、性別、年齢、能力等の違いにかかわらず、 “一人でも多くの人が快適で暮らしやすい”UD社会の実現に向けて、特に顕著な活動の実践や提案を行なっている団体・個人を国際的に表彰しています。
「IAUD国際デザイン賞」公式サイト https://www.iaud.net/award/
◆スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社 https://www.starbucks.co.jp/
スターバックス コーヒー ジャパン 株式会社は、1996年に東京・銀座に日本第1号店を開業。現在、全世界83か国で32,000店舗以上、日本全国47都道府県において1,601店舗 (2020年9月末時点、ライセンス店舗を含む)のコーヒーストアを展開しております。「人々の心を豊かで活力あるものにするために—ひとりのお客様、一杯のコーヒー、そしてひとつのコミュニティから」をミッションに掲げ、約4万人のパートナー(従業員)が、一杯のコーヒーを通じて、人と人とのつながりと心あたたまるひとときを提供しております。2019年2月28日には、世界5拠点目となる「スターバックス リザーブ(R) ロースタリー 東京」をオープンしました。