QRコード決済の利用率が56%と過去最高を更新 注目を集めるBNPL(後払い決済サービス)の利用者は約7割が女性
インフキュリオン、「決済動向2021年12月調査」を発表
株式会社インフキュリオン(本社:東京都千代田区、代表取締役:丸山 弘毅)は、全国の16歳〜69歳男女5,000人を対象に「決済動向2021年12月調査」を実施しました。QRコード決済の利用率が56%と過去最高を記録したほか、ブランドデビットカード※の利用率20%を超える結果となりました。また、複数のQRコード決済をお店やキャンペーンによって使い分けている利用者が約7割に及び、キャッシュレス決済手段を使い分けて活用している消費行動が見てとれました。今回の調査から追加したBNPL(Buy Now, Pay Later:後払い決済サービス、以下、BNPL)の利用率は、全体で8%でしたが、女性の利用率が約7割と男性の2倍以上となったほか、10代・20代女性の利用率は約20%と他の年代と比べて突出して高い結果となりました。
※ブランドデビットカード
カード券面に国際ブランドマーク、カード番号、有効期限などが記されており、クレジットカードと同様に各国の国際ブランドのネットワークがそのまま利用できる。発行時は、原則として審査・与信がなく、クレジットカードを持てない若年層や高齢者も所有できるほか、利用時に決済登録している銀行口座からの引き落としが即時に行われる「即時払い」のため、残高の範囲内の利用となり、使いすぎる心配がないというメリットがある。
<調査結果の詳細>
・QRコード決済の利用率が過去最高で56%。ブランドデビットカードは調査以来初の20%超え
・QRコード決済の複数利用者の69%はお店やキャンペーンによって使い分けをしている
・BNPLは全体で利用率8%だが、女性の利用率は69%と男性の2倍以上で中でも10代、20代女性の利
用率は約20%と高い傾向に
・BNPL利用者のクレジットカード保有率は68%と高く、ネットショッピングでの利用傾向はお店や購
入金額によって使い分けている利用者が多い
<直近約2年間における各キャッシュレスの利用率の推移: 2019年10月~2021年12月>
(複数回答; N=20,000; ※2020年12月・2021年12月はN=5,000)
・ブランドデビットカードの利用率が20%を超える
・BNPLは利用率8%
<各カテゴリーの利用者における利用状況>
・ブランドデビットカードの利用者は57%が直近3ヶ月で利用していない「非アクティブ」
・BNPLの利用者は4人に1人が「非アクティブ」
<各QRコード決済アプリの利用率 2020年12月 vs 2021年12月>(複数回答; N=5000)
<QRコードサービスの使い分けについて>
・「お店によって使い分けている(37%)」、「キャンペーンによって使い分けている(32%)」と
約7割が複数のQRコード決済をお店やキャンペーンによって使い分ける傾向
<QRコード決済アプリの機能ごとの利用意向>
・今後QRコード決済アプリの機能で使いたい機能は「公共料金の支払い」(利用者40%/非利用者
22%)がトップ、次いで「税金の支払い」(利用者36%/非利用者14%)、「A T Mでの現金引き
出し」(利用者24%/非利用者13%)と利用範囲拡大の期待感が高い
<BNPL利用者 性・年齢階層ごとの利用率> (N=5,000)
・10代、20代女性の利用率は約20%と突出して高い傾向にある
<BNPL利用者の男女構成>(N=390 BNPLサービス利用者対象)
<BNPL利用者個別BNPLサービスの利用率>(複数回答;N=390 BNPLサービス利用者対象)
・各BNPLサービスの利用率は、ネットプロテクションズ後払いが59%とトップ、メルペイスマート払
い(25%)、Paidy(25%)と続く
<BNPLとクレジットカードの使い分け>(N=390 BNPLサービス利用者対象)
・BNPLとクレジットカードの利用者はネットショッピングにおいて4割超が主にクレジットカードを
利用していると回答、お店によって使い分けている(19%)、購入金額によって使い分けている
(12%)など利用シーンに合わせて使い分けていることが覗える
<調査概要>
調査手法:インターネット調査
調査地域:全国
対象者条件:16~69歳男女
対象人数:5,000人
調査期間:2021年12月2日(日)~2021年12月3日(月)