2021年 年間テレビCM出稿タレント(関東地区)は「斎藤 工」がトップ ~【確定版】2021年 年間テレビCM出稿動向~
*今回は前回の速報版の集計期間(1月1日~11月21日)を1月1日~12月31日までとした確定版となります。
■2021年のテレビCM出稿量は例年並み/商品種類別では“通信・web系サービス”が依然トップ
2021年のテレビCM総出稿量は、関東・関西・名古屋3地区とも、コロナ禍以前の2019年と同程度の出稿量となっています。2020年の出稿量は、一時期大きく落ち込みましたが、2021年は年間を通して例年並みの出稿量となりました。
商品種類別にみると、3地区とも出稿量(秒数)が最も多いのは“通信・web系サービス”で、2018年以降連続して、3地区すべてでトップとなりました。さらに前年と比較しても大きく出稿量が増加しています。ECでの購入・注文、キャッシュレス決済など、スマートフォンをはじめデジタルデバイスを通じたサービスが、長引くコロナ禍でより市場拡大していることも、通信・web系サービスの出稿量増加要因と考えられそうです。
■2021年の年間テレビCM出稿量1位は斎藤工、テレビCM起用社数1位は本田翼
タレント別テレビCM出稿量(秒数)ベスト3(関東地区)
1位 斎藤 工 2位 綾瀬 はるか 3位 米倉 涼子
タレント別テレビCM起用社数 ベスト3(関東地区)
1位 本田 翼 2位 橋本 環奈 / 広瀬 すず
タレント別テレビCM出稿量(秒数)で首位となったのは「斎藤 工」で、「Indeed」「興和」などのCMに出演しています。2位は「綾瀬 はるか」、前年の10位から大きくランクアップしました。テレビタレントイメージ2021年8月度調査での女性タレント人気度1位に裏打ちされるように、彼女の人気の高さが出稿量にもつながっていることがうかがえます。前年1位の「米倉 涼子」は、3位と引き続き高順位を維持しています。9位の「泉 里香」は、前年の109位から100位ランクアップし、飛躍的な伸びをみせています。
また、例年、携帯キャリアのCM出演者がトップ10に多数ランクインしていますが、格安スマホや新料金プランが話題となったこともあり、2021年も同様の傾向がみられます。
タレント別テレビCM起用社数の首位は「本田 翼」で、速報版(~2021年11月21日を対象)リリース後、起用社数をさらに2社増やし、21社で初の首位となりました。2位には前年首位の「橋本 環奈」と、前年2位の「広瀬 すず」が、同数でランクインしており、ともに安定した人気の高さがうかがえます。
※ビデオリサーチのグループ会社である株式会社ビデオリサーチコムハウスが、対象地区において「いつ」「どの局で」「何の(企業・商品)」CMが放送されたのかを収集し、独自の基準によって取りまとめた国内最大のテレビCMに関するデータベースであるテレビ広告統計により集計。テレビ広告統計は、ビデオリサーチがデータの提供を行い、ユーザニーズに応じて、月報(翌月)、週報(2週後)、テレビCM速報[全国テレビCMデータ](オンエア翌日)など様々なタイミングで関連業界にてご活用いただいております。
集計対象局:関東地区 民放5局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビ)
集計対象期間:2021年1月1日~2021年12月31日のオンエアCMを対象
※当リリースは、テレビ広告統計・月報(確定データ)を使用
【集計概要】
集計対象局:関東地区 民放5局(日本テレビ・テレビ朝日・TBS・テレビ東京・フジテレビ)
関西地区 民放5局(毎日放送・ABC・関西テレビ・読売テレビ・テレビ大阪)
名古屋地区 民放5局(東海テレビ・中京テレビ・CBC・名古屋テレビ・テレビ愛知)
集計対象期間:2019年・2020年・2021年 各年1月1日~12月31日のオンエアCM