シーメンスヘルスケア、フォトンカウンティング搭載の次世代CT「NAEOTOM Alpha」国内初号機、東海大学医学部付属病院導入が決定
• 「NAEOTOM Alpha」の早期導入でより迅速、安全、精度の高い医療実現目指す
シーメンスヘルスケア株式会社(東京都品川区、代表取締役社長: 森 秀顕、以下 シーメンスヘルスケア)は、日本初*のフォトンカウンティング検出器を搭載した次世代CTとして今年1月26日に製造販売認証された「NAEOTOM Alpha(ネオトム アルファ)」の国内初号機導入が東海大学医学部付属病院となりましたのでお知らせいたします。
「NAEOTOM Alpha」を導入いただくことにより、日本の患者さんへの最適な医療の提供と、日本の画像診断の発展にさらなる貢献ができればと考えます。尚、東海大学医学部付属病院では本製品を使用した診断の開始を2022年6月より予定しています。
「NAEOTOM Alpha」は、Siemens Healthineers AG(ドイツ・エアランゲン)が、半導体メーカーである株式会社アクロラド(沖縄県うるま市、代表取締役社長:大野 良一)との15年の研究開発の末、実用化されました。高齢化社会の進行と新型コロナウイルス感染症(COVID-19)などで日々切迫する日本の医療現場において、病気の早期発見や正確な診断、患者さんの負担軽減などへの貢献が期待されています。
東海大学医学部付属病院は、「患者さんにとって安全かつ心温まる、最善・最新の医療の提供」という理念を掲げ、最先端医療を支える研究の場として積極的に医療現場の様々な課題解決に取り組まれています。その方針のもと、製造販売認証取得から約2か月あまりでの「NAEOTOM Alpha」導入決定となりました。
東海大学医学部付属病院病院長の渡辺雅彦教授は、「このNAEOTOM Alphaを導入することにより、これまでの画像診断医療検査の常識を大きく変え、患者さんにより適した医療の提供が可能になると考えます。CT装置の精度があがり、被ばく低減や検査時間の短縮による患者さんへの負担軽減や医療現場における効率化など、様々なメリットが期待されます。」と述べています。
シーメンスヘルスケア株式会社 ダイアグノスティックイメージング事業本部 事業本部長 桜井 悟郎は、以下のように述べています。「私たちが長年の研究の末、完成したNAEOTOM Alphaの日本での初導入を、東海大学医学部付属病院様に決定いただいたことをとても光栄に思います。疾患の早期発見から治療、そして予後管理において、画像診断は今後一層重要な役割を担ってまいります。NAEOTOM Alphaを導入いただくことにより、少しでも日本の医療の未来に貢献できれば大変うれしく思います」
シーメンスヘルスケアは、画像診療にブレークスルーをもたらすことが期待される「NAEOTOM Alpha」を通して、東海大学医学部付属病院をはじめとした日本の医療従事者の方々と共に、ひとりでも多くの検査を受ける方が質の高い医療へアクセスできるよう取り組み、日本のCT装置の活躍の場を拡げてまいります。
■「NAEOTOM Alpha」について
本製品は、Siemens Healthineersがアクロラドとともに開発した「フォトンカウンティング検出器」を搭載しております。主に被ばくを低減しつつ高分解能な画像を臨床利用できるという点で、従来のCT装置から大きなイノベーションを果たしました。
フォトンカウンティング検出器は、従来の検出器のようにX線光子を可視光に変換するのではなく、各X線光子とそのエネルギーレベルを直接検出するため、より少ない放射線量で高解像かつ有用なデータを提供することができます。また、被ばくを抑えることができるため、患者さんや検査を受ける方の負担を減らしつつ正確で包括的な検査が可能となります。その応用範囲は、腫瘍や心臓の診断から肺のフォローアップ検査まで、幅広く多岐にわたります。
URL:www.siemens-healthineers.com/jp/computed-tomography/photon-counting-ct-scanner/naeotom-alpha
* 自社調べ
■東海大学医学部付属病院について
1975年神奈川県県央・県西地区の中核医療機関として伊勢原市に設立。東海大学の建学の理念に基づいた“ヒューマニズムと科学の調和”をはかり、新しい医療体制の確立、人格豊かな広い視野と使命感を持った良医の育成、患者さんにとって安全かつ心温まる最善な医療を提供すべく、診療・教育・研究に日夜努力を続けています。https://www.fuzoku-hosp.tokai.ac.jp/
報道機関からのお問い合わせ先
シーメンスヘルスケア株式会社
コミュニケーション部 丹野
TEL: 090-4913-8598
Email : yukari.tanno@siemens-healthineers.com
<広報代理>
株式会社プラップジャパン
担当:手川・大内・相良
Email : pr.siemens_healthcare@prap.co.jp
Siemens Healthineersは、2016年にシーメンス AGより独立経営となったヘルスケア事業の新ブランド名です。
Siemens Healthineers AGはドイツ・エアランゲンを本拠とし、世界70ヵ国以上に拠点を置くメドテックカンパニーです。「We pioneer breakthroughs in healthcare. For everyone. Everywhere. ヘルスケアをその先へ。すべての人々へ。」というPurposeのもと、次世代医用技術において重要性を増すAI搭載のアプリケーションやデジタル製品を提供するなど、診断・治療を目的とした製品及びサービスのポートフォリオを継続的に発展させています。これらの新しいアプリケーションは、画像診断や検体検査から、画像ガイド下治療や革新的ながん医療に至るまで、当社の基盤を強化するものです。また、医療従事者が高品質で効率的なケアを提供できるよう、デジタルヘルスケアサービスや病院経営に関するソリューションも積極的に拡充しています。
2020年10月~2021年9月末までの2021年度において、Siemens Healthineersの売上は180億ユーロ、純利益は31億ユーロ、全世界の社員数は約6万6,000人でした。詳しい情報はこちらでご覧いただけます。
グローバルサイト:www.siemens-healthineers.com
日本のサイト:www.siemens-healthineers.com/jp/