SAS Viya on Microsoft Azure、投資対効果204%を達成可能であることが明らかに
アナリティクスのリーディング・カンパニーである米国SAS Institute Inc.(以下 SAS)は、Forrester Consultingが実施したTotal Economic Impact™(以後、TEI)調査によると、Microsoft Azureで稼働するSASのクラウドネイティブAI、アナリティクス、データ管理プラットフォーム、SAS® Viya®(https://www.sas.com/ja_jp/software/viya.html)を導入する組織は3年で204%の投資対効果を期待できるとの結果を得られたと発表しました。さらに、正味現在価値にして数百万ドルもの投資であっても14か月で回収できるなど、お客様のSAS Viya on Azureへの投資の価値をさらに強く裏付ける報告も出されています。TEI調査で明らかになった結果については、Forresterからゲスト講演者を招いて実施したSASとMicrosoftの共催ウェビナー*1(https://www.sas.com/en_us/webinars/driving-204-percent-roi.html)(オンデマンド・英語)で紹介されています。
*1:視聴いただく際には、事前登録いただく必要があります。
Forresterは、投資のメリット、コスト、リスクを理解するために、SAS Viya on Azureを利用する6つのユーザー企業ないし団体より、9人の意思決定者から話を聞いています。対象となった企業、団体の業種は多岐にわたり、行政機関、製造業、金融サービス、ITプロフェッショナル・サービス、銀行が含まれます。
まず回答者は、SAS Viya on Azureを導入する以前は、データアクセスへの障壁とデータソースの散在により、AIモデルの構築、展開、管理には困難が伴い、時間がかかったと述べています。加えて、オンプレミスの分析インフラの非効率さと高コストも問題でした。
製品への投資後には、これらの課題が解決され、全体的な生産性とパフォーマンスの向上が見られたとのことです。定量的なメリットとしては、アナリティクスから得られるインサイトを市場に投入するまでの時間の短縮、モデル構築とそのテスト時の業務効率の向上、オンプレミスの分析インフラの廃止によるコスト削減などが挙げられています。回答者たちは、3年の間に得られたこれらの成果のうち、数値化可能なものは、リスク調整済み総現在価値での評価を確認し、そこに数値化できないその他のメリットを加えて考え、この投資が組織の意思決定の改善と全体的な成功に重要な役割を果たしていると結論付けています。
SASのエグゼクティブ・バイスプレジデント兼最高情報責任者であるジェイ・アップチャーチ(Jay Upchurch)は次のように述べています。「現在、多くの企業が、データから意思決定までの過程で、さまざまな課題と遭遇しています。Microsoftとの戦略パートナーシップの目的は、このプロセスを簡略化し、意思決定の信頼性を向上させ、イノベーションを加速させることにあります。今回の調査は、両社が協力してこの目的を果たし、コストの削減、成果達成までの時間の短縮、データサイエンティストやアナリストの生産性向上などが実現されたことを示しています。これは、すべての企業にとって計り知れない価値となるでしょう」
SASとMicrosoftは、2020年に戦略パートナーシップ締結を発表しています。それ以来、お客様のクラウド移行と先進化のニーズに対して、新たな方法を提供し続けています。
- 例えば、ストリーミングIoTデータに高度なアナリティクスを組み合わせて、コロナ・ワクチン接種率の維持と効果確認に活用したり(https://www.sas.com/en_us/customers/north-carolina-collaboratory.html)、リアルタイム・アナリティクス(https://www.sas.com/en_us/customers/telenor.html)を使った迅速かつパーソナライズされたカスタマー・サービスの実現を図ったりするなどの非常に複雑な事例で、お客様はSAS Viya on Azureを使って、それぞれの課題に対応しています。
- 両社は、Microsoft Cloud for Retailの一部となっているSAS Cloud for Intelligent Planning(https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2022/january/sas-helps-retailers-consumer-goods-manufacturers-anticipate-shipping-disruptions-shopper-demand.html)や、Microsoft Cloud for Manufacturing向けのSAS for Improved Manufacturing Quality(https://www.sas.com/en_us/solutions/cloud/microsoft-azure/solution/improve-manufacturing-quality.html)のような、特定業界向けの新しいソリューションも提供を開始しています。これらの強力なソリューションは、今日のリーダー企業が変化を続ける市場において、対応力を維持し、リーダーであり続けることに貢献しています。
- SAS Viya on Azure(https://www.sas.com/en_us/solutions/cloud/microsoft-azure/viya-integration.html)には、リアルタイム・インサイト実現のためのSAS Event Stream Processing、Azure IoT EdgeとAzure IoT Hub、エンタープライズの意思決定を強化するSAS Intelligent Decisioning with Power Automate、組織横断的AIモデルの活用をより円滑に進めるためのSAS Model Manager with Azure Machine Learningなどが含まれます。
両社のパートナーシップ継続によるメリットには、SAS Model ManagerとAzure Machine Learning、SAS Intelligent DecisioningとPower AppsおよびPower Automate、また、Azure Synapse Analyticsでデータベース内モデルを評価する機能が含まれていますが、TEI調査から、それら機能連携結果がお客様に好意的に受け止められていることも判明しました。
MicrosoftのグローバルISVコマーシャル・ソリューション担当バイスプレジデントであるアルバロ・セリス(Alvaro Celis)氏は次のように述べています。「SAS Viya on Azureは、優れたインサイトをより少ない時間、コスト、複雑さでお客様に提供し、成果の実現までのスピードを加速させます。私たちのお客様も、イノベーションの推進に関わる重要なアナリティクスの課題にも、このソリューション連携で対応できるようになりました」
SAS Viya on Azureの詳細とTEI調査の内容については、Forresterより講演者を招いて実施されたSASとMicrosoftのジョイント・ウェビナー(https://www.sas.com/en_us/webinars/driving-204-percent-roi.html)(オンデマンド・英語)で紹介されています。SASとMicrosoftの戦略的パートナーシップの詳細については、https://www.sas.com/ja_jp/solutions/cloud/microsoft-azure.html をご覧ください。
*2022年5月10日に米国SAS Institute Inc.より発表されたプレスリリース(https://www.sas.com/en_us/news/press-releases/2022/may/sas-viya-on-microsoft-azure-can-deliver-204--return-on-investmen.html)の抄訳です。
本原稿はSAS本社プレスリリースの原稿を抄訳したものです。本記事の正式言語は英語であり、その内容および解釈については英語を優先します。
SASについて
SASは、アナリティクスのリーディング・カンパニーです。SASは、革新的なソフトウェアとサービスを通じて、世界中の顧客に対し、データをインテリジェンスに変換するためのパワーとインスピレーションを届けています。SASは「The Power to Know®(知る力)」をお届けします。
*SASとその他の製品は米国とその他の国における米国SAS Institute Inc.の商標または登録商標です。その他の会社名ならびに製品名は、各社の商標または登録商標です。