エコラボ、非加熱機器表面の低温CIP洗浄プログラム「アドバンティス CRプログラム」の提供を開始
低温洗浄の導入により、食品工場におけるエネルギー使用量・CO2排出量の大幅削減に寄与
衛生管理の世界的リーディングカンパニーであるエコラボの日本法人、エコラボ合同会社（本社：東京都中央区、代表：下元 紳志）は、非加熱機器表面向けの低温CIP洗浄プログラム「アドバンティス CRプログラム」の提供を開始しました。脱炭素化社会において、食品工場でのエネルギー使用量削減は急務
近年、企業を取り巻く環境は大きく変化し、その一つとして脱炭素化が挙げられます。気候変動リスクの情報開示（TCFD）義務化のプレッシャーやサプライヤーエンゲージメントの評価、また昨今の電気・ガス料金の高騰なども複合的に影響し、より具体的な成果を伴うアクションが求められる中、食品工場におけるエネルギーコスト対策は喫緊の課題となっています。
今回、エコラボが提供を開始する非加熱機器表面向けの低温CIP洗浄プログラム「アドバンティス CRプログラム」は、非加熱機器表面に対しての洗浄を低温化することで、CIP（定置洗浄）にかかるエネルギーコストや、それに起因するCO2排出量を大幅に削減し、食品工場の脱炭素化を促進することが可能です。
【特長】
- 非加熱機器表面向けの低温CIP洗浄プログラム
- アルカリ洗浄剤「アドバンティス CR30」と添加剤「アドバンティス CR アクチベーター」の2液から成る洗浄プログラムで、洗浄温度を43-45℃に低温化します。 - 低温洗浄によるエネルギー使用量削減効果
- 従来熱をかけることで発生していたエネルギー使用量、CO2排出量の削減ができます。さらに昇温時間の短縮、装置の消耗を低減、従業員の火傷などの安全性リスクを低減することができます。 - 洗浄温度を下げても高い洗浄力を発揮
- 一般的なCIP（洗浄温度60-80℃）と比較した場合、洗浄温度は下げながらも、2つの洗浄剤の反応によって生じる、酸素の発泡による物理作用と酸化力で高い洗浄力を発揮します。 - CIPのタイプを選ばない幅広い活用が可能
- シングルユース／リユースいずれのCIPにも適用可能です。
- アルカリ洗浄剤「アドバンティス CR30」は、「アドバンティス CRプログラム」での使用以外にも、加熱部を含む工場全域のCIPに使用可能です。
- 国内乳製品生産工場（リユースCIP 乳受け入れ１ライン）において、プログラム導入後、蒸気使用にかかる費用として年間50万円、21t相当のCO2排出量を削減、エネルギー使用量・CO2排出量の45%削減を実現
- 国内乳製品生産工場（シングルユースCIP ミックスライン１ライン）において、プログラム導入後、蒸気使用にかかる費用として年間194万円、61t相当のCO2排出量を削減、エネルギー使用量・CO2排出量の63%削減を実現
「アドバンティス CRプログラム」を導入することで、食品工場のCIP洗浄にかかるエネルギーコストや、CO2排出量の削減に寄与し、脱炭素化を促進することが可能です。
※削減効果は工場の規模や設備によって異なります。シングルユースCIPの場合は約60%、リユースCIPの場合は約40%の使用エネルギー削減が期待できます。
エコラボでは、今後も革新的な製品の開発・提供を通じ、企業や社会の持続可能な目標達成をサポートしてまいります。
本製品に関するお問い合わせ
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エコラボについて
エコラボは、水、衛生、感染防止のソリューションとサービスのグローバルリーダーです。300万カ所に及ぶお客さまの現場で信頼されるパートナーとして、人々と地球、ビジネスの健全性を守る取り組みを支援します。世界170カ国以上の食品、ヘルスケア、ホスピタリティ、産業分野のお客さまに、科学に基づくソリューション、データ活用によるインサイト、世界レベルのサービスの提供を通じて、食品安全の促進、清潔で安全な環境の維持、水・エネルギー使用の最適化、オペレーション効率とサステナビリティの向上を実現します。年間の売上高は130億ドル、従業員数は約47,000人です。
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