エコラボ、食品工場向けAI活用デジタルソリューション「CIP IQ」をリリース

CIP工程の見える化で安全・品質・効率を改善、食品工場の課題解決に寄与

水、食品安全、公衆衛生のソリューションとサービスにおける世界的リーディングカンパニー・エコラボの日本法人、エコラボ合同会社(本社:東京都中央区、代表:下元 紳志)は、2025年10月からグローバルに展開されている食品工場向けAI活用デジタルソリューション「CIP IQ」の国内提供を開始しました。

食品工場のCIP最適化がもたらす、次世代の生産革新
食品工場では、安全・品質、生産効率、収益性、環境配慮といった重要課題を同時に満たすことが求められています。その基盤となるのが、製造設備を洗浄するCIP(Cleaning In Place)です。CIPはすべての製品に影響する工程であり、かつ膨大なユーティリティーコスト(水・エネルギー)を消費する部分でありながら、最適化が後回しになりがちな領域です。
多くの工場では「問題なく洗浄できている」と認識しているものの、実際には設定通りに完了していない事例も少なくありません。これは、CIPが温度、濃度、時間、流量といった要素が複雑に関係し、わずかな変動が品質やコストに影響を及ぼすためです。しかし、現状では現場での確認作業は断続的であるため、洗浄不足によるリスクや洗浄剤の過剰供給・洗浄時間の超過といったムダが見逃されやすい状況にあります。

食品工場向けAI活用デジタルソリューション「CIP IQ」
課題解決の鍵は、すべてのCIP工程を常時“見える化”することです。24時間365日監視し、変動を把握し、改善の優先度を提示する仕組みがあれば、CIPの品質工場・効率化・コスト削減を短時間で数多く推進できます。
このようなニーズに応えるため、従来の「3DT CIP」にAIを搭載し、進化させたデジタルソリューションが「CIP IQ」です。CIP IQはCIPデータを収集し、全ての洗浄記録を自動保存します。さらに、エコラボのCIPアナリストとAIが過去のデータと最新結果を照合し、潜在的な課題を的確に指摘します。これにより改善点が明確になり、改善件数とスピードの飛躍的な向上が可能となります。
CIPの最適化は、食品工場の競争力を高めるうえで重要な経営戦略です。「CIP IQ」はその実現を強力に支援します。


【主な機能】※一例
  • 全CIP情報の記録Web表示
  • コスト削減・最適化機会の発見
  • CIP品質の向上と維持
  • CIPの解析・分析
  • CIPに使用される消費材の使用量・コストの算出
  • CIP改善件数の飛躍的な増加とスピードアップ
  • バルクタンク残量モニタリング
  • 設定条件から逸脱した際のメール通知
  • 複数工場における比較
「CIP IQ」導入による改善ステップ
  1. CIP現状分析
    ・CIPの時間、温度、濃度、流量、コストについて、洗浄が設定通りに行われなかった場合に通知を発信
    ・設定から逸脱したCIPについて要因を特定
    ・改善方法の策定
  2. CIP標準化
    ・バラツキの要因を改善しCIPの標準化を図る
    ・通知の発生回数から改善効果を確認
    ・ユーティリティー使用量の削減効果および時間短縮効果を検証
  3. CIP最適化
    ・さらなる改善のためのCIP最適化を実施
    ・CIPプログラムの見直し
    ・洗浄方法・洗浄頻度・洗浄剤の最適化を検討・実行
  4. 標準化と最適化を持続し、継続的な改善サイクルを確立
<ケーススタディ>
事例1:導電率計交換後の設定ミスの発見(機器故障予兆監視)
急激なアルカリ洗浄剤使用量増を発見し、お客さまに確認したところ、電気伝導時計を交換したという情報を得た。電気伝導時計の設定が間違っていたことを指摘し、適切な設定に修正いただいた結果、アルカリ洗浄剤の使用量は元の水準に戻った。
モニタリングがなければ約380万円/年のアルカリ洗浄剤を過剰使用する可能性がある。

事例2:温度センサー不具合の早期発見(機器故障予兆監視)
サプライ温度が、一度だけ330℃と異常値を示したことを確認。継続的にモニタリングを続けた結果、約2カ月後に330℃の以上表示が頻発したため、センサーの故障と判断した。事前に兆候を把握できていたことで、お客さまは温度センサーの早期交換が可能となった。

事例3:「CIP IQ」導入による節水効果
「CIP IQ」で特定した節水機会のみで、工場の目標数値を上回る節水を実現。節水目標を達成した。

今後の展望
CIP IQは、今後もさまざまな製造環境に対応するため、追加モジュールにより段階的に機能拡張を進めていきます。現在、洗浄プロセス全体をリアルタイムで包括的に最適化する新機能を準備中であり、その一環として新しい洗浄モジュールの適用範囲拡大も視野に入れています。

エコラボ「CIP IQ」
https://ja-jp.ecolab.com/offerings/ecolab-cip-iq

本件に関するお問い合わせ
フード&ビバレッジ事業部
電話:03-4236-6824(受付時間 9:00-17:00)
メール:Japan-FB@ecolab.com



エコラボについて
エコラボは、水、衛生、感染予防のソリューションとサービスを提供する世界的サステナビリティリーダーです。数百万に及ぶお客さまの信頼されるパートナーとして、人々と大切な資源を守ります。100年以上にわたるイノベーションを基盤に、年間160億ドルの売上高、約48,000人の従業員を有し、世界170カ国以上で事業を展開しています。エコラボは、科学に基づく包括的ソリューション、データ活用によるインサイト、世界レベルのサービスの提供を通じて、食品安全の促進、清潔で安全な環境の維持、水・エネルギー使用の最適化を実現します。エコラボの革新的なソリューションは、食品、ヘルスケア、ハイテク、ライフサイエンス、ホスピタリティ、産業分野におけるお客さまのオペレーション効率とサステナビリティを向上します。詳しくは www.ecolab.com をご覧ください。

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この企業の情報

組織名
エコラボ合同会社
ホームページ
https://www.ecolab.com/
代表者
下元 紳志
資本金
28,450 万円
上場
非上場
所在地
〒104-6137 東京都中央区晴海1-8-11晴海トリトンスクエアY棟
連絡先
03-4236-6700

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