蓄電池分野における新規事業の共同検討に関する覚書の締結について~ウエストホールディングスとの業務提携の拡大~
再生可能エネルギー(以下「再エネ」)の導入が加速する中、再エネの出力変動を補完できる蓄電池の重要性が大きくなっています。蓄電池を電力系統に接続すると、系統の電力が余った時には蓄電し、不足した時には放電できるため、電力系統の安定化が可能となります。また、太陽光発電所などに蓄電池を併設し、発電された再エネの充放電を行うことで出力変動を緩和する再エネ併設型蓄電池も注目されています。
大阪ガスとウエストHDは、2020年3月に再エネ分野における新規事業の共同検討に関する基本覚書を締結し、大阪ガスの電力ビジネスにおける事業基盤とウエストHDの太陽光案件の開発力を組み合わせた事業展開を行ってきました。本年4月には新設非FIT太陽光発電所の開発など幅広い電力ビジネスにおける資本業務提携に関する契約を締結し、九州旅客鉄道株式会社が保有する遊休地を活用した太陽光発電所の共同開発事業*2など具体的な取り組みを進めています。
このたび両者は、業務提携を拡大し、蓄電池ビジネスの検討を加速させるため、系統用蓄電池および再エネ併設型蓄電池事業の共同検討について合意しました。ウエストHDが太陽光開発のプラットフォームを活かして蓄電設備を設置し、大阪ガスが蓄電設備を複数の電力市場で取引する運用を行い、電力系統の安定化に貢献することを目指します。
両者はこれまでの関係をより一層強化し、お客さまの課題を解決するとともに、社会課題であるカーボンニュートラル社会の実現に取り組んでまいります。
*1:2022年4月26日に発表。
https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2022/1306118_49634.html
*2:2022年7月29日に発表。
https://www.osakagas.co.jp/company/press/pr2022/1308500_49634.html