CES 2023:ボッシュ、よりスマートで安全な未来のための ハイテクソリューションを展示
ボッシュのブース:Central Hall、#16115
- CES 2023 イノベーションアワード®:ボッシュのソリューションが4部門で受賞
- 未来のモビリティを推進:安全性を高めてストレスを軽減
- 日常生活を向上させるスマートなセンサーとソリューション
CES 2023イノベーションアワードを受賞:際立つボッシュのソリューション
CES 2023に先立ち、4つのボッシュ製品がCESイノベーションアワードに輝きました。さらに、「ベスト・オブ・イノベーションアワード」受賞製品がイベントで発表される予定です。CESイノベーションアワードは、米民生技術協会(CTA、Consumer Technology Association)®が28部門におよぶ消費者向けの技術製品カテゴリーで毎年表彰しています。
CES 2023に先立ち発表されたボッシュの受賞製品は、ホームオーディオ/ビデオコンポーネント&アクセサリー、サイバーセキュリティ&パーソナルプライバシーのカテゴリーに加え、車両技術&先進モビリティやストリーミング、車載エンターテインメント&安全性などのモビリティに焦点を当てたカテゴリーに属します。
本格的なプロ用オーディオ性能 – バッテリー式の利便性: Electro-Voice初のバッテリー搭載式全天候型スピーカー「EVERSE 8」は、持ち運び可能かつワイヤレスのオーディオ体験を提供します。オールインワンPAシステムのデザインコンセプトが、幅広いユーザーに本物のプロ用オーディオパフォーマンスを提供します。ミュージシャン、DJ、フィットネス/アクティビティインストラクターなど、プロからアマチュア、レクリエーションユーザーに至るまで、誰もがEVERSE 8の優れた音質やライブ演奏での使いやすさ、明瞭なボーカル、そしてオーディオ再生を楽しむことができます。
AIセキュリティソリューション: ソフトウェアソリューションのAIShieldは、クラウドベースのソリューションを含め、新たなセキュリティの脅威に直面しているAIベースの医療機器を保護し、脆弱性分析とエンドポイント保護を提供します。このソリューションは、患者の安全と規制順守の管理を支援し、医療技術企業の持続可能な事業成長を可能にします。
乗員の安全性と走行快適性の向上: 車両用のオフセット衝突検知システムは、さまざまなセンサーデータと新しいソフトウェアアルゴリズムを用いて、車線変更、合流、交差点横断時によく発生する、これまで検知されなかった衝突シナリオを追加検知します。検知ゾーンが増えることで、エアバッグや安全拘束装置をタイムリーに作動させることができます。起動アルゴリズムの強化により、自動車メーカーは既存のセンサー構成を使用できるためハードウェアの変更は必要ありません。
センサードリブン型ダイナミクス: ビークルダイナミクスコントロール2.0は、ブレーキ、ステアリング、パワートレイン、サスペンションなど、異なる車両領域のアクチュエーターの能力を最大限に活用する、革新的でスマートな制御コンセプトです。この機能はビークルダイナミクスセンサーからの情報に基づいて車両の挙動を予測し、先を見越して介入します。その結果、ドライバーは車両を完全にコントロールしながら優れた安全性、俊敏性、快適性を特徴とする、自然なドライビングエクスペリエンスを得られます。ビークルダイナミクスコントロール2.0は、ブレーキシステムやドメイン、ゾーン、セントラルコントロールユニットに柔軟に展開できます。
ソフトウェアベースのソリューションで未来のモビリティを推進
ボッシュはイノベーションアワードの受賞製品に加え、ほかにも多くのソリューションをCES 2023で発表します。
インフォテインメントおよび先進運転支援(ADAS)機能をたった1台の車載コンピューターで実行: ボッシュは将来の車両システムの複雑性を管理するために、より集約化されたE/Eアーキテクチャへの道を切り開いています。将来的には、ごく少数の非常に強力な車載コンピューターが、複数の車両機能を実行するようになります。次世代インフォメーションドメインコンピューター(IDC)は、インフォテインメント領域の機能だけでなく、駐車支援やサラウンド ビュー機能などのADAS機能を統合します。
ソフトウエア・ディファインド・ビークル(SDV)の実現: モビリティは根本的な変化を遂げており、ソフトウェアが主役となっています。ロバート・ボッシュGmbHの子会社であるETASは、完全にプログラム可能なソフトウエア・ディファインド・ビークルのビジョンを実現し、ソフトウェア中心の機能開発において自動車メーカーを支援するために、高度に統合されたエンドツーエンドのソフトウエア・ディファインド・ビークルプラットフォームとツーリングエコシステムを提供します。これにより、迅速なデータドリブン型の開発と自動車用ソフトウェアの、安全で確実な運用が可能になります。
レベル4自動運転向けの長距離LiDAR: LiDARセンサーは、安全で信頼性の高い自動運転(SAEレベル4)を公道で実現するために必要な主要コンポーネントのひとつです。LiDARはレーダーやビデオセンサーと共に、車両周囲360度の冗長性のある認識、検知や位置特定を実現するために不可欠です。ボッシュはCES 2023において長距離LiDARセンサーの性能を実演します。このセンサーは、量産用に設計されており、優れた解像度と長い検知距離を提供して、市街地、郊外、そして高速道路での事態における重大なユースケースに対応します。
車室内モニタリングシステム: 車室内モニタリングは、全乗員の安全性、快適性、利便性を向上します。ボッシュはカメラベースのドライバーモニタリングシステムと乗員モニタリングシステムを提供しており、現在はキャビンセンシングレーダーで製品ポートフォリオを拡大しています。このシステムは、法規制や新車アセスメントプログラム(NCAP)などの消費者テストの要求に応じて、ドライバーの注意散漫や眠気の兆候に加え、子供が車内に置き去りにされていないかどうかを検知できます。センサーフュージョンは乗員の存在検知などの機能の堅牢性を高めると同時に、ドライバーの健康状態の感知などの新しい機能を可能にします。
効率的なeAxleシステムとパワーエレクトロニクス: ボッシュのeAxleシステムは電気自動車向けのコンパクトでコストパフォーマンスの高いパワートレインソリューションです。このeAxleは、メインのパワートレインとしても、そしてさらなるブーストとパフォーマンスを提供するサブパワートレインとしても、あらゆる車両セグメントに対応できる柔軟性に富んだ魅力的なソリューションです。パワーエレクトロニクスはeAxleシステムの重要な部分です。単体のSiC(シリコンカーバイド)半導体から、冷却器付きもしくは無しのパワーモジュール、さらには最大99%の効率を達成するインバーターまで、様々な形態で提供できます。ボッシュはあらゆる統合レベルを提供するとともに、SiC半導体の自社生産によってお客様の要望に対応することができます。
充電の利便性向上とコストの最適化: ボッシュのコンビニエンスチャージングは、電気自動車のドライバーをサポートします。充電ポイントを個別に推奨するルートプランニング、継続的にアップデートされる正確な航続距離予測、簡単な支払方法による世界中の公共充電ネットワークの利用、最適なコストでの自宅充電などの機能を提供します。
新しい可能性とさらなる柔軟性: ボッシュは2021年に導入したeBike用スマートシステムを、新製品で拡張します。このスマートシステムはeBikeの未来を指し示すもので、相互接続された高品質のコンポーネントとOTAアップデートによって継続的に強化できる実用的な機能を兼ね備えています。ハイライトのひとつが、新しいeBike用 ABS(アンチロック ブレーキ システム)です。ボッシュのeBike ABSは、カーゴバイクで街中を巡る場合でも、マウンテンバイクで難易度の高いトレイルに挑む場合でも、さまざまなタイプのeBikeの要件を満たすように設計されているため、より効果的に事故を減らすことができます。他にも機能を絞り込んだコントロールユニットのMini RemoteやSystem Controller、追加の盗難防止対策となるeBike Alarmなどのデジタルサービスも、eBikeスマートシステムを構成する新製品です。
日常生活を向上させるスマートなセンサーとソリューション
CES 2023のコネクテッドリビングの分野では、ロバート・ボッシュGmbHの子会社であるボッシュセンサーテックから、多くの民生用電子機器に搭載されているセンサーベースの最新ソリューションや、家電製品における革新的な技術を紹介します。
高性能地磁気センサー – デジタルパスファインダー: 地磁気センサーはポータブルデバイスのコンパスのように機能し、地球の磁場に対する方位を正確に測定することでGPS信号が利用できない場所での測位精度を向上させ、ナビゲーション情報以上のものを提供することができます。ボッシュセンサーテックの地磁気センサーは、頭の向きを検出することで3Dオーディオによるパーソナライズされたサウンド体験を可能にしたり、AR/VRにおけるピクセル遅延を低減したりすることで、ユーザーエクスペリエンスの向上と3D酔いの回避を実現するなど、幅広い新たなユースケースを可能にします。
堅牢な大気圧センサー – 過酷な環境に対応: 大気圧センサーはフィットネストラッキングウェアラブル端末やその他のアプリケーションにおいて、高度を正確に測定するための重要なコンポーネントです。ボッシュは可能性の限界を押し広げ続けており、どんな過酷な環境条件にも耐えることができる新しい大気圧センサーをCES 2023で披露します。たとえば、水泳用のウェアラブル端末のように、水中や過酷な環境で使用することができます。このセンサーはわずか数センチメートルの高度変化を測定し、個々の懸垂や腕立て伏せのレベルに至るまでフィットネストレーニングの動きを検知できます。
デジタルフィットネスコーチを超える小型のAIセンサーシステム: 自己学習型AIを備えたプログラム可能なセンサーシステムは、ジャイロスコープと加速度計を組み合わせてフルカスタマイズを可能にします。このセンサーは、パーソナライズされたワークアウトや、水泳中のストロークを識別する専用の水泳トラッキングソフトウェアなど、さまざまなフィットネストラッキングアプリケーションに適したソフトウェアを備えています。内蔵されたセンサーフュージョンライブラリが、頭の向きに応じた3Dオーディオによるパーソナライズされたサウンドエクスペリエンスや簡単なジェスチャー認識を可能にします。さらに、GPS信号が数分間途切れた場合でも、ユーザーが目的地に到達できるようにするアルゴリズムも搭載しています。
空気質センサー: ボッシュはCES 2023で、世界最小の粒子状物質空気質センサーを発表します。現代人は一般的におよそ90%の時間を屋内で過ごしていますが、世界の多くの地域では屋内の空気は屋外環境の3倍から5倍も汚染されていると言われています。この汚染の主な原因は、PM2.5粒子状物質と呼ばれる2.5μm未満の固体と液体粒子の細かい粉塵です。このような粒子状物質は、吸入されて肺に入ると深刻な健康問題を引き起こす可能性があります。新しい空気質センサーは空気中の粒子状物質濃度レベルに関するタイムリーで正確、かつ実用的な情報を提供し、室内汚染の特定と対処を可能にし、ウェルビーイングの向上と健康増進に貢献します。
インテリジェントオーブン – 最小限の手間で健康的な食事: ボッシュのソリューションは、より健康的な食事を作る優れた方法です。スチームファンクションプラスオーブンを使えば、特定の食品をより速く、栄養素を維持したまま調理することができます。最高120度の蒸気と熱風を巧みに組み合わせることで、ジャガイモ、ニンジン、レンズ豆、豆類などの食品を、従来のスチーム調理よりも最大で35%も速く調理できます。また、見た目や多量/微量栄養素、硬さも保ちます。また、エアフライは熱風とわずかな油を使用してカリッとした食感を実現する人気の調理法ですが、通常、専用の家電製品を買う必要があり、それを保管するのに十分なスペースがすべてのキッチンにあるとは限りません。しかし、ボッシュの新しいSeries 8オーブンはエアフライ(ノンフライ)加熱モードが標準装備されています。
報道用画像:#6c7870d3, #51854dd6, #4fdb94a2, #e4ac034b, #daa2123f, #830c47bc, #ff79ac82, #8570688c
【CES 2023 プレスカンファレンスについて】
■日時:2023年1月4日(水)8:00~8:45 a.m.(太平洋標準時)
■場所:Ballroom F、Mandalay Bay Hotel、
Las Vegas South Convention Center、Level 2
■配信:ボッシュ メディア サービスでライブ配信
(https://www.bosch-presse.de/pressportal/de/en/ces-2023-livestream.html)
【ボッシュブースのご案内】
■出展期間:2023年1月5日(木)~8日(日)
■出展場所:Central Hall、ブース#16115
【体験ブースのご案内】
■出展期間:2023年1月5日(木)~8日(日)
■出展場所:LVCC、Central Hall、Central Plaza
■出展内容:ライブドライビングエクスペリエンス:デジタルコックピットテクノロジーおよび先進運転支援システムドメインの融合
CES 2023におけるボッシュのハイライトをTwitterでご紹介:#BoschCES
【パネルディスカッションのご案内】
■日時:2023年1月5日(木)10:00 a.m. (太平洋標準時)
■出展場所:Las Vegas Convention Center West / W216-218
■内容:「AIを搭載したロボットによる産業変革」
ボッシュのAIチーフサイエンティストZico Kolterとのセッション
報道関係対応窓口:
Bosch at CES: Irina Ananyeva, +49 152 597-53284
Tim Wieland, +1 248 410-0288, Trix Böhne +49 173 523-9774
Connected mobility, software, sensors mobility:
Athanassios Kaliudis, +49 152 086-51292
Smart living, sensors consumer goods: Dörthe Warnk, +49 172 153-8714
Automated mobility: Jennifer Kallweit, +49 152 346-63461
AI, Tech Compass: Christiane Wild-Raidt, +49 152 229-78802
Internet of things, sustainability: Inga Ehret, +49 172 324-2636
Twitter: @BoschPress